こんばんは

カウンセラーの平です。

日曜日の恋愛心理学を 原裕輝 と隔週で担当しています。

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「パートナーとケンカをしちゃったんだけど、仲直りが上手にできない」、こんなご相談をしばしばいただきます。

 

おつきあいしたり、結婚したりしていると、大なり小なりケンカは起こるものです。

 

当然、ケンカですから、おたがいに怒りの感情を感じていますが、一方では「このケンカの後始末、どうしよう」などと思ったりもしているものです。

 

しかし、怒りの感情があったり、悪い気分になったりした状態で解決法を探ってもうまい方法はなかなか浮かびません。

 

本来は「ケンカをしてしまったら、どんなふうに仲直りしようか」という決め事を冷静な時につくっておくとよいのですが、それがないカップルがほとんどではないかと思います。

 

とくにおつきあいをはじめた当初や結婚したばかりの時期は、「二人がケンカをする」ということを考えたくないですからね。

 

そして、なんらかの理由でケンカが起こると、「私、悪くないもーん」、「おれのせいじゃないからな」などと相手のせいにしたりして、泥沼にはまっていったりするんですね。

 

それでも、そのうちどちらかが冷静になり、「私もちょっと言いすぎた。ごめんね」とあやまったりするわけです。

 

そのとき、パートナーも「いや、おれもちょっと言いすぎたよ」と言ってくれれば仲直りできるのですが、「ほんとに、そうだよ。君は最低で最悪だよね」などと返されたとしたら、頭を下げたほうもふたたび怒りが沸騰します。

 

「なにーー! 百歩譲ってこちらから頭を下げてやってるのに、なんなんだよ、その態度! もう、てめーなんかには一生、あやまらないわい!!!」

 

こうなったら本格的な泥沼にハマッてしまいます。

 

怒りの感情が収まらず、落ち着かないうちは、余計なひと言を言ったり、感情的なふるまいをしてしまうことがあるものです。

 

そこで、仲直りしようと思ったときに大事なのことの一つは、相手の怒りが鎮まったかどうかをチェックすることです。

 

たとえば、夜、大喧嘩して、「もう寝る!」と寝たパートナーの感情が、翌朝、落ち着いているのか、夜のままなのかをチェックするには、「おはよう」の挨拶で判断することができます。

 

こちらから「おはよう」と声をかけても無視をされたとしたら、これはまだ怒っていて、仲直りにはいましばらくの時間が必要だということですね。

 

ほかにも仲直りの方法はありますが、一番よいのは、二人の間にロマンがあるうちに、「ケンカしたときの仲直りの方法」を決めておくということです。

 

私の知るあるカップルは、ケンカしても、とりあえず、2日間はそのままにしておくそうです。

 

そして、2日目の夜にどちらかが和解の証として「握手をしよう」と言います。相手もその握手に応えたら、今回のケンカはとりあえず収束。

 

で、1週間後、感情がさらに落ち着いたところで、あのケンカのとき、たがいになにを感じていたかということをコミュニケーションしあう時間をつくり、二人の考え方の違いや思い違いを確認したり、修正したりするのだそうです。

 

これは、欧米をはじめとした多国籍民族の国の人たちが得意とするコミュニケーションの方法と共通しています。

 

人それぞれ、育った環境や常識が異なるので、たがいの考え方、やり方を確認しあい、理解しあうことを大事にしているのです。これこそ、コミュニケーションの正体ともいえるでしょう。

 

カップルも同じで、ものごとの見方・考え方が違うのは当たり前だから、それをおたがいに学び、よりよくしようという作業が必要となるわけです。

 

ところが、単一民族である日本人は、相手も自分と同じ見方・考え方をするだろうと思ってしまいがちで、違いが出るとそれが許せなくなってしまうのですね。

 

この対立は、生活の中の二人の違いにまつわって起こることもあります。

 

とくに夫婦・カップルとしての時間が長くなったときほど、相手のやり方が自分のやり方に沿わないときに文句を言ってしまい、二人がもめる要因になることが多くあるようです。

 

たとえば、子育てが忙しい奥さまの代わりにご主人が食器を洗ったり、収納したりしたのだけれど、奥さまとしては、洗剤を使いすぎだとか、収納場所が私の決めているのと違うといった文句を言いたくなることがあるものです。

 

ご主人としては、奥さまによろこんでもらいたいと思ってしたことなのですが、文句を言われるとどんどんやる気がなくなり、「もう、なにもしない」という気持ちになったりするわけです。

 

「昔に比べて、やさしくなくなった」とはよく聞く言葉です。

 

夫婦もカップルも、「自分はパートナーにとってのよろこびである」という自覚が薄れると、底なし沼に落ちて言ってしまうことがあるようですね。

 

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