いつもありがとうございます。
最近はめっきり新作ゼルダの伝説(話題ですよね〜)にハマっておりましたが、世界を救った途端、肩の荷が下りた気がして気持ちが落ち着きました。
これって自分のパターンかな〜と思うと、なんだか笑えます。
相手が困っているときはそばにいるけど、相手が元気になったら自分からいなくなる、というね(^^;
うーん、たしかにそんな傾向はあるな、と。
では今日のコラムです。よろしければどうぞ。
○「彼が好きで一緒にいたい」と思うのか。それとも「今まで一緒にいたから一緒にいたい」と思うのか。
失恋や離婚などのカウンセリングなどでよく出てくるケースの一つ。
「彼が好きで一緒にいたい」と思うのか
それとも
「今まで一緒にいたから一緒にいたい」と思うのか。
一緒にいたいという気持ちには違いないのですが、その線引というか区別が付かなくなってしまうケースです。
この傾向は次のような恋愛をしてた人に多く現れるようです。
- 彼の愛情にずっと甘えていた気がする。正直彼(の優しさ)をウザいとも思うこともあったし、そこまで好きだとも思っていなかった。
- 最初は彼が私を追いかける側だったから、彼の方から去って行くなんて考えられなかった。
- 彼はいつも好きだ言ってくれて、その言葉はきっと変わらない(私が何をしても彼の気持ちが変わることはない)と思い込んでいた。
人によっては青天の霹靂のような別れとも言えますし、人によっては信じていた彼の心変わりにショックを受けるという話にもなるのだろうな、と僕は思うのです。
もちろん、そこにあるお気持ちは、いい悪い関係なく、丁寧に扱わせていただきたいと僕は思うのです。
また、誰しも慣れ親しんだ人や物、または、ずっとそこにいる(ある)と信じていたものがなくなれば多少なりともショックを受けるでしょうし、執着だってすると僕は思うのですね。
特に「一緒にいるのが自然、当たり前」と信じて疑わなかったとすれば、(その「信じること」がどういった意味を持っていたかは別にして)関係が崩れたときに以前の状態を維持したいと思うでしょう。
いや、むしろ今、彼がいないという事実を受け入れることが難しくなる、といいますかね。
ただ、ここで感じる「一緒にいたい」は、彼のことが好きだから、という気持ちも当然のことながらあるでしょうが、失ってしまった何かを追いかけて、元に戻そうとする意識が強くなる、とも言えるのかもしれません。
ちょっとドライに聞こえるかもしれませんけど、要は「彼が去った」という現実を未だ受け止めきれていないときに生じる「執着」とも言えるのです。
もちろん、彼が去っても何らショックを受けない、執着しないということは、そこまでの気持ちがなかった、という可能性だって考えられますから、まぁ本当に相手との関係が当然のように続くと思っていたならば、当然のように起きる気持ちだとも言えそうです。
○隠れているのは「自分が自分を信じていない」から起きる「投影」かも?
さて、当然のようにそばにいてくれた彼がいなくなったことで喪失感や後悔、執着心が芽生えるそうなるのは自然なことだとして。
じゃ、これから先どうすればいいの?という話が残っているんですけどね。
ここでは「私の本当の気持ち・望む幸せ」と向き合うことが大切になってきます。
例えば、本気で彼のことが好きで、与えたい気持ちを持っているのか。
もし、やり直すことができたとしたら、どのように今までとは違う関係を作るのか、とか。
逆に、彼との別れを受け入れるとしたら、このあとどんな自分に、どんな幸せに向き合っていきたいのか、などなど。
もちろんそれが考えられないぐらいのショックがあるなら、その気持ちのケアが最優先されますけよ!(ここ重要)
そもそも去った彼を追いかけたい、やり直したい気持ちが強いときには「どんなことでもします」と思うものかもしれません。
ただ、それって「本当の私の気持ち、望む幸せとつながっているのだろうか?」と冷静に見つめていくと、また別のことを感じることもあろうかと思うのです。
そもそもあれだけ愛してくれていた彼が去ったということは、あなたの中にも何らかの愛されることへの抵抗感があったのかもしれない。
もし、そうであれば、愛されることへの抵抗感を感じながら、本当に好きな人と一つになることは難しいもの。
そんなとき、自分の気持ちを見つめていくと
・彼って本当はあまりタイプじゃない
・彼と趣味が合わず、休日も合わない過ごすことが多かったしなぁ
・彼、いい人なんだけど気が利かないし退屈なんだよな
・本当は優しい人より、男らしい人がいいんだけど
・昔の彼を忘れるために付き合った彼だったしなぁ
そんな気持ちを見つけることが少なくないようですよ。
これは彼に対する不満という形になっていますけど、多くの場合「愛されることへの抵抗感」に現れであることが多いです。
その彼の愛を受け取らない理由といいますかね。
結果、彼のネガティブな部分を見て自分から彼を遠ざけ、積極的に彼を愛することができず(彼の気持ちを漠然と信じることになり)、そして彼が去っていった、という形になっているといいますか。
いいか悪いかは別にして、少なからず
自分が彼のネガティブな部分を見てそう感じているということは
「彼も私のネガティブな部分を見て同じように思っているんだろうな」という投影が働きやすい状態だとも言えます。
だから、彼の本当の気持ちを逃したのならば・・・。
僕は「自分の気持ちのあり方を見つめ直すことなくやり直すことができたとしても同じことを繰り返すのかも」と考えてしまう部分があります。(これが恋愛パターンなんですけども)
もちろん、だから別れなさい、という話じゃないんです。
もし、復縁を望むとしても、やはり自分と向きあう覚悟というか、仕切り直しは必要かもね、というね。
逆に、自分を見つめ直すことなく、去って行く彼だけを見てやり直したい、という気持ちが強いとしたら、それは「お互い」にとって最善の結果を導くのかな?という問題提起をさせていただきたいわけでございます。
○最優先は「今までの関係を手放すこと」
最後になりますが、このようなケースでは
「今までの関係を手放す」ことを最優先に考えていただきたいし、そのようなサポートを行うことが多いです。
ここでの今までの関係を手放すとは、自分不信のまま恋愛をした結果を受け入れ、その上で手放す、ということでもありますし。
もし彼ことが本当に好きなのであれば「好きな人(彼)の幸せを願う本来の私に立ち戻る」ということを目的にするアプローチです。
ただ、そのためにはある程度の目的・目標(自分がどうなりたいか)が必要になります。
目的がないと手放せないという状態は続くと思います。要は、彼や人の愛を受け取れない自分のままになってしまうんですね。
自分がどんな幸せを得たいのかを決めずに恋愛関係を得ても、自分や相手の愛情を最大に尊重することは難しいと思いません?
逆に
「僕さ、特にあなたと一緒にやりたいことはない。ただ、そばにいてほしいだけだけど・・・」
あなたが彼からそう言われて積極的に付き合いたいと思うでしょうか?という話でもあります。
とはいえ、彼と戻りたいのに「どうなりたいの?」と聞かれても答えに窮する方もいらっしゃるかもしれません。
が、それでも僕はそのように伺います。それが僕の意図でもあるからです。
今すぐ、目的が分からなくてもいいんです。
だから、そもそも自分がどう生きていきたいのか?僕も一緒に考えさせてもらうことがありますよ。
「あくまで僕から見るとですけど、〇〇さんってこういう部分が強くて、あなたの強みや愛の深さはこのあたりにあって・・・。だから男性もきっとこういう風な感じが合うような気がするんですよね」
的なところから、自分を見つめ直していく感じ。
もちろん僕があなたの個性や性格、好みを決めるわけじゃないですけど(^^;
どこか、自分を見つめ、探してみたあとのほうが、物事クリアに見えるものです。
その上で
「で、元彼のこと、どうしましょうかねぇ?」
と向き合っていくほうが、まぁ気が楽と言いますか、自分の未来をきちんと選びやすくなりますよ。
僕の経験上、きちんと自分を見つめて「意外と自分っていいやつやん」と思えた分だけ、今までの関係を一旦区切って、これからのことを考えやすくなる方が多いように思います。
今日は以上です。最後までご覧いただきましてありがとうございます。
\この記事を書いた人/
心理カウンセラー 浅野寿和(あさのひさお)
カウンセリングサービス所属・「名古屋・東京・大阪・福岡地区(&オンライン)担当」
「恋愛」「結婚」「夫婦」「子育て・家族」「自分自身(性格・生き方)」などを、あらゆる心理面からバランス良く分析し解決に導く「ちょっとだけ予約が取りにくい」人気カウンセラー。明快な分析と的確なヒーリングセッションが評判で、20代〜40代のみなさんにリピーターが多い。
そも屈託のない人柄・語り口から「話すと元気になる・安心できる」と好評をいただく。
年間400件以上の面談カウンセリングを行う実践派かつ現場主義。
口癖は「しゃーないですよね」「どんなことにも事情があるよね」。
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