カウンセリングサービス・心理カウンセラー浅野寿和です。
いつもご覧いただきありがとうございます。
さて、今日は2022年最後の僕の投稿となりますm(_ _)m
みなさま良い年末年始をお過ごしくださいね!
ただし、今年最後だからといって特別なことはしない、が僕の流儀。
いつもどおりの平常運転で、今日もニッチな恋愛コラムをお届けしますね。
では、よろしければお付き合いください。
○恋愛を真面目に考えすぎちゃってうまくいかないというお悩み
例えばこんなケース。
なにごとも「なんとかなる」と思って一生懸命頑張ってきました。
でも、恋愛がうまくいきません。
結婚したいし、子供もほしいし、温かい家庭を作ることが私の夢。
真面目に一生懸命好きな人のことを大切にしていればいいはず、と思ってきたのですが、いつも相手が離れていきます。
いつも言われる言葉は「君は悪くない」「君はとてもいい人だけど・・・」
恋愛上手な友だちに相談したら「〇〇(私)に合う人はきっと他にいるよ」といいます。
ただ、私、合わない人とばかり恋愛してきたつもりはないんです。
相性良さそうな人ともお付き合いしてきました。
それでもうまく行かないにはきっと理由があるんじゃないかと思うんです。
もし、なにか理由があるならそれが知りたいんです。
この手のご相談をいただく方って
「人から好感を抱かれやすい、いわば器量がよい方が多い」
という実感が僕にはあります。
「きっとたくさんの人から好感を持たれるのだろうなぁ」と、ニコニコしながらカウンセリングルームでお話を伺うんです。
と同時に、「なるほど」と思いながら、恋愛で悩まれているその理由を見ていることがありますね。(すべてが分かるわけじゃないのですが。)
ということで、今日は「器量よしなのに恋愛が前に進まんぞ!」という人の恋愛を前に進める方法を考えてみます。
○真面目に頑張る人の恋愛は「べき思考」が強め
一言で言えば、「真面目に頑張る人の恋愛は「べき思考」が強め」なのです。
もちろん好きな人のために一生懸命になられること自体、間違っていることではないのです。
僕からすれば「その彼、幸せものだねぇ〜」と、若干の嫉妬を込めて思っちゃうこともしばしば。
ただ、恋愛ってお互いに感情的に揺さぶられるものであり、感情が動くことで楽しめるものなのです。
なので、「こうです!」「こうするべきです!」「私は好きな人をちゃんと愛してあげたいの!」という考え方ばかり用いると、今の関係を楽しめなくなっちゃうことがあるのです。
特にロマンス期の恋愛は、ワクワクドキドキといった怖れを感じることが重要なのですよ。
「うわー、めっちゃ好き!」
「ヤバいヤバい、このままじゃ好きになってしまう」
「もう、そんな風にこっち見ないでよ!」
このように感じるのは「怖れ」が理由だと言われていますしね。
つまりですね。
もし恋愛の中で「べき思考が強く出る」ならば、そもそも恋愛におけるリスク(怖れ)を回避するために「べき思考」を強めているのではないか、なんて考えられるのです。
すると、形式的にはとても整った関係になるのですが、ワクワクドキドキ、ロマンスが弱まりやすいのです。
僕はそう考えるので、例えばお友達が「〇〇に合った人がいるよ」と伝えてくれているのではないか、と想像することも多いです。
要は「あなたのいいところも弱点も、真面目できちんとしているところ」だからこそ、そのあなたを望む人がいればいいじゃない、とお伝えになっているように僕は思うのですけどねぇ。
もちろんその回答に間違いはないとも思いますしね。
○「こうあるべき」を「こうありたい」に変えてみてはどうでしょう?
ただ、僕は「あなたに合う人と出逢えばいいですよ」とだけ話すわけにもいかないのですよねぇ、仕事柄。
なので、例えば
「ちょっとばかりべき思考的な発想を緩めて、普段から物事を楽しむ、味わう意識を持ってみましょうか」
といったご提案をさせていただくことがありますね。
基本、「〇〇すべき」という考え方は、きちんとしたルール作りや、ピンチな状況では有効になるものです。
が、うまく物事が進んでいたり、物事を楽しみ、味わう時にはマッチしない感覚になりやすいんですよね〜。
例えば、友達の家に集まって鍋パーティーをしたときに、いわゆる鍋奉行さんがいらっしゃったとしましょうね。
そのお奉行さんがやたらストイックで「このタイミングでこの食材を入れてはいかん!」「早く食べねば旨味が失われるぞ!」なんて厳し目の管理体制を取ったとしたら、まぁありがたいしその気持はめちゃわかるけど、ちょっと楽しみにくいですよね。
しかし、この鍋奉行さん、料理コンテストに出場するときには、結構いい仕事すると思うのですよねぇ。
もし自分がコンテストに出場するなら良いコーチになりそうだと僕は思うのですよ。
この違い、分かります?
そして、この違いが恋愛で出るとしたら、相手は何を感じているか想像できます?
そうです。
あなたのことを悪く思う人はあまりいないのです。
ただ、楽しめないなぁと思いやすいのかもしれません。(あなたがつまんないわけじゃないよ)
だから
「〇〇するべき」「私はこうしたいの!」を
「〇〇のほうがいいと思うんだけどなぁ」「私はこうしたいんだけど、どうかな?」と
若干緩めてみるといいんじゃないでしょうか、というお話をさせてもらうことがありますね。
また、自分自身に対しても「私はこうあるべき」よりは「私はこんな私でありたい・あれればいいな」ぐらいに緩めてみては?ともお伝えする場合がありますよ。
さらに「好きな人のためにちゃんと愛してあげたい」と思う気持ちは素晴らしいですけど、「相手も私と同じこと考えている」という認識は持っておいたほうがいいですよ、なんてお話もしますかね〜。
できれば、相手があなたに向けている好き、は受け取ろう、味わおうという意識を持ってほしいかな。
というか、その認識を持てない相手とはあまり一緒にいないほうがいいかも・・・。
○余計なことかもしれませんが、こんな話をさせてもらうこともあります
で、一応僕もカウンセラーですから、余計なこととは承知の上でこんな話をさせてもらうことがあります。
「もし、あなたが「べき思考」を使っているとしてね。
そのべき思考を使う目的が、自分自身のリスク回避以外にあるとしたら。
それってどんな目的だと思います?
あなたが「こうすべき!」と思うのは失敗しないため、迷惑かけないため、という意味合いがあると僕は思うのです。
もしそうであれば、それって誰のために捧げられている気持ちなんですか?」
真面目な人って、自分のためだけに真面目って人は少ないんです。(中にはいらっしゃいますけど、そういう人も)
誰かのために失敗しない自分でいようと思っている真面目な人は多いよね、とお伝えしたいのです。
であれば、その時点であなたはすげー愛の人じゃないの?と僕は思うのです。
だから
そこまで自分にカッチリした価値観を当てはめなくても、やらかすことは少ないんじゃないでしょうか?
むしろ、あまりにカッチリした価値観を持ちすぎると、行動の多くが失敗や不十分なことになりはしないでしょうか?
だから、自分を認めて、許して。
少し肩の力を抜いて、フーっと一息ついて、「私で大丈夫やん」と自分に言ってあげてくださいな、とね。
そんなご提案をさせていただくこともありますですね。
とかく情熱的な人ほど「オラオラ!私に愛させんかい!」といった波動を繰り出しますけど、その情熱をうまくロマンスと混ぜて使うと、なんとも官能的なエネルギーになる場合もありますしねー。
今までとはちょっと違った視点で自分を見つめることができると、楽しみ味わえる恋愛ができるようになるかもしれませんよ。
\この記事を書いた人/
心理カウンセラー 浅野寿和(あさのひさお)
カウンセリングサービス所属・「名古屋・東京・大阪・福岡地区(&オンライン)担当」
「恋愛」「結婚」「夫婦」「子育て・家族」「自分自身(性格・生き方)」などを、あらゆる心理面からバランス良く分析し解決に導く「ちょっとだけ予約が取りにくい」人気カウンセラー。明快な分析と的確なヒーリングセッションが評判で、20代〜40代のみなさんにリピーターが多い。
そも屈託のない人柄・語り口から「話すと元気になる・安心できる」と好評をいただく。
年間400件以上の面談カウンセリングを行う実践派かつ現場主義。
口癖は「しゃーないですよね」「どんなことにも事情があるよね」。
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