毎週月曜日の「恋愛テクニック」は、「カップル・カウンセリング」と題しまして、パートナーとの関係をより良いものにするため、「男性心理」「女性心理」を紐解きながら、さまざまなご提案を、池尾昌紀・池尾千里、夫婦でさせていただいています。
今週は、私・池尾千里が書かせていただきます。お読みいただけたらと思います。
浮気問題で、離婚をする人、別居する人、修復に向けて頑張る人、いろいろです。
それに、それぞれの決断をするのにも、たくさん悩んで、膨大なエネルギーを必要とするでしょう。
そんな浮気問題、そして、ふたりのその後について、書いてみたいと思います。
浮気発覚の時
浮気というのは、発覚したから、大爆発!かどうかは、人それぞれ。
みつけても、ぐっとおさえて、本人に言うかどうかで、めちゃくちゃ悩む人もいます。
でも、その時は誰でも、自分の感情をコントロールするのも大変なくらい、ほんとは大パニックだったりします。
何かあったら相談していた友達とか両親にも、なかなか相談しづらい話題。
結果、ひとりで抱え込んでしまう人が多いんじゃないかと思います。
浮気されたということで、裏切られた!という気持ちと、女として(男として)魅力がないのかと、傷ついてしまうということで、とにかくダメージが大きい事件なんですよね。
ですから、この時には、いったいどうしたらいいのかわからない!という人も多いのですが、そりゃそうです。
感情が大きく揺れている時ですから、何かを決めたり、考えたりすることが難しくなります。
ご自身が、決められない、考えられないことを、どうか責めないであげてくださいね。
ふたりの未来について
先ほども申し上げたように、浮気問題の後、ふたりのこれからをどうするのかを決めるのは、とてもとても大変なことなんですよね。
例えば、もう浮気なんてする人とは、一緒に居るのは無理、別れる!
離婚はしたくないけど、今は顔を見るのも嫌。とりあえず別居する!
離婚は考えてない、修復に向けてがんばりたい!
いろいろな方法や、考え方があると思います。
浮気をされたから別れるケース、だけでなく、浮気をした方から、別れを切り出すことも、また少なくありません。
浮気発覚の前までの、ふたりの関係に何かしらのきっかけがあるとすると、浮気をした方が悪い!浮気さえなければ!という考え方は、片方だけのせいになってしまいます。
すると、浮気の前の何かしらの不満のせいで、浮気をしたとすると、片方だけのせいとは言い切れないこともあるわけです。
別れる。
別居する。
修復する。
どれが良くて、どれが悪いというものでもなく、正解も不正解もありません。
大切なことは、自分が納得して決めることです。
時間をかけてでも、ちゃんと迷い、しっかりと考え、自分の気持ちをちゃんと掴まえます。
別れるとなったら、収入がないから、子どもがいるから、さびしいから、まだ好きだから・・いろんな気持ちが出てくると思います。
それをひとつひとつ大切にして、整理していきます。
自分は、どうしたいんだろうって、問いかけながら。
やっとたどりついた自分の答えだったら、ずっと後に思い出した時にも、後悔はしないものなんです。
修復するふたり
もし、修復することを選んだ場合、お互いが、いろんな気持ちを抱えて進むことになります。
浮気をした側は、罪悪感を感じやすくなるでしょうし、
浮気をされた側は、傷つき、怒り、疑い深く、不安になることでしょう。
普段通りであれば、なんなく進める道でさえも、すんなりとは進まず、難しいことだらけになってしまうかもしれません。
お互いが持つ、さまざまなネガティブな感情のせいで、理解し難い態度になることも。
例えば、こんなふうに。
浮気した側が、パートナーのせいだと言って、開き直る。
浮気した側が、ゆるしてもらうために犠牲してしまう。
浮気された側が、パートナーの気持ちが逸れないよう犠牲的にがんばってしまう。
浮気された側が、パートナーを責め続けてしまう。
修復する道を選んだとしても、上記のようなやり方では、相手を傷つけてしまったり、犠牲をし続けることで、自分がヘトヘトになってしまいます。うまくいきませんよね。
パートナーを大切に扱ってあげる、尊重すること、同時に、自分のことも大切にすることは、絶対絶対(2回言いました)忘れてはいけません。
ゆるさない・ゆるされない
パートナーに関する不満は、大なり小なりお互いにあるもの。
でも、コミュニケーション不足になり、お互いさまって言えないくらいの大きさになってしまうことで、すれ違いが大きくなってしまいます。
浮気も、そのせいで起こってしまうともいえるでしょう。
浮気は、ゆるされることじゃない。絶対にゆるさない!
ごもっともです。
パートナーのことがどうでもよかったら、腹も立たないでしょう。
大切だし、どうでもよくないから、腹が立つんですよね。ゆるさないーっ!って。
だから、うんと怒ってやればいいし、もう二度とするなって、ビシッと言ってやればいいんです。
浮気されたら、悲しいって、わかりきってることでも、言ってやってください。
傷ついて悲しくて何にも言わずに、我慢してなくていいんです。
でもね、あなたが浮気のことでパートナーを責めると、パートナーは、たとえどんな表情や、態度であっても、罪悪感でいっぱいなんです。開き直っているような時でもです。
罪悪感が大きければ大きいほど、態度はびっくりするくらいひどくなります。
重要ポイントなので、覚えておいてくださいね。
あんなデカい態度なのに、心理的には「自分が全部悪いんだ」でいっぱいなんです。
「こんな自分は、嫌われるに決まってる」「絶対にゆるされるはずがない」って思うから、余計に、愛されにくく、ゆるされない態度になるんです。
修復をしたい時、ゆるさない、ゆるされない、そんなふたりは、ふたりともが辛く、幸せではないんです。
浮気をゆるすって、簡単なことではありません。
「浮気」という出来事の、ふたりにとっての意味をみつけることが、その助けになると思います。
修復とは、元通りのことじゃない
修復というと、元通り、昔のようないい関係に戻るイメージがありますが、元通りだったら、また同じ問題が起こるかもしれません。
ふたりの未来は、これまでにない形、もっとよい形になるはずです。
え、どういうこと?!
結婚して、10年経つんですよ、そんなふうになる気がしないです。
一緒に居る時間が長いほど、これまでとちがうパートナーシップなんてあるの?!って思われるかもしれませんね。でも、あるんです。
「浮気」という出来事の、ふたりにとっての意味を考えていく中で、すれ違いがなかったか、誤解がなかったか、言葉の足らないところがなかったか、笑顔だったか、感謝できていたか・・いろいろと出てくると思います。
それらを、これまでよりも少し、気をつけたり、パートナーに伝えることができたなら、勇気が要るかもしれませんが、ふたりの関係に、新しい風が吹き込むでしょう。
パートナーシップは、長く続く関係でもあります。
そこには、幾多の変化があるから、長く続くのだと思います。
今、その変化をまたひとつ迎えているのかもしれません。
変わらないと思っていたものが、変わろうとする時、なかなかスムーズにいかなかったり、問題が起こることもあります。抵抗が出るんですね。無意識なので、気付くのはむずかしいものです。
大変だな、しんどいなって思う時、人は、ひとりになって、つながりを持たずにいる時だったりします。
信頼できる誰かに、そんな時こそ、頼って聞いてもらいましょう。
パートナーシップの中だけで、何もかも解決しようとしても、うまくいかないこともあります。問題が起こっているときなら尚更ですよ。
浮気問題の末、さまざまな選択をしたみなさんが、うーんと幸せでありますように。
応援しております。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
来週2月27日(月)は、池尾昌紀が担当します。
どうぞお楽しみになさってくださいね。
池尾千里
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あーもう一回食べたいっ!
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