こんにちは。
カウンセリングサービスの原裕輝です。
いつもありがとうございます。
当社の平準司と隔週交代で日曜日に恋愛心理学を執筆しています。
ここ最近、浮気のご相談が多かったので、浮気に関することをテーマに記事を書いてみました。
なにかのヒントや、参考になれば幸いです。
お楽しみに〜。
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不足原則は自分を貶める為には使わない
〜浮気の心理を考える〜
浮気のご相談
パートナーの浮気についてのご相談をいただくことがあります。
浮気問題のご相談は色んな形であります。
浮気が発覚したので別れようかどうしようか迷っているので心の整理をしたいというご相談もあれば、 浮気をされてできたハートブレイクを癒したいというご相談もあります。
また、浮気相手からパートナーを取り戻したいというご相談もあります。
どのご相談も浮気が発覚し心を痛まれながらのご相談です。
浮気相手からパートナーを取り戻したいというケースの場合は、2つのテーマを同時進行で進めていくことが多いです。
・相談にこられたご本人の心の傷を癒やすというテーマ
・どうやって取り戻すかというテーマ
これは、どちらか一つではなく両方必要なテーマになってきます。
例えば、どうやって取り戻すかというテーマを考えていった時に、パートナーにギスギス、トゲトゲと攻撃的に接するのではなく、相手に優しく愛をもって接してあげるということが必要だということが分かったとしましょう。
しかし傷ついていて心がボロボロになっていて、余裕がない時に優しく愛をもって接っせられるか?というと難しくなることが多いです。
だから、傷ついた心を立て直し、そして、どうやって取り戻すかというテーマにも取り組むという同時進行がいるわけですね。
不足原則という考え方
どうやって取り戻すかということを考えていく時に不足原則という考え方をすることがあります。
今回は、不足原則という考え方をする時の留意点にスポットを当てたいと思います。
その留意したいこととは、不足原則という考え方は"自分を貶める為には使わない”ということ!
===
不足原則とは、何かが足りないものを他の何かで埋めようとする心理です。
今からする説明は、だからと言ってそれをして良いことなのかどうかのという倫理的なことや、道徳的なことや等は全部横に置いて、こういう時はこういう心の動きをすることがあるという心の動きの解説の話として読んでください。
例えば、
とある家庭のお父さんがお家で妻にも、子どもにも相手にされていない状態があったとします。
奥様は子どもとは楽しそうに話すし、子どももお母さんとは仲良くする、だけど、お父さんが家族に話しかけてもろくなリアクションが返ってこないような、ほぼ無視状態があったとします。
"自分に感心を持ってもらえている感”はお家では感じられない状態です。
"自分に感心を持ってもらえている感”がお父さんには不足します。
すると、どこかで埋めたいという気持ちが生じます。
そんな、お父さんが、クラブや、スナックや、キャバクラなど夜のお店に行ってキャストの方に話しかけるとキャストの方からは「趣味はなんですか?」とか「どんなお仕事されているんですか?」何らかの良いリアクションが返ってきたります。(相手はお仕事ですから、そりゃそうです)
"自分に感心を持ってもらえている感”を感じれるリアクションが返ってきたりします。
それが本当に自分に関心があるからではなく相手がお仕事だからと分かっていても、今までそれに飢えていた、お父さんの心は、本当にもとめている"自分に感心を持ってもらえている感”とは違っていても、ある程度は感じられるので、そのお店に通ってしまったりします。
心に不足があるものを違う関係で手に入れようとする心の動きのことを不足原則と言います。
キャストさんに相手にしてもらうことで埋めるようなこともあるのですが、それが異性とのお付き合いという形をとって埋めようとすると浮気になるわけです。
何かが不足してたからと言って浮気をして良いのか?
誰かを傷つけていいのか?
等の、良いか悪いかの観点での話になってくると良くないことでしょう。
なのですが、今回は良いか悪いか観点の話ではなく、このような心が動きから浮気が生じるケースがあるという解説の話として読んでもらえればと思います。
不足を埋めてあげることで
心に不足があるものを違う関係で手に入れようとする心の動きから浮気をしている場合は、逆にいうとパートナーとの関係で不足を感じないようにしてやれば、違う関係で手に入れようとする必要はなくなると言えます。
例えば、先ほどの妻にも子どもにも相手にされないお父さんが"自分に感心を持ってもらえている感”をお家では感じられず、別の女性からそれを貰おうとして浮気をしていた場合で、且つ、奥様が浮気相手から取り戻したいと望んだ場合は、奥様が旦那さんに"自分に感心を持ってもらえている感”を感じさせてあげれると、旦那さんは別の女性からそれを貰おうとしなくてもよくなるわけです。
実際に不足原則の不足しているものを与えることにより、パートナーが浮気を辞めて、戻ってきたというケースは多々あります。
不足しているものを与えると、戻ってくるのに時間をあまり要しないケースもあれば、時間を要するケースもあります。
時間を要するケースなどは、時間がかかる分つらい思いをする時間もより長くなってしまいますね。
もし不足していたものを与えていこうとする時は、一人で頑張らず、誰かに心を支えてもらいながら取り組んで欲しいなと思います。
不足原則という考え方の留意点
浮気相手からどう取り戻していくか(もしくは次は浮気を起こさせない為の取り組み)を考えていく時に不足原則という考え方をすることがあるのですが、このことを考えていく時に、まるで自分がダメだったような証明として捉えてまう方がいます。
そうは捉えないで欲しいのです。
不足原則はあなたがダメだったということを証明する捉え方として使わないで欲しいのです。
自分を貶める為の考えとしては使わないほしいのです。
あくまで、取り戻す為の作戦を考える為(もしくは次は浮気を起こさせない為の取り組みを考える為)のヒントを見つける考え方として使って欲しいのです。
例えば、
ある女性が彼氏に関心を向けていたとします。
しかし彼氏は自己価値が低いタイプで、その自己価値の低さが原因で、彼女が過剰なくらい関心持っていることを示す表現がないと『価値がない俺に彼女は興味を持ち続けるはずがないよね』と感じる人だったら不足感ができてしまうことになります。
この場合は、彼女が彼氏に関心を向けてないから彼氏が不足感を持ってしまっているわけではないですよね?
彼女は感心を向けているけど、彼の感じ方問題で不足感ができているわけです。
彼氏の感じ方の問題だけど、不足原則が生じないようにする為には、過剰なくらい関心持っていることを示す表現をすることが課題になるわけです。
ですので不足原則を考えてパートナーが何らかの不足を感じていることが判明しても、それはイコールあなたがダメだった証明ではないのです。
浮気が発覚してタダでさえ心にダメージを負っているのに、不足原則を考えて、それを自分がダメだった証明のように捉えてしまうと心がボロボロになってしまいます。
あくまで、取り戻す為の作戦を考える為(もしくは次は浮気を起こさせない為の取り組みを考える為)のヒントを見つける考え方として使ってくださいね。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
あなたのパートナーシップがより幸せになるように祈っています。
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