毎週月曜日の「恋愛テクニック」は、「カップル・カウンセリング」と題しまして、パートナーとの関係をより良いものにするため、「男性心理」「女性心理」を紐解きながら、さまざまなご提案をさせていただいています。
恋愛・夫婦問題で悩んでいらっしゃる方、パートナーをみつけようと思っている方、現在の、また将来の結婚生活に、役立つご提案を発信してまいります。
担当は、池尾昌紀・池尾千里の夫婦カウンセラー。毎週交代で発信していきます。
今週は、池尾昌紀が担当です。どうぞよろしくお願いします。
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お待たせしました。
本日の記事をお届けします。
例えば、こんなご相談。
「付き合うまでは熱烈アプローチだった彼が、恋人になって数ヶ月、連絡をたまにしかくれなくなった。
こんなに連絡くれないなんて、彼の気持ちが冷めたに違いないと不安になる」
こんな状況になれば、誰だって彼の気持ちが冷めたんじゃないかと不安になりますよね。
でも、実際はそうではない場合もあるんです。
ポイントは、こうした時は自分の思い込みが不安を大きくしてしまうことに気づいておくこと、なんですね。
◇連絡をマメに送るのが苦手なタイプかもしれないという視点
こうした場合に役に立つのが
「パートナーが元々、人と連絡を取るのが苦手なタイプの可能性」
という視点を持ってみること。
恋愛初期はがんばって連絡を取っていたけど、付き合うことができたら、本来の彼のペースに戻ってきているだけなのかもしれません。
もしそうであれば、
連絡をたまにしかくれない=愛が冷めた
のではなく、
誰に対しても、連絡をたまにしか送らない、つまり、彼にとっては、連絡の頻度と愛情は関係ない、ということになります。
恋愛は一人ではできませんから、いくら彼のペースとはいえ、連絡の頻度が低いことで彼女の方が苦しくなるようなら、これはこのままでいいとは言えません。
ですから、お互いにこのことを話をして、二人のペースを作っていけると不安はなくなることになります。
◇思い込みが不安を大きくする
しかし、こうした話をすることで彼の気持ちが確認できることはわかっているけど、それができない!というお話もよく伺います。
できるものならとっくに彼に気持ちを聞いている!というお話なんですが、確かにそうですよね。
彼の気持ちが冷めたのか、連絡の頻度が彼の元々のペースなのか等、彼の気持ちを聞きたいのにできない!という時には、
「悪い答えが返ってくるに違いない」
という気持ちが出てくるからなんです。
そう思っていたら、彼に気持ちを聞けないのは無理もない話です。
この気持ちを軽くしていくのは、なかなか難しいことなんですが、
「もしかして思い込みなのかも」
と思ってあげるだけでも、少し軽くなります。
「もしかして」とつけることがポイントです。
これをつけることで、思い込みの可能性を受け入れやすくなるんです。
思い込みじゃなくて本当かもしれないという気持ちはとても強く働くので、思い込みを受け入れるのに大きな抵抗になってしまう場合があります。
ですから「もしかして」とつけることで、思い込みかもと感じられやすくなっていきます。
さらに有効なのが一人でこの思いを抱えないこと。
友達に詳しい彼との状況を聞いてもらい、意見を聞いてみると、この思い込みかどうかの確認になる場合が結構あるんですね。
思い込みは一人で抱えている時に最も起こりやすいものです。
第三者の意見が入るだけでも減らすことができるのです。
◇彼に気持ちを聞く準備をしておくだけでいい
こうして自分の中の不安を減らしてあげながら、彼にどんな気持ちでいるのかを聞く準備をしていきましょう。
そう思っていても、なかなか彼との会話の中で聞けない時は
「言わなきゃ!聞かなきゃ!」
と自分を追い込むことが返って逆効果になる場合もあります。
そんな時には、実際に聞けなくてもいいから、タイミングがあれば準備をしておくだけでいいよ、と自分に言ってあげるだけでもオッケーです。
こんな風に自分のことを扱ってあげるだけでも、心は準備をしてくれます。
不安は自分を大切に扱ってあげることで、減らしていけるので、自分のケアも大切にしてあげてくださいね。
今回の記事が少しでもお役に立てたら幸いです。