毎週月曜日の「恋愛テクニック」は、「カップル・カウンセリング」と題しまして、パートナーとの関係をより良いものにするため、「男性心理」「女性心理」を紐解きながら、さまざまなご提案を、池尾昌紀・池尾千里、夫婦でさせていただいています。
お正月気分も、だんだんと抜けそう・・と思ったら、また連休で、のーんびり。
なんて方もいらっしゃるのではないでしょうか。
あけましておめでとうございます。
今年も、池尾昌紀・千里の「カップル・カウンセリング」どうぞよろしくお願いします。
今週は、私・池尾千里が書かせていただきます。お読みいただけたらと思います。
文句言わないように
大好きな彼や、大事にしたい夫に対して、あんまりごちゃごちゃ文句言うのも、かわいそうな気もするし、そんなことしちゃいけないような気もするし、わるいから我慢して言わないことが多い。
そんな方、いっぱい知っています。
私の言ったことで、彼の気分を損ねるのもいやだし、喧嘩になったりするのも絶対嫌だし、変な空気になるのもすごく嫌。
だから、文句言わないようにしてる。
でも、それでうまくいく時期も、確かにあるんですよね。
コミュニケーションの基本は、相手への共感ですから、嫌な顔せず、相手の言うことを否定せず、賛同したり、受け入れるということができると、相手とはとてもうまくいくんです。
自分のことや、自分の考えや思いに寄り添って、「それいいね」って言ってもらえたら、嬉しいですよね。気分もいいでしょう。そんなふうにしてくれる相手のこと、きっと好きになるでしょう。
怒らないように
頭にくることがあっても、怒らないようにしている。または、喧嘩しないようにしている。
そんな努力をしている方もめずらしくありません。
相手に意見するということが、良くないことのように思っていたり、なんだか悪いなって思っていたり、怒るということが、良くないことだと感じていたり・・すると、そいういうことが起こらないように、例え腹が立っていても、すっと飲み込んで、何も言わないようにするんですね。
たまらず、ドカン(怒)!
でも、文句がいっぱいあるのに、めちゃくちゃ腹が立っているのに、それを自分の中に押し込めて、最初はいいかもしれませんが、だんだんと心はいっぱいいっぱいになるでしょう。
すると、笑っていられなくなったり、文句を言ってしまったりと、我慢がきかなくなるわけです。
ちょっとずつ溜まった我慢が、大きな怒りになって、発散し、消化する機会を探し始めます。口から火を吹いて暴れているようなものです。
こうなると、冷静に話をするなんてことは、難しいですよね。
怒る女性 vs 怒られる男性
女性がギャンギャン怒っている時。
怒られている男性がいるわけですが、大きく分けて反応としては、2つあるんじゃないかなと思います。
逆ギレタイプ
女性から、責められたり、意見されたりすることが嫌いで、女性よりも強くキレてくる、逆ギレタイプ。
冷戦タイプ
声を荒げたりはしないけれど、女性のテンションとは逆に、静かにひきこもったり、機嫌が悪くなるタイプ。
どちらの場合も、それ以上のコミュニケーションができません。
どういうことかと言えば、男性にとって、女性の怒りや不機嫌さというのは、どうにも苦手なもののようなんです。もうこれ以上、一緒にいられない、どうにもしてやれない、何もできない・・という心理の表れなわけです。
女性は気難しい生き物
女性のみなさんが、自覚しておくとよいことがあります。
男性にとって、女性という生き物は、非常に難しい、理解不能なもののようなのです。
さっきまで機嫌よくしてたのに、急に怒り出して、どういうことなんだ?
怒っているのはわかるけど、言われていることが理解できない。
いつまでも、ごちゃごちゃ言われても、時間の無駄!
女性のみなさんが聞いたら、さらに怒り出してしまうかもしれませんが、男性の正直な気持ちは、こうなんです。一刻も早くこの場から、逃げ出したいと思っているはずです。
それは、怒られてしんどいから、というだけではなく、男性の一番の苦しみは、女性であるパートナーに何もしてあげられない、怒らせているのは自分だなどという、役に立てない罪悪感なんです。
女性の気難しさが、そうさせているとしたら、女性ができることがあるはずです。
言葉で伝えることができる、男性にとって「わかりやすい女」になることです。
察してくれない!と思う時
女性が持つ、男性への不満の第一位は、「察してくれない」ではないでしょうか。
つかれたオーラを出しても
不機嫌オーラを出しても
なーんにも気づいてもらえない。
私は、気づいて、先回りして、言わなくてもしてあげることが、いっぱいあるのに!
そうなんです。女性は、察する能力が、ものすごく高いのです。
ちょっとした変化にも気づくし、心配りも冴えています。
女性同士のこうしたアンテナの高感度具合を、男性は理解することはできないし、なによりきっと興味がないでしょう。
女性は、男性と比べたら、弱い生き物ですから、自分を守る手段として、高感度アンテナによるコミュニケーション術で、コミュニティを作るという、原始的な理由があるとも言われています。
一方、男性は、原子時代には、狩りに出て、危ない思いをしながら、獲物を取るということをしていたとすると、超現実的でなくてはいけなかったでしょう。
男性が、言われてない、聞いてないことに対して、意識が向かないのは、悪気があって、そうしているのではなく、本当にそういう生き物であると認識しておくといいように思います。
察してもらえない、ということは、愛されてない??
という、女性が陥りやすい罠からは、抜け出せるのではないでしょうか。
優しくありたいなら、怒りなさい
誰でも、大切なパートナーに対しては、いつも優しく寛容でありたいと思っています。
怖い彼女でいたい人なんていませんよね。
でも、怒っちゃう。
それには理由がありましたね。
優しくありたいから、飲み込んで、我慢しているということ。
我慢は、時間が経てば、怒りに変わってきます。
相手のためにとしたことが、相手が一番困る形になってしまうんです。
優しくありたいのなら、カチンときたことがあったら、その場でちゃんと怒っていいんです。
必ず怒らなくてもいいですよ。でも、自分が「カチン」ときていることには、気がついてあげていただきたいのです。
「私、怒ってるな」って。
ちゃんと、気持ちを汲んであげてください。大切に扱ってあげるんです。
自分のことを大切にできると、誰かを大切にすることも、やりやすくなれるんです。
真のコミュニケーション
素の私でコミュニケーションをしてみましょう。
素直に、誠実に。相手を大切にしながら。
これが一番、簡単な方法なんです。
こうしなきゃ、ああしなきゃって、取り繕った嘘の自分での状態で、人生を生きているとしましょう。
そんな時に、誤解やすれ違いが起こると、複雑すぎて、何がどうなっていて、何が大変で苦しいのか、わからなくなっちゃうんです。
不器用でいいんです。
取り繕うよりも、ずっといい。
素の私でいきましょう。
パートナーと仲悪くなりたい人はいません。
パートナーに不機嫌でいて欲しい人もいません。
ほんとは、仲良くしたいだけだった。
ほんとは、愛したいだけだった。
ほんとは、ふたりで幸せになりたいだけだった。
あなたの中にずっとある真実は、いつだって小難しいものではないんですよ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
来週1月16日(月)は、池尾昌紀が担当します。
どうぞお楽しみになさってくださいね。
池尾千里
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今年も、みなさんにとって
しあわせいっぱいの一年になりますように。
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