こんばんは
カウンセラーの平です。
日曜日の恋愛心理学を 原裕輝 と隔週で担当しています。
みなさんからいただくご相談でけっこう多いのが、フラれた彼に関するものです。
「大好きな彼に告白しましたが、見事にフラれました。悔しくて、悔しくて、しょうがありません。この状態から大逆転して幸せになれる方法はありませんか?」
読者のみなさんの中にも同じようなことを考えたことがある人はいるかもしれませんね。
この件に関しての私の見解をきょうは述べたいと思います。
まず、フラれても、その彼に執着するのはなぜなのでしょうか?
それは、大好きな人とおつきあいができたら、とてもとても幸せになれると思っているからではないでしょうか?
彼にふり向いてもらいたい、なんとしても、彼とつきあいたいと考えるとき、その目的は「幸せになりたいから」ですよね。
ところが、あなたはフラれてしまいました。
彼の立場で見ると、これはどのような状況なのでしょうか?
これは、あなたが異性から告白されて、断るときのことを考えていただくとよいかと思います。
パターン1。自分のタイプではまったくない。あるいは生理的にムリなタイプ。
このようなタイプの男性だと、「きみのために悪いところは全部直す。だから、どうか、ぼくとつきあってほしい」などと言われたとしても、直す、直さない以前に生理的にムリですよね
パターン2。悪くはないけど、おつきあいするにはちょっと不十分かなと感じられるタイプ。
このパターンの場合は、多少補正をしてくれれば、つきあってもいいかなと思えるかもしれません。
彼の目から見た現在のあなたは、このいずれかのパターンに該当するのではないでしょうか。
どちらであったとしても、いまの時点では、あなたの顔には彼から×がつけられているわけです。
「フラれた彼、なんとかしたい」とリベンジを狙うのなら、現在の×を○にしなければどうしようもありません。男女関係は双方の合意がないとおつきあいには至りませんからね。
では、どうすれば彼の×を○に変えていくことができるのでしょうか?
ここで一番大事なことは、彼にしつこくしないということです。
フッた側の心には、大なり小なり申しわけない気持ちや気まずさが残ります。「おつきあいしたいと言っていただいたのに、ご意向に添えず申しわけありません」というようなかんじでしょうか。
あなたがさらにしつこくすると、彼は何度もあなたに謝らなければなりません。
そもそもいい気分ではなかったところで、さらに「ノー」を言いつづけなければいけないとき、人はさらにイヤな気分になるものです。その状況で、彼の×を○に変えるのはムリですよね。
だから、私たちカウンセラーは、告白してうまくいかなかったときは「執着をするな」と教えています。
しつこくすればなんとかなるだろうと考え、アピールしてしまいがちなあなたが、彼にとって「二度と会いたくない、しつこい人」にならないための戦略です。
そもそも、あなたがきちんと告白し、好意を表明していたとしたら、告白された側はあなたのことを認識します。
で、ここで、先ほどのパターン2を思い出してほしいのです。
パターン2はつきあうにはちょっともの足りないと思われたという状況ですが、あなたが告白した人が、その後、縁に恵まれないとか、恋愛で傷つく経験をしたとか、そういうこともありますよね。
そのとき、うまくいくと、あなたのことを思いだしてくれるかもしれないわけです。
「やっぱり、俺のことを好きでいてくれる子とつきあうほうが幸せなのかな」などと。
すると、今度は彼のほうからあなたに近づいてきてくれるでしょう。
あなた自身のこと賭して考えてみても、告白してくれた男性がいて、決め手がなかったのでお断りしたけれど、あとになって考えてみると、真面目で誠実で、浮気しそうにないその彼とつきあっておけばよかったかな‥‥なんて思うことはありますよね。
一人の男性に執着してしまうとほかの男性に目が向かなくなりますが、じつはこれは恋愛不毛時代をつくる一番の要因です。
告白してうまくいかなかったときは、「彼は真実の人じゃなかったのかも」と考えたほうがよいでしょう。
そして、「私にとっての真実の人は別にいるはず」と、まわりをキョロキョロ見まわしたほうがチャンスを逃さないと思いませんか。
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