みなさん、こんにちは。
カウンセリングサービスの帆南尚美です。


毎週火曜日の『モテオーラ養成講座』は、服部希美町村ゆき三好成子、わたくし帆南尚美が担当しております。

★★★

彼ときちんと話したいことがあるのに、なぜか彼が話し合いに応じてくれないなんてことがありませんか?



話し合おうと言っても、のらりくらり。

 

現状の問題を話し合って解決したいと思っているのに、いったいどういうつもり?

 

今日は、そんなふうに彼が話し合いに応じてくれず腹が立つときの心理と対処法をご紹介します。

 

彼が話し合いに応じてくれず腹が立つ心理的な理由

 

彼が話し合いに応じてくれずに腹が立つとき、その心理的な理由として代表的なものは、彼に愛されていないかもしれない疑いといえます。

 

彼との間で解決したい問題があるときに、

 

「こんな問題があって、こんなふうに感じていて、こう思うんだけど、あなたはどう思う?」

 

などと話したいと思っていても、彼がその話し合いに応じようとしないとしたら。

 

彼は問題を抱えている私を、どうでもいいと思っているのではないか、

 

つまり彼は私のことを、本当は大切に思っていないのではないか、私を愛していないのではないか、という疑いを感じてしまうと考えられるのです。

 

もっと大切にしてもらいたいという思い

 

もっと大切にしてもらいたいという思いは、どんな人間関係でも感じることがありますが、特に彼氏など距離感の近い人には、そう感じることがよくあるものですよね。

 

心にはある特徴があって、自分の心の中の感情や経験、過去に出会った人などを、心の外の目に見えるもの、たとえば目の前の相手などに映し出す「投影」と呼ばれるしくみがあります。

 

これによると、たとえば、自分が相手にやるべきことをやっていないと、あたかも相手がやっていないように感じ、自分が手を抜いていることがあると、あたかも相手が手を抜いているように感じるというのですね。

 

なんだか腹立たしく感じるかもしれませんけど、どうやら心とは、そういうものらしいのです。

 

 
「それは話し合いじゃない」と言われた話
 

ちょっとここで、私の個人的な話なのですが、

 

私は結婚してからというもの、家事をやらない夫に不満を感じていまして、普段は我慢しつつも、ときどきもう我慢がならないと思うと、夫に話し合いの時間を作ってもらっていました。

 

ところが、いつからか、話し合いをしたいと言っても夫は顔をそらし、とても嫌そうな顔をし、逃げる気満々な様子なのです。

 

その様子にまた私はイラッとし、二人の問題なのに、なぜ話し合いに積極的にならないのかと不満たらたらでした。

 

「なんで話し合ってくれないのよ!」私が怒りと悔し涙で何度も夫に訴えると、とうとう夫はこう言ったのです。

 

「だって、君のは話し合いじゃないじゃないか。」

 

「は?これは話し合いよ!話し合いじゃなくて何だっていうのよ!

 

私が噛みつくと、夫はこう返してきたのです。

 

「君は僕の意見なんて聞かないでしょ。君は僕に文句を言って、君の意見を押しつけるだけじゃないか。」

 

「そんなことないわよ。

ちゃんとあなたの意見を聞いてるでしょ。」

 

私が言うと、夫は、こう言ったのです。

 

「じゃあ僕がこうしたい、って言ったら、そうしてくれるの?」

 

 

うぐぐぐ。。

 

私は何も言えなくなりました。

 

夫の言うとおり、私は夫の意見なんて、実は聞く気はさらさらなかったのです。

これまでだって、話し合いという名の弾劾だったことは、薄々気づいていたのです。

私は、私がこうすべきと思うことを、夫にやらせようとしていたんです。

 

夫にとっては、いつも私の命令のようなものを押しつけられるので、そんな「話し合い」は、苦痛でしかなく、避けたいことだったのです。

 

上述の投影のとおり、

彼が私を大切じゃないから話し合いを避けていると思っていたけれど、

私が彼を大切にしていないから、彼は話し合いを避けていたようだったのです。

 

なんてことでしょう。

私は開いた口が塞がりませんでした。

 

あいつが悪いとばかり思っていたのに、私にも非があったなんて。

 

そんなことは信じたくないけど、認めざるを得ないことでした。


押しつけるかわりにできること(対処法)

 

彼が話し合いをしたがらない理由は様々だと思いますが、もしも私がそうだったように、「こうすべき」という思いを押しつけてしまっていたとしたら、

 

その代わりに「お願いする」という方法もあると言われているのですね。

 

命令したり押しつけたりすることは、相手を上からおさえつけるようで、言われたほうも気分よくいられませんが、

 

「お願いする」ことは、対等な大人同士の「依頼」のやりとりといえますから、それほど嫌な気分にはならないのです。

 

もちろん「お願い」しても断られることはあります。依頼というのは、相手に拒否権があるから対等だといえるのでしょう。

 

どうすれば相手が喜んで引き受けてくれるようになるのか、お願いの仕方も工夫次第といえるのかもしれません。


うまくいかない時には、自分が何かを変えるとき

彼が話し合いに応じてくれないなどうまくいかない時には、相手を無理に変えようとせず、自分が何かを変えるときかもしれません。

 

よく「他人を変えることはできないが、自分は変えられる」といいますよね。

 

どうやって自分を変えるのかといえば、そのひとつとして

 

「命令をお願いにする」という例をご紹介させていただきました。

 

パートナーシップの問題は、ひとつ何かをすれば、魔法のようにすべてがうまくいく、ということはあまりないようですが、

 

あなたがひとつ何かを変えると、相手もそれに応じて態度が軟化するなどの変化が感じられることが多く、その積み重ねがふたりの仲をより良くしていくのだと思います。

 

なにかのご参考になりましたら幸いです。

 

(完)
 

心理カウンセラー帆南尚美のブログは、こちらです。

よろしければ、のぞいてみてくださいね。


 

.。o○.。o○帆南尚美の面談カウンセリングo○.。o○.。
 

オンライン(ZOOM)と対面の面談カウンセリングを行っています。
ご予約は、カウンセリング予約センター(06-6190-5131)までお電話ください。
その際に「帆南(ほなみ)の面談を受けたい。」と言っていただくと話がスムーズです。

 

わたくしがご提供しているカウンセリングについては、こちらに詳しくご案内しております。

 

どうぞご確認ください。

帆南尚美の最新の面談カウンセリングスケジュールは、こちらでご覧いただけます。

ご予約お待ちしております!

 

cs_rogo_03
カウンセリング予約センター
TEL: 06-6190-5131
営業時間:12:00~20:30
定休日:月曜・月曜が祝日の場合は翌火曜