浅野

カウンセリングサービス心理カウンセラー浅野寿和です。

 

いつもご覧いただきありがとうございます。

 

では、今日のコラムです。よろしければどうぞ。

 

○二人はベストカップル。しかし別れ話が何度も出てきて・・・

『周囲から「ベストカップルだよね」と思われている二人。

 

ふたりとも相手のことをよく知っていて、このまま付き合っていても何ら問題がないと思っている。

 

なのに、別れ話が持ち上がっては距離をおいたり、くっついたりを繰り返してきた。』

 

そんな恋愛相談ってあるんですよね。

 

まぁ、誰がどう見ても「お似合いだよね」と思える関係であっても別れの危機がやってくるのが恋愛というものだと言えるのかもしれませんね。

 

実際、ついに別れることになった、なんてケースの場合、どこかで覚悟していたとはいえ、別れのダメージが深く残ることもあるようです。

 

そりゃそうですよね。お互い、お似合いだったわけですからね。

 

だから、元カレ・元カノ以上の人なんていないと思いが強く残って、次の恋愛への意欲や意気込みもなくなっちゃうなんてこともあるようですよ。

 

 

ただ、どんな物事にも事情があるよね(これは僕の口癖でもありますが)という視点で見ると

 

きっと別れることになったということは、今のままでは寄り添え続けなかったのかもしれません。

 

そこには何らかの事情があって、お互いがその事情に気づくまで同じことを繰り返してしまうのかもしれません。

 

 

○大人ってマイナスな感情を抱くことを避けたがるから・・・

最近僕がよく扱わせていただくケースの一つに

 

「大人だからこそ、自分がマイナスの感情を抱くことを避けようとする」

 

なんてケースがあります。

 

要は、恋愛の中で誰もが抱くであろうマイナスの感情を感じている自分が嫌だから別れる、って話です。

 

「確かに今、自分は好きな人のそばにいるし、自分でもそばにいたいし、できるなら関係を長く続けたい。

 

ただ、関係を長く続けようとすると自分自身が怒りや不満などのマイナスの感情を感じてしまう。

 

そんな自分でいることがつらいから、好きだけど別れる。」

 

なんとも不思議な話だと思われるかもしれませんが、いやいや意外とそう思われる方って少なくないと僕は見ているのですよ。

 

ある程度年令を重ねて、さまざまな経験を積み、ステータスを得ている人の中に多い話といいますかね。

 

それは恋愛や夫婦関係だけでなく、仕事でも対人関係でも同じなんですよ。

 

また、これは「マイナスの感情を我慢していることがつらい」という話ではなく、「マイナスの感情を抱いてしまう自分を稚拙だと認識していたり、どこか幻滅してしまう」といった話なんです。

 

だから、別れに至る理由が「分かりやすく関係性の中での問題点が見えるわけではない」という側面があって、なかなか扱い方が難しい問題とも言えるんですよね。

 

むしろ、個々の価値観、考え方の問題という側面が強いんですよね。

 

○「恋愛はマイナスの感情を感じる関係だ」と受け容れるといいのですが

このようなご相談をいただく方(比較的男性が多いでしょうか)から、こんなお話をうかがうことがあります。

 

「仕事でマイナスな気持ちになることはある意味当然で、自分次第で対処できると思うんです。

 

また、友人関係でマイナスの感情を抱くことなんてほとんどありません。

 

でも、彼女との関係は違うんです。

 

どうしてもマイナスの感情を感じるし、それをぶつけたくなってしまう自分がいます。それが嫌なんですよ。」

 

たしかにそのお気持ちも分からなくもないな、と思いながらお話を伺わせてもらってます。

 

ただ、仕事や友人関係と恋愛を同列で並べるのはちょっとリスクがあるかな、ともお伝えするんですよね。

 

そもそも多くの友人関係(親しい友人関係)の中ではほぼプラスの感情ばかり感じるもの、なんです。

 

友情、信頼、親密感、さまざまな絆でつながっている親しい友人との関係では、よほどのトラブルがない限り、マイナスの感情を抱くことはないとも言えるんです。

 

が、恋愛は違います。

 

恋愛は、愛憎という言葉に代表されるように、愛するからこそ憎い、可愛さ余って憎さ百倍、のような、マイナスの感情や自分自身の隠していたニーズが出てしまうものなんです。

 

逆にいえば、ニーズやマイナスの感情を抱かない関係であれば、つまらない、もしくは、分かり会えない状態になることが多いもの。

 

だからこそ、マイナスの感情を抱いたときに、どう自分を整えて、パートナーとコミュニケーションするか、支え合うか、が重要なんですよね。

 

つまり、今回取り上げているような「ベストカップル」「お似合いな二人」なのに別れ話が頻出するというケースって

 

「自分のマイナスの感情やニーズの扱い方」がモロに恋愛関係に影響している、ということでもあるんです。

 

自分がマイナスの感情やニーズを抱いた時、それを隠すのか、感じない自分で居続けようとするのか。

 

それともその気持ちを素直に認めて上手にコミュニケーションするのか。

 

その差がババーンと出ているとも言えるんですね。

 

○マイナスの感情やニーズも上手にコミュニケーションするといいですよ

パートナーとの間では、マイナスの感情やニーズを抱くことは普通です。

 

そんな気持ちを感じたことがない関係は、そもそも距離がある、もしくは、お互いにそのような感情は出さないような約束をしていることが多いはず。

 

中には、今まで二人でさんざんぶつかることで強い絆ができている場合もありますけどね。

 

特に大人になればなるほど「こんな自分でいたい」というイメージを持つものですが、そのイメージが「マイナスの感情を抱かない自分」だったりすると、恋愛はひたすら厄介な関係になることが多いですね。

 

逆に、感情面でも隠し事がない二人になれれば、無理に別れたり、相手との距離を取る必要もなくなっていくかもしれませんよね。

 

だから、このようなご相談をいただくと

 

「あなたにとって、自分の価値観がそこまで大切なら、確かに別れるしかないかもしれません。

 

ただ、もう一歩今のパートナーとの関係を進めたいと思われるならば、お互いの素直な気持ちを批判せず、嫌がらず語り合ってみてもいいかもしれませんね。」

 

なんてお話をさせていただくんです。

 

もちろん相手に感情をぶつけたり、傷つけようとするのではなくてね。

 

自分の気持ちとして素直に伝えてみてください、とお願いすることもしばしば、なのです。

 

 

今日は以上です、最後までご覧いただきありがとうございました。

 

 

 

\この記事を書いた人/


心理カウンセラー 浅野寿和(あさのひさお)

カウンセリングサービス所属・「名古屋・東京・大阪・福岡地区(&オンライン)担当」

 

「恋愛」「結婚」「夫婦」「子育て・家族」「自分自身(性格・生き方)」などを、あらゆる心理面からバランス良く分析し解決に導く「ちょっとだけ予約が取りにくい」人気カウンセラー。明快な分析と的確なヒーリングセッションが評判で、20代〜40代のみなさんにリピーターが多い。

そも屈託のない人柄・語り口から「話すと元気になる・安心できる」と好評をいただく。

年間400件以上の面談カウンセリングを行う実践派かつ現場主義。

 

口癖は「しゃーないですよね」「どんなことにも事情があるよね」。

 

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