みなさん、こんにちは。
カウンセリングサービスの帆南尚美です。
毎週火曜日の『モテオーラ養成講座』は那賀まき、服部希美、三好成子、わたくし帆南尚美が担当します。
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みなさんは、パートナーが何を考えているのかわからない、と思うことはありませんか?
私はずっとそうだったんです。
何を考えてるのか、色々と自分の中では、こうかな、ああかな、と思いめぐらすのだけど、
相手に聞くことができない、というより、聞いてみようとさえ思いつかなかった気がします。
そして、相手の顔色をうかがっては、
こういうことは言わないほうがいいんだな、とか、
こういうことを言うと楽しそうなんだな、とか、
試行錯誤で相手を理解しようとしていたんですよね。
それはそれで、顔色をうかがうのは、人づきあいにおいては大切なスキルだと思うのです。
ところが、パートナーって、職場や友人たちと違ってもっと近しい存在のはずですから、顔色をうかがう以外にも、やりようがあってよかったのかもしれませんね。
カウンセラーをさせていただくようになって、「あっ」と思ったんですよね。
この人は何を考えているんだろう、と思うならば、聞いてみればいいんだな、と。
当たり前と言えば、当たり前なんですが。
カウンセラーとしてクライアントさんにはよくお聞きしているのに、夫には聞いたことがなかったなと。
実は、私はずーーっと、「あなたはどう思っているの?」と夫に聞くことを無意識のうちに避けてきたようなんです。
なぜなら、そんなことをしたら、うるさい、やめてくれ、などと拒絶されるんじゃないか、というように感じていたんです。
私なんて、薄っぺらい関係だけを求められている女なんだと勝手に感じていたので、それ以上の関係を求めようものならば、きっと愛されなくなるだろうという怖れを感じていた気がするのです。
おそらくこれは、幼少期の家族関係からきているように思うのですけどね。
私は私なりに、パートナーはこういう人だ、という理解をしてきたけれど、本当に彼を理解できている感じがしなくて、心の距離があって、寂しかったように思うのです。
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たとえばうちの夫婦の会話といえば、
夫「今日会社でこんなことがあってさ」
私「ふーん」
と、まぁ、これで終わることが多く。
たまに私が「そうなんだ」「へぇ」くらいのバリエーションがあるくらいだったので、彼のことを深く知れるはずもないんですよね。でもそれ以上踏み込めなかったんです。
ところが最近は、
夫「今日こんなことがあってさ」
私「へぇ、そうなんだ。そのときどう思ったの?」
なんて聞くようになりまして。
この、「どう思ったの?」というのは、どんな会話でも使えるのと、話し下手な彼でも、ひとことふたこと、どう思ったかを答えてくれるので、彼という人を知るにはとても便利な言い回しなのです。
これを言うようになって気づきました。
彼は、彼自身のことを聞かれるのが嫌じゃないんだと。
いや、実は聞かれるのが嬉しそうなんだと。
彼のことを深く聞いてはいけないとか、知ろうとしてはいけないとか、私は薄っぺらい関係しか求められない女だとか、それらは全部私の思い込みだったみたいでして。
夫を理解してもいいんだと思えると、聞きたいことが実はいっぱいあることに気づいたり、
彼もちょこちょこ質問してくれるようになったりして、
お互いに何を考えているのかわからないな~と思いながら、笑顔のひとつもなかった二人が、
今は何もなくても一緒にいると楽しい二人になっているんです。
「どう思ってるの?」と聞くことは、相手に興味関心があるということ。
愛の反対は無関心と言われますが、つまり興味関心があるとは、愛しているということなんですよね。(ちょっとまわりくどいけど)
というわけで、何を考えているのかわからないパートナーを、もっと知り、愛するには、相手の思いを真正面から言葉で聞いてみるのもオススメです。
なにかのご参考になりましたら幸いです。
お読みいただき、ありがとうございました。
(完)
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