こんにちは。
カウンセリングサービスの吉村ひろえです。
沼田みえ子カウンセラー、やなぎあこカウンセラーと共に『大人の恋愛術』を担当させていただきます。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
【パートナーシップは異性の親との関係が大きく影響する】
心理学ではこのような見方をすることが多くあります。
たとえば女性だと、お父さんとの関係が色濃くパートナーとの間に再現されることがありますし、男性だとお母さんへの心情をパートナーの女性に投影したり。
とはいえ、もちろん異性の親だけではなく同性の親の影響も大いに受けています。
そりゃそうですよね。
両親から受け継ぐ遺伝子はもちろん、ほとんどの場合は約20年くらいはひとつ屋根の下で共に生活し育ててもらうわけですから影響を受けないわけがない、といえます。
そして、その中で両親に”どう感じたか”ということが心に大きな作用をもたらすことがあります。
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たとえば、結婚3年目のA子さん。(よく伺うケースで特定の方のお話しではありません)
新婚当初は夫ととても仲良くいい感じで過ごしていたけれど、ここ半年ほどは些細なことでケンカになってしまう。
夫曰く「細かいことを指示、指図しないでほしい」「全く信頼されている気がしない」とのこと。
A子さんとしては指示や指図しているつもりはなく「間違ったことは言っていないしふたりで心地よく過ごしたい、私たちの将来のことも考えて準備しておきたいから ”こうしましょう” と言ってるだけ」という認識。
よくよくお話しを伺ってゆくと、A子さんはご主人に
・洗面台の水を勢いよく出すと飛び散るから水は静かに出すこと
・脱いだ靴下は即、洗濯籠に入れること
・テレビ見てそのままソファで寝ずにベッドで寝ること
などの日常で気をつけてほしいことや
・将来のために月々10万円は積み立てをしたい
・昇進試験は積極的に受けてほしい
など将来のための話しをするのは当たり前のことなのに、不機嫌になられるのは納得がいかずケンカになってしまう、と話してくださったりします。
結婚は幸せで希望にあふれたものでもありますが、全く違う生活環境で育ってきたふたりが共に暮らしてゆくわけですから、細かな違いは出てきてぶつかることもあっても不思議ではないですよね。
けれどA子さんにしてみたら ”ふたりの家庭を円満にするため” の愛情のつもりだけれどご主人からすると「口うるさい母親のよう」に映っている、ということは少なくありません。
そんなとき、A子さんのお母さんについて伺うと
・過干渉で心配症な母だった
・コントロールされているようで窮屈だった
・感情的でヒステリックな面が嫌いだった
なんていうお話しをされながら
「あれ?
なんか、私が母に思っていたことを夫が私に思ってる?!」
と、ハタと気づかれることがあるのですね。
お母さんにウンザリ嫌気を差していたとしても無意識のうちに親をコピーしていることはよくあります。
「えー、今でも母のことは苦手なんです!
その母と自分が同じとは」
とおっしゃられる方も少なくはないのですが、じゃぁ、どうすればよいのだ?ですよね。
A子さんにとってお母さんは”支配的でウザい人”で”今でも苦手”なわけですが、「お母さんの関り方はしんどかったけど、アレもお母さんなりの愛情だったのだ」と捉え直すことです。
私が求めていた愛し方をお母さんはしてくれなかったけれど、お母さんに愛がなかったわけではない、ということを認め受け容れます。
「あなたのためを思って言っているのよ」
というのはお母さんは本気で思っているし、それくらい子どもをコントロールしないと不安材料の多い時代や環境で生きてきたお母さんだから、娘に投影が働いているという推測も成り立ちます。
それはお母さんなりの愛で、お母さんはその愛し方しか知らなかったのかもしれません。
「いつも私を想ってくれてありがとう。でも、私は幸せにやっているから大丈夫だよ」
お母さんの愛を受け取りつつも信頼して見守ってね、という姿勢で心の中でお母さんと向き合ってみるのはおススメです。
お母さんの心情を理解しながら適切な距離を取ることで、自分自身を理解し(潜在意識や無意識層にあるもの)、夫との母と子のような関係性を夫婦の関係に取り戻すことになります。
自分の愛が相手に上手く伝わらないとしたら、悲しいですし無力感や無価値感を感じるかと思います。
私たちは愛されないことよりも、自分の愛を受け取ってもらえないことに傷つきます。
もしも今、「私の愛を受け取ってもらえてないな」と感じているとしたら、親からの愛を受け取ってみることにチャレンジしてみてくださいね。
この記事がお役に立てれば幸いです。
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