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土曜日の恋愛テクニックは「魅力UP術」がテーマの記事をお届けします。小川のりこカウンセラーと1週間ごとに交代で執筆しております。どうぞよろしくお願いします。

 

 

  疑り深く、虚勢を張ってばかりいる彼(1)~心の壁で守ろうとしているものの正体~


今回はタイトル通りの彼(夫)がいったいどんな心理を抱えていて、そんな彼とどんな関わり方をすればもっと楽に幸せな関係になれるのか?をお話ししていきますね。

今から紹介するのは実際の事例ではなく、典型的な事例として私が創作したケースになります。

おつきあいしている彼女からのご相談という仮定で書いてみました。


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彼はとても仕事ができる人。リーダーとして周りから頼られているのでいつも忙しくしています。

だけど、とても警戒心が強く「他人を信頼したら痛い目に合うんだ」というようなことをよく言っています。

誰かに心を許したら、そのうち足を引っ張られて失敗してしまうはず。という不安を常に抱えているようです。

そのくせ人前では自信があるように見せていて、一生懸命に周りに「優秀な人」「いい人」をアピールしているように見えます。

実際、面倒見がよく頼りがいがあり、身内だと感じている人たちへのサポートは惜しみなく力を注いでいるので、彼の周りには人が集まってくるのですが・・・

本当に心を許せる人はいないように感じます。

それはパートナーである私に対しても同じで、いつも本当の彼を見せてくれないのでモヤモヤと悩んでしまうことがしょちゅうあり、

「忙しいから会える時間が限られると言っているけど、どこかに本命の彼女がいて私は浮気相手なのかな?」とか、

「実は結婚していて奥さんと子供がいる家があるんじゃないの?」

などの疑いが止められなくなる時もあり、なかなか不安が無くなりません。

そんなネガティブな気持ちを抱えきれなくて、つい彼にぶつけてしまいケンカになることもあるのですが、彼は私の話を聞くよりも、いかに自分が正しいかを主張してきて、いつも私が間違っていることにされてしまい、一方的に責められて終わります。

そして毎回ケンカの後の彼は一週間くらい音沙汰が無くなり、音信不通になります。

彼は嘘をつくこともよくあって、その度に私は嫌な気持ちになり傷ついてしまいます。

もっと楽に穏やかな気持ちでつきあっていきたいのですが、どんな関わり方をしたらいいのでしょうか?

話し合うにも先ほど言ったように、彼は話し合うことを勝ち負けのように捉えているのでそれも難しいです。

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皆さん読んでみてどんなことを感じたでしょうか?

「まるっきり私の彼と同じだわ」
とか
「元旦那がこんな人だったな」
とか
「こんなメンドクサイ男とは別れた方がよくない?」

などなど、それぞれに色んな思いが出てきたかと思います。



さて、この彼ですがなかなか素直になれない人のようですね。

人を信用できなくて、虚勢を張ってしまい、彼女にすら嘘をついてしまう。

そのくせ「いい人」に思われようとしたり、周りの面倒をみたりと、ちょっと矛盾した部分も見えます。

彼のように、心のままに素直に気持ちを表現できなかったり、強い思い込みやこだわりを持ってしまうのには、ちゃんと心理的な理由があるんです。

それは、彼が抱えている「心の痛み」を守る為の方法だからです。



もし彼の過去に何らかの失敗、挫折、誰かの裏切り、あるいは離婚、失恋や、家族関係の問題など、本当につらい体験によって負った心の痛みがあったとしたら。

そして、その痛みが癒されることなく、ずっと心に残ったまま生きてきたとしたら、彼でなくても「もう二度とあんな痛みを感じたくはない」という思いになるのは無理もない話。

すると、彼の内面の柔らかくて傷つきやすいところにある「心の痛み」を守るための防御壁が必要になるというのは、理解していただけるのではないでしょうか?

まさにこの防御壁が彼女を始めとした、近しい人間関係での「心の壁」になっているのです。

この壁が強固であればあるほど、外側のどんな刺激も働きかけも、彼の内面には何も影響が届かない。ビクともしない安心を感じられるんですね。

防御壁で心を守り、心を開かずにいられれば、二度と傷つくこともない。そんな思いが心の壁を必要としてきたわけです。





彼の心の防御壁はその高さと分厚さの分だけ、彼の抱えている痛みの強さと「二度とあんなつらい思いはしたくない」という不安の大きさを代弁しているようなものだと言えそうです。

頑丈な壁に守られていれば、心は刺激を受けずに済みますし、つらい感情を感じることもありません。

ただ、これは心の壁なので存在する時間が長くなるほど、彼が自分の感情が動くことを制限してしまいます。つまり感情的になりそうな行動を避けるようになっていくんです。

感情を感じる機会が無くなっていけば、だんだん自分の感情が分からなくなってしまいますし、周りからも彼の本当の感情が見えなくなってしまいます。

すると、近しい人との心の交流や気持ちのやりとりができなくなっていくんです。


彼女が「本当の彼が分からない」と感じるのはもっともな話で、彼はパートナーにすら本当の心を壁で隠してしまっているからなんですね。

ケンカの後で音信不通になるのも、彼が本当は彼女を責めたくはなかったのにしてしまった罪悪感に耐えられなくなっているからだと思われます。



しかし、彼からしたら「壁を手放したらまた傷ついてしまう」と思うので、自信のあるフリをしたり、嘘をついたり、正しさを証明しようとしたり、自分を守ろうとばかりしてしまいます。

本来なら「つらい」「苦しい」「寂しい」「本当は自信がない」など、弱さやネガティブな感情を打ち明けて、パートナーに受け止めてもらったり、二人で思いを分かち合うことで、より良い関係に進んでいけるはずなのですが、

でも、それだけは言いたくない!と思ってしまう分だけ、彼は本心とは逆の言葉を言ってしまいますし、素直な気持ちを隠すための行動をとってしまうのです。

そんな彼の言動が、彼女からしたら拒絶に感じたり、疑いにつながってしまうことになるわけです。



彼との関係を良くしていきたい。もっと楽に幸せな恋愛にしていきたいと思うなら、彼の心の奥の傷つきを見てあげる必要があります。

「あなたはとても傷ついてきたんだね。

「本当はとても自信がないんだね」

という部分を見透かしたうえで、どうやって彼の痛みを癒してあげようか?どんな風に愛してあげたら彼が自信をもてるようになるだろう?という眼差しをもてる私になる。というのが最初のテーマになってきます。


ただ、一度や二度の取り組みで彼が大きく変化することはまずありませんし、痛みを見られることに抵抗する場合もあります。

彼との関わりで大切にしたいポイントもいくつかありますので、次回にそのあたりをじっくりと解説していきたいと思います。



※参考記事です↓こちらもどうぞ

 

 

 

 

 

それでは皆さんが健康で、心穏やかに、いい時を過ごされますように。

心理カウンセラー
近藤あきとし


最後までお読みくださいましてありがとうございました。次回の登場は6月15日(です。お楽しみに! 来週は小川のり子カウンセラーが執筆いたします。


 

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ブログを書いた人:心理カウンセラー◆近藤あきとし

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