終わりよければすべてよし！〜終末効果とプレゼントをする意識〜

こんにちは。
カウンセリングサービスの原裕輝です。
いつもありがとうございます。

当社の平準司と隔週交代で日曜日に恋愛心理学を執筆しています。

『終わりよければすべてよし』という言葉がありますが、この言葉は心理学的にも的を得ているところがあるようです！

今回はデートにて、終わりよければすべてよし効果を狙ってはいかがでしょう？的なお話と、その時の心づもりのお話です。
お楽しみに〜

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今日のテーマ

終わりよければすべてよし！
〜終末効果とプレゼントをする意識〜

文：心理カウンセラー　原裕輝（はらひろき）

失敗を引きずってしまう時

好きな人とデートをしていてる際に何らかの失敗をしてしまったことがあったとします。

例えば、盛り上がると思って振った話題が盛り上がらなかった、失言してしまって一瞬気まずい雰囲気になってしまった、印象が悪くなってしまったのでは？と思うような粗相をしてしまったなどの、何らかの失敗してしまったことがあったとします。

何らかのつまずき、失敗、スムーズに行かないこと、やらかしてしまったこと等は、我々は往々にしてあります。

しかし、好きな人に良い印象を持ってもらいたいという思いがあると、何らかの失敗をした時は、そのことを気にしてしまうかもしれませんね。
そのお気持ちもわかる気がします。

しかし、その気持ちをうまく切り替えれずに、その失敗を気にしてしまっていることをデート中に引きずってしまうと、あなたの表情を曇らせしまったり、あなたのテンションを低くさせてしまったままでデートのお別れを迎えることになりかねません。

そして、その印象がお相手の方に『今日のデートはつまらなかったのかな？』などの誤解を招いてしまう等のマイナス効果を生んでしまうこともあるかもしれません。

終末効果

心理学では、終末効果という言葉があるのですが、最後に与えられた情報や直前に与えられた情報が印象に残り、評価に影響を及ぼす現象のことを終末効果と言います。

ということはデートの終わりにあなたの表情が曇っていたり、テンションが低めだったりすると、その印象が残りやすく、マイナスの評価になりやすい影響がでてきます。

しかし、逆に言うと終わりに良い印象を与えることができると、その印象が残りやすく、プラスの評価につながる影響がでやすくなるということも言えます。

さ・ら・に！
終末効果の法則からすると、最後に与えられた情報や直前に与えられた情報が印象に残り、評価に影響を及ぼしやすいわけですので、デート中のつまずいたこと、失敗したこと、スムーズに行かないこと、やらかしてしまったことがあったとしては、最後の印象が良ければ、最後に与えた良い印象が相手には残りやすいわけです。

つまり、途中のつまずき、失敗、スムーズに行かないこと、やらかしてしまったことがあっても最後の印象で挽回できるわけですね。

シェークスピアの戯曲に『終わりよければそれで良し』というタイトルの戯曲がありますが、その言葉は心理学的に的を得ていると言えます。
終わりに与える良い印象の効果は大きいわけですね。

だから、もし仮にデート中につまずき、失敗、スムーズに行かないこと、やらかしてしまったことがあっても、デートの終わりの段階で挽回できると思って気を取り直してみてはいかがでしょうか？

誰しもいつも完璧にできることはなく、上手くいかないことはあります。
失敗したことに関して自分を責めたり、自分を卑下したりはしないでくださいね。
リカバリーすれば良いのです。

終わり際に挽回のチャンスが！

終末効果の法則だと、デートの終わり際の情報が印象に残り、評価に影響を及ぼすということになりますね。

デートの終わりの際に「今日は一緒に過ごせて楽しかった」などと最高の笑顔で言うことができたら、それが最後に与えられた情報になり、良い印象として、あなたの高評価につながるわけです。
ここで挽回できるわけですね。

しかも、50年前とは違い、今の時代はメールもLINEもあります。

仮に別れ際にうまく良いメッセージを伝えられなかったとしても、別れた後にメールやLINEで「今日は一緒に過ごせて楽しかった」などの良いメッセージを伝えて、そこで終末効果を発動さすこともできます！

挽回のチャンスは２度あるわけですね。

終末効果は何かをプレゼントをする意識で

終末効果のこともあるのでデートの終わりの際の印象は重要！

デートの終わりの際に言う言葉や、笑顔を見せる時のオススメは相手に何かをプレゼントをする（何かをあげる）意識で望むことをオススメしたいなぁと思います。

『最後に良い印象与えて私のことを良く思って貰いたい』などの貰いたい意識でいると、この“貰いたい意識”が、『もし、よく思ってもらえなかったらどうしよう・・・』などの不安と言う気持ちを作ることがあります。
そして、その不安があなたの表情、声のトーン、緊張に影響していきます。

だから、何かをプレゼントをする（何かをあげる）意識を持つのです。

例えば、好きな人に『自分（好きな人のこと）とのデートは相手にとって良い時間になれたんだ』というような良い気持ちにならしてあげたいという気持ちを込めて、「今日は一緒に過ごせて楽しかった」と最高の笑顔で言ってみるぞ！等の意識を持ってみるわけですね。
こちらのほうが不安という気持ちを作りにくいです。

そして、デートの終わりに、あなたが好きな人に良い物をプレゼント（良い物をあげられる）としたらステキなことであるとも思いませんか？

終末効果は好きな人に何かをプレゼントをする意識で望んでみてはいかがでしょう？

何かのヒントや、参考になれば幸いです