やなぎあこカウンセラー、吉村ひろえカウンセラーと３人で金曜日に執筆しております、「大人の恋愛術」。今週は私、沼田みえ子の担当です。
いつもブログを読んで頂き、ありがとうございます！！
セックスは自分の生き方がそのまま現れる
セックスレスで悩まれるご夫婦は本当に多く、私の面談カップルカウンセリングでも多く扱う案件です。
セックスに誘っても「疲れているから」と断られてしまうことで、自尊心が傷ついてしまうことは本当に多く、
セックスを断られる ＝ 自分を拒絶される
と感じるくらい、セックスはとてもデリケートなものです。
セックスは特に、自分の生き方がそのまま露呈することが本当に多いものです。
そして双方の生き方のバランスとパートナーシップで関係性を作っているバランスが崩れると、セックスレスが起こりやすくなります。
まず、レスが起こる前提条件として、「あなたの生き方」に目をむけることが必要になってきます。
普段から自立的に生きている人
ここでの自立的に生きている人、というのは「自分の意見をしっかりと持ち、それを主張して生きている人」を言います。
このように自立的な人は、セックスにおいても「自分がセックスをしたいからしよう」と相手に要求することが多く、相手の気持ちをあまり重要視しません。
なので、相手からは
「私は性欲の吐口なの？」
と思われてしまう傾向があります。
このケースは、「結婚しているのだからセックスはあるのが当たり前」と、相手の感情を無視してしまっていることに気づいていないことが多いです。
こうなると、あなたのパートナーは
結婚 ＝ 長期売春契約なの？
と、大きな嫌悪感しか感じられなくなってしまいます。
本当はそんな気持ちをパートナーに感じてほしくはありませんよね？
普段から依存的に生きている人
ここでの依存的の生きている人、というのは「相手に嫌われたくないから、相手の顔色を伺い、相手の気持ちを優先させやすく、自分は我慢してしまう人」を言います。
このように依存的な人は、セックスにおいて「あまり気乗りしないけれど、我慢して相手に要求に応じてしまう。」ことが多く、セックスが楽しい、良いものとなかなか思えないケースが少なくありません。
相手がじぶんの気持ちに寄り添ってくれない感覚を感じやすく、「怒り」を心の奥底で感じていることも多いものです。
実はこの怒りは日常的に感じていることも多いので、「私は怒っているんだ」と自覚できていないことも多いものです。
レスの原因１ 関係性が親子になってしまう
私たちは常に周りの人に対して、「誰かを投影」していることが多いものです。
多くの場合、異性のパートナーには異性の親を投影（重ねて見てしまうこと）することがあるものです。
男性なら「お母さんに愛して欲しかった、優しくして欲しかった、大切にして欲しかった」と思うことは本当に多く、女性ならば「お父さんに甘えたかった、優しくして欲しかった」と思うことは多いもの。
その気持ちを大人になったあなたは、今度は異性のパートナーに求めることになります。
付き合った当初は相手に対して彼氏彼女の距離感でいられても、結婚して家族になるとこの親を投影することが出てきます。
つまり子供が産まれると相手のことを「パパ、ママ」と呼ぶこともあったり、子供と接するパートナーを見ていると、自然と親を投影してしまうことは多くなる訳です。
当然ですが、私たちは親とセックスしたいと思うことは稀で、無意識にセックスをしたくない感覚を抱きがちです。
原因２ 相手に怒りを感じてしまう
夫婦生活が長くなってくると、何かをしてくれることは当たり前になり、当たり前だと思うと感謝の気持ちが薄れ、その代わりに不満を多く感じるようになり、相手に文句が増えてきます。
男性は妻から
「ありがとうを言ってもらえない」
「いつも文句ばかり言われる」
という点から、怒りを感じやすくなります。
女性は子供が産まれる前は、家事の負担が大きく感じて不公平感を感じることから怒りにつながりやすく、子供が生まれてからは「子育てを自分一人に丸投げされた感」から怒りを持ちやすくなります。
怒りや不満を感じている相手とセックスしたいとはなかなか思えませんよね。
セックスは時間とエネルギーをそれなりに使うことが多く、その時間やエネルギーを嫌悪感を感じている相手にわざわざ使いたいとは思わなくなるためです。
セックスレスを解消するにはどうしたらいい？
ここでやっと本丸の見出しが登場ですが、私たちの心は
依存 → 自立 → 相互依存
と成長を遂げていきます。
赤ちゃんや子供時代は、親になんでもやってもらってまさに依存時代真っ只中ですよね。
そこからだんだんと自分でできることが増えていき、やがて独り立ちをして自立していきます。
さらにその先の相互依存に行ける人と行けない人に別れてしまうのですが、相互依存まで心を成長させることができるようになると、実はセックスレスは解消できるようになります。
相互依存の関係性は、
「相手のために何をしてあげたいか」
「相手をどう愛してあげるか」
という視点が持てるようになる関係性のことです。
セックスレスは、この相互依存に移行するすぐ手前、自立の一番最後の段階の「デッドゾーン」と呼ばれている心の成長段階でやってきます。
最初にあげたレスの原因の親子になってしまう関係性は、相手に親を求めてしまっているために「依存の位置」にいることが多く、２番目の原因の相手に怒りを感じる関係性では
「私が正しく、相手が間違っている」
という自立のポジションか、または
「私の大変さをわかってくれない」、または「私の方が大変なんだ」
という自立のポジションにいながら、心の中で隠れ依存状態であるケースがほとんどです。
どの場合でも、相手に向き合う前にまずは自分と向き合うことが大事です。
「私は親に何を子供時代に求めていて、どんな思いを遂げられていないと悲しんでいるのだろうか？」
「お父さんやお母さんに本当はどうして欲しかったのだろうか？」
と、まずはあなたが親に求めていた感情に向き合い、この点を癒すことが大事です。
一見遠回りに感じるかもしれませんが、ここに取り組むことで、原因１は解消に向かいます。
なぜなら親に求めていた欲求が根本から満たされると、パートナーに親を投影して満たそうとすることがなくなるからです。
そうすると、彼氏彼女のような「家族よりも少しだけ距離を保てる関係」が持てるようになります。
そして、実は親に対する怒りがパートナーに投影されているケースもとても多いので、この親子関係で感じた心の傷を癒すことに取り組むと、パートナーに感じていた怒りを手放すこともできるようになります。
つまり原因２の解消につながる訳です。
そしてこうした嫌悪感や怒りを手放せていけると、パートナーとの間にまた愛情が取り戻せるようになってきます。
パートナーは鏡と言われているくらいですから、あなたの中にこのような「親子での問題」を持っているとしたら、パートナーにも同じ問題が隠れていることも多いものです。
なのでセックスレス問題はカップルカウンセリングを受ける方が必然的に多くなるのですが、正直、男性はカウンセリングに足を運びたがらない方も多いのが現実。
セックスレスの問題は自尊心が傷ついた状態であることも多いので、まずはあなたがその傷を癒すことから始めてみるのが第一歩になるかもしれませんね。
いつでもご相談にきてくださいね。お待ちしております。
直近の面談カウンセリング予約可能日
1/20(土) 1/21(日) 1/27(土) 1/28(日) 10時〜 13時〜 16時〜 19時〜 です。すでに予約が埋まっている時間もありますので、予約可能時間は予約センターでご確認くださいませ。
面談カウンセリング料金：
２時間 23,100円、
１時間 11,500円
ご予約は予約センター、06-6190-5131で受付中！
予約センター営業時間：12:00~20:30
定休日：月曜日（祝日の場合は翌日火曜日）
パートナーシップはもちろん、子育てや女性の生き方
のことなど心理学を交えて書いています！
カウンセリングを受けられたお客様の声はこちら＞＞
☆現在1月&2月のカウンセリングを受け付け中！
☆ カウンセリング料金や予約方法にについての詳細です。
沼田のカウンセリングを受けていただくには＞＞
対面での面談は東京で行っています。
オンラインで面談カウンセリングを受けられます！
沼田みえぽんのオンライン講座
>>講座詳細はこちら<<
>>講座申し込みはこちら<<
動画で学ぶ心理学シリーズ
私の動画全17本(2023年12月現在)が全部収まったプレイリストです。↓
人生絶望的な状況にいるあなたに是非見てほしい！
離婚寸前からラブラブ夫婦になれた理由を解説します！
無価値感をどうやって手放すか？12分の動画です！
幸せになるために絶対に手放すべきものとは？その理由とは？12分ほどの動画です
レス、浮気、無関心。男女の戦いの終わらせ方を動画で解説！！17分ほどの動画です
険悪だった夫婦関係をどうやって復活させたのか、私のリアル体験から解説！14分ほどの動画です
「これを言ったら一発アウト！」のお話をしています。１１分ほどの動画です
しくじり先生として講義します。１２分半ほどの動画です