みなさん、こんにちは。

今月より『モテオーラ養成講座』を担当させていただきますカウンセリングサービス町村ゆきです。

 

よろしくお願いいたします。


毎週火曜日『モテオーラ養成講座』は、

帆南尚美カウンセラー、服部希美カウンセラー、三好成子カウンセラーと、私、町村ゆきの4人でお送りしております。

 

 

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彼や夫に、自分の気持ちを伝えるのが苦手な方は意外と多いように思います。


そんな私も、自分の気持ちを彼や夫に伝えるのが苦手だった一人です。

今、だったって書きましたが…、

そうなんです。もう過去の出来事なんです。


実は私、これまで二度の離婚を経験しています。

離婚の理由を振り返ると、元夫に、自分の素直な気持ちを伝えることができなかったことにあったと思います。

心の中では伝えたいことはたくさんあるのに、どうしても言葉に詰まってしまって、本当の気持ちとは逆のことを言ったり、逆の行動をしてしまったりして結果として関係が崩れてしまう。


私の場合、特に自分の「好き」が知られてしまうことを怖れていました。


お付き合いしたのだって、結婚したのだって、それは相手のことが好きだからなのですが。

何故だか相手に自分の「好き」がバレたくないと感じてしまう。

なので、相手にはいつも「別にあなたのことは好きじゃないですけど?」って態度をしていました。


そんな私は、当然、相手のことを知りたくてもそれを聞くことは出来ません。

だって、そんなことを聞いたら、

「俺に興味を持ってくれているんだな」
「俺のことが好きなんだな」

と、思われてしまいそうだから。



本当は、相手に関心を持っているのに、
本当は、相手にヤキモチを焼いているのに、

私はいつも余裕のフリをして、相手への自分の気持ちは全部飲み込みます。

相手が変わっても、自分の好きな人にはそうなってしまうので、パートナーシップではいつも葛藤を抱えていました。


***


今、当時を振り返って思うことがあります。

どうして、私は自分の「好き」という気持ちを隠さなきゃいけなかったのかって。


理由はきっと色々あったと思います。

例えば、好きになった方が負けたような気がする、損した気持ちになる。

そんなことを思っていたので、できるだけ相手に好きになってもらうために、自分から好きっていう表現をしなかったとか、

それから、私から好きという表現をしたら、相手に迷惑だと思われてしまうのではないか?、重いって思われて嫌われてしまうのではないか?という不安もあったと思います。


でも、それらの気持ちを紐解いていくと、ある一つの感情が出てきました。



それは、「恥ずかしさ」です。



自分自身が恥ずかしいという感情を感じたくない、感じないようにしてきたこと。

当時の私にとっては、負けることも損をすることも、相手に迷惑だと思われることも、嫌われてしまうことも、それらの全部は恥ずかしいことって認識でした。


ちょっとここで、私がしていた自分の「好き」を隠しながらの元夫への関わり方をご紹介したいと思います。


ある時、元夫から「明日は飲み会があるから遅くなるよ」って言われます。

そこでの私の返事は、「ふーん、そうなんだ?」と一言。


本当は「どこに誰と飲みに行くの?」「何時に帰ってくるの?」ってめちゃくちゃ気になっているのに、それを相手に聞くことは出来ずに、自分の不安を隠して嫉妬なんてしない余裕な妻を演じていました。

でも当日の夜、あまりに遅い時間になると、元夫がどこで何をしているのかが気になって仕方がありません。

こういう時、自分に「仕方ない」って言い聞かせてやり過ごせる日もありましたが、

不安が大きくなりすぎてしまった時は、元夫に電話をかけてしまうことがありました。

でも、私から電話をかけても相手に不安な気持ちを伝えることは出来ません。

だって、そんなことをしたら、私が元夫を好きだということが本人にバレてしまうかもしれないって思っていたからです。

私は一生懸命に電話をかける理由を考えました。

これは好きだってバレるかも…?
これなら大丈夫かな…?

考えに考えて、私が思いついた策は、


うっかり間違えてかけたってことにするってことでした。


私は自分の不安を抑えながら元夫に電話をします。

元夫が電話に出たら、「ごめん、間違えてかけちゃった」って一応言います。

でも、その時の私は耳を澄ませて電話の向こう側の状況を探るんです。


居酒屋なのか?、バーなのか?、キャバクラなのか?
女の声が聞こえるか?、聞こえないか?

浮気をしていないか?、嘘はついていないか?

 

それはもう、刑事やスパイ並みに探りました。



なんか……、
ちょっと怖いですね…。(^_^;)
(だいぶ怖い…)



元夫が電話に出てくれて、電話の向こうが大丈夫な場所だと分かると、ホッとして電話を切ることができましたが、向こうが電話に出なかったり、私が想像していた時間よりも大幅に遅れて帰ってきた時には、今度は、自分がほったらかしにされている、粗末に扱われているって思いが出てきて、惨めさや恥ずかしさを感じ、帰ってきた元夫にブチ切れてもいました。


本当に恥ずかしい話ですが、私は相手に好きだとバレたくない一心で、こんな面倒なことをやっていたんです。


「連絡して欲しい」も、「早く帰ってきて」も、「寂しい」も何にも言わない私。

私は自分の気持ちをただ隠したいだけでしたが、元夫から見れば、普段は自分に興味を持ってくれない超ドライな妻が、たまに激昂して鬼嫁になったりする。

そんな無関心だったり、時にキレたりする私に、どのように関わればいいか分からなかったと思います。

私も自分が愛されているなんて思えませんでしたが、元夫だって、そんな私の態度を見て、自分は愛されていないのではないか?って思っていたと思います。

元夫もしだいに、私と同じような振る舞いをするようになりました。

この時点で、私の「好き」がバレないようにするというミッションは成功していますが、成功すればするほど、私たちの関係は悪くなっていき、やがて望んでもいない離婚という結果がやってきました。

こんなことになるならって後悔したこともありましたが、

当時の私にとって、自分の気持ち(特にネガティブに感じている感情)を伝えることは、まるで自分の弱さをさらけ出すような気がして、心の中の本当の自分を見せて、もしも相手に拒絶されたり、バカにされたりしたらどうしようって、不安で不安でたまりませんでした。

だから、自分の気持ちを心の奥に閉じ込めて、自分で自分を守ることで精一杯だったのだと思います。





でも…。
真実はもう少しだけ違います。

実は、私が本当に怖れていたのは、拒絶されることでも、バカにされることでもなくて、自分の弱さをさらけ出してもなお、相手に受け入れてもらい愛されてしまうこと。

それこそが、私の中にあった一番恥ずかしいって怖れていたことでした。


私は小さい頃から、自分なんか愛されるはずがないって思って生きてきました。

そう思い込むには色々な出来事があって、自分なりの根拠があったからだと思います。

「私は愛されない」って信念を今の今まで大事に抱えて生きてきたわけですから、それを覆す、「私が愛される」という世界があるなんてことは、絶対に認めるわけにはいかない。

そう思っていたのだと思います。

「見知らぬ天国より、見知った地獄」という言葉があるくらい、私たちは、幸せという未知のリスクを冒すよりも、今、すでに知っている苦しい状況にいるほうが安心だと感じ、そこに留まろうとしてしまうことは本当によくあるんです。

私自身も、自分の信念が崩壊してしまうことで幸せが訪れるとしても、どうしても、それを受け入れることができませんでした。


でも、今なら分かります。

あの時、恥ずかしさを感じてでも、もっと自分の気持ちに素直になればよかったなって。


***


そんな私が最後に伝えたいことがあります。


もしも、あなたが今、自分の気持ちをパートナーに伝えられずに苦しい気持ちを感じているなら、ほんの少しだけでも構いません。

自分の心のドアをちょっとだけ開けてみてほしいのです。

自分の心のドアは、自分にしか開けることができません。

たとえ数ミリだけでもあなたが開いてくれたら、パートナーはあなたに少し近づくことができます。

そして、パートナーに対して、ほんの少しでもいいのです、

会いたい、寂しい、不安、悲しい、好き、嬉しい、恥ずかしい、そんなありのままの感情を伝えてみてほしいのです。

どう伝えたらいいか分からない時は、分からないまま、

「なんか分からないけど、こう感じてるんだ」

って、そのまま伝えてみてください。

あなたが自分の心に触れさせてあげることで、相手はあなたを理解しやすくもなるし、愛しやすくもなります。


相手に自分の気持ちを伝えるのは、初めは勇気のいることかもしれません。

しかし、その一歩を踏み出せたなら、パートナーと信頼し合えることはできるのではないでしょうか。


相手との間に信頼があれば、もっと素直な気持ちを伝えることもできますから、かつての私のように、相手に近づく為の理由をわざわざ考える必要もないし、ブチ切れて自己嫌悪する必要もありません。


あなたがパートナーと共に幸せのドアを開き、共に歩んでいかれることを心から願っています。

 

 

最後までお読みくださりありがとうございました。

 

 

 

来週は、帆南尚美カウンセラーが担当します。

どうぞお楽しみに!
 

 

 

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