大塚統子

カウンセリングサービス の大塚統子 です。

木曜日に大門昌代 ・大野愛子 とともに「うまくいかない恋の処方箋」をテーマに書いています。今回は大塚が担当です。

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「恋愛が長続きしないんです」とお悩みの方は少なくありません。

 

「2週間で別れた」「いつも1・2ヶ月」「長く続いても3ヶ月」という方も。

 

過去の恋人のうち、ひとりとだけ続かなかったというのなら、相手の側に続かない理由があるのかもしれません。

 

でも、毎回のおつきあいが短期間で終わってしまうとしたら。

 

次こそ幸せが長く続く関係を築くために、ご自身の恋愛パターンを見直してみてもいいのかもしれません。

 

◆最大のヒントは別れた理由

 

別れ話は、する方もされる方も嬉しい話ではありませんよね。

 

だから、本当の気持ちをしっかりと伝え合わないで終わったりもします。

 

「相手を傷つけたくない」と、別れの理由を伝えないこともよくあることです。

 

その逆で、別れ話のケンカで、売り言葉に買い言葉で、本心ではないヒドイことを言ってしまう場合もあります。

 

そして、時には、音信不通や無関心で意思表示をしようとする人もいます。

 

それでも、少しでも別れ話ができたのだとしたら、そこには「二人がうまくいかなかった理由」があって、幸せな恋愛をするヒントがあるようです。

 

◆別れ話はどちらから

 

すべての人に当てはまるわけではありませんが、恋愛が長く続かない方の場合、別れを切り出すのは「ほとんど自分から」か「ほとんど相手から」のどちらかに偏っていることがあります。

 

◇「ほとんど自分から」の場合

 

自分から別れを切り出す場合にはどんな心理があるのでしょうか。

いくつか紹介します。

 

1)相手の嫌なところばかり気になる

 

ある程度関係が近くなると、それまで見せていなかった部分まで知り合うことになるでしょう。

 

そうすると、「思っていたのと違う」発見もすることになります。

 

「彼氏なら、こうするべき」「男性とは、こういうもの」といった妥協できない理想像があればあるほど、相手に幻滅しやすくなるでしょう。

 

また、自分自身に完璧を求める人は、ついパートナーにも完璧を求めすぎてしまうことがあるようです。

 

2)親密になるのが怖い

 

相手のことが大好きで、心から愛し合いたいと望んでいるのに、親密になるのが怖くなるタイプの人がいます。

 

例えば、「本当の私を知られたら、嫌われてしまうのではないか」と思っている場合。

 

自分で自分のことを嫌っていると、嫌われたくないので、本当の自分を隠して「いい人」を演じようとしたりします。

 

周囲には「いい人」で接するので、いい人として好かれるのですが、本人はそれは本当の自分ではないと思っています。

 

二人の距離が近づくと、いい人ではない自分が隠しきれなくなってしまいます。

 

大好きな彼に本当の私を知られて嫌われるくらいなら、「私の方から離れよう」と自分から別れ話を切り出すわけです。

 

3)離れるのが怖い

 

かつて大切な人との別れを経験していると、離れることを恐怖に感じる方もいます。

 

例えば、両親の離婚で大好きなパパと離れなければならなかったとか、両親が共働きで自分の面倒を見てくれていた祖父母と死別したとか、唯一の理解者だった家族以上のペットが亡くなったとか、大切な人を突然の事故で失ったとか、大好きだった人と別れなければならなかったとか。

 

大切な人が離れていってしまう、大切な人を失ってしまう、その体験はあまりに辛いものだったとすると。

 

「もうあんな辛い思いはしたくない」と、無意識に心を守ろうとするでしょう。

 

そうすると、大好きにならないようにするとか、大切な存在を作らないようにするといった行動をとることがあります。

 

失うのが怖いから、持たないようにしようとするわけです。

 

今まで以上に深い関係になりかけると、何かしら理由を作って、「これ以上好きにならないように」自分にブレーキをかけることもあります。

 

◇「ほとんど相手から」の場合

 

いつも相手から別れを切り出される場合、どんなことが起きやすいのでしょうか。

いくつか紹介します。

 

1)わかってもらう人のポジションに居続ける

 

恋愛をしていると、どちらかが「わかってあげる人」、もう片方が「わかってもらう人」と、立場が固定されることがあります。

 

「わかってもらう人」の側は自分が望むようになるし、愛されていると感じられるでしょう。

 

しかし、ずっと「わかってあげる人」の側でいなければならないとしたら、どうでしょう。

 

「自分にもわかってほしいことがあるのに、わかってもらえない」

「自分の気持ちはないがしろにされている」

「相手のわがままばかり聞かされている」

「自分はがまんばかり」

「こちらが合わせるばかりで、こっちの気持ちは考えてもらえない」

などと思うのではないでしょうか。

 

その時々で「わかってあげる人」と「わかってもらう人」が入れ替わるような関係なら、お互いをわかり合えるでしょう。

 

でも、「私はわかってもらう人」と「わかってもらう人」のポジションを独占していると、相手に限界が来ることがあるようです。

 

2)相手からの好意をうけとらない

 

人は自分がしたことで相手に喜んでもらえると嬉しいものです。

 

逆を言えば、喜ばせたかったのに、リアクションがない、断られる、がっかりされる、というのは、かなりのダメージをうけるものです。

 

例えば、誕生日プレゼントをもらった時に。

 

「わあ、ありがとう。私のことを考えて選んでくれたんだね。嬉しい。」と喜ばれたら嬉しいのは想像がつくでしょう。

 

相手のために心をこめた善意や好意に気づいて反応してもらえると、努力が報われるようで、嬉しいものです。

 

それは、わかっているのですが。

 

実際には、「え、こんな高いもの、悪いよ」と言ってしまうケースも多いようです。

 

内心、「こんな高いものもらっても、お返しどうしよう」とか、「私のためにこんなにお金を使わせて申し訳ない」とか、そう思うからこそ「え、こんな高いもの、悪いよ」と言葉が出ているようです。

 

謙虚さは素晴らしさでもあります。

 

でも、プレゼント喜んで欲しかった相手にとっては、「喜んでもらえない」という残念な結果になってしまうでしょう。

 

プレゼントの例だとわかりやすいと思うのですが。

 

日常でも、

「自分でやります」

「一人で大丈夫」

「私がやるよ」

など、悪気はないけれど、相手の善意をお断りしている場面があったりします。

 

遠慮して、相手を気遣ってのことだとしても、相手からの善意をうけとらないと、

「自分は必要とされていない」

「自分では役に立たない」

「自分がいると迷惑になる」

「一緒にいる意味ある?」

といった感じたくない気持ちを、相手に感じさせてしまうこともあるようです。

 

善意で働きかけてもうけとってもらえない、一緒にいると嫌な気持ちを感じるとしたら、そこから「離れたい」と思うようになるのではないでしょうか。

 

◆カギは感情

 

「一緒にいたい」と思うのも、「もう一緒にいたくない」と思うのも、その人と居て何を感じているかが大きく影響します。

 

長く続くかどうかのカギは、感情なのです。

 

自分がどう感じるかを整え、相手に何を感じさせているかに気づくようになると、幸せな関係を長く続けられるでしょう。

 

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