夫婦のかたちは、作るもの

毎週月曜日の「恋愛テクニック」は、「カップル・カウンセリング」と題しまして、パートナーとの関係をより良いものにするため、「男性心理」「女性心理」を紐解きながら、さまざまなご提案を、池尾昌紀・池尾千里、夫婦でさせていただいています。

今週は、私・池尾千里が書かせていただきます。お読みいただけたらと思います。

私は日々、カウンセリングをしているのですが、「夫婦カウンセリング」とメニューもご提供しております。

夫（池尾昌紀）と一緒にカウンセラー２名と、お客さま（お一人の場合も、カップルやご夫婦の場合もあります）のカウンセリングスタイルです。

私たちが夫婦で、山も谷もあっての今なので、パートナーシップを応援したいという思いが常にあります。

「仲良く楽しく二人で生きる」ことってできるよって思っているからです。

でも、常々感じることがあるんです。

時代は「令和」で、夫婦のかたちなんて、どんなふうでも、幸せならいいじゃないって知ってるのに、なぜか私たちの心の中には、昭和？大正？って感じるくらいの古い価値観が横たわっているようなのです。

ジェンダレスって言葉も知っているのに、男だから、女だからって、ついその枠にパートナーや自分を入れては、昔ながらの役割をちゃんとやるべきなのにって、相手を責めたり、自分を責めたりしてしまうんです。

時代の流れと、心の中にある価値観は、常に一緒に変化するのではなく、どちらかが先に進んで、片方が遅れて追いついたりします。時間差があるわけです。

でも、カウンセリングをしていて感じるのは、私たちの中にある価値観もゆっくりとですが、変化しているようです。

時代はどんどん新しくなっているのに、昔のままの価値観で生きようとすると苦しすぎるんですよね。そうなってやっと、じゃあ、どうすると苦しくないんだろうって考えて、行動を変えていくことが少しずつできるようになるわけです。

昔のままの価値観って、「こういうもんでしょ」っていう「諦め」とセットのことも少なくありません。

これは、実は、私たちの「諦め」だけではなく、ひと世代、ふた世代上の両親や、祖父母の「諦め」でもあるようなんです。

そんなのおかしい、イヤだ！って言えなかった時代のものです。

夫婦のかたちは、今の私たちが作っていっていいんです。

ふたりで、楽しく幸せに笑っていられるために。

そのために、こんなふうにするといいよ！っていうことをあげてみましたよ。

理想の夫婦をみつけよう

時代の変化とか、価値観とか、そんなのつべこべ言わずに、とにかく仲良くしているご夫婦を探してみてください。

芸能人でもいいし、お友達でもいいし、ご近所さんでもいい。

知ってる人でも、全然知らない、どこかの人でも、海外の人でもいいですよ。

あんなご夫婦になりたいな～って思うような人達を、観察してみて欲しいんです。

そこから学ぼう！なんて、堅苦しいこと考えずに、こんなふうに思ってみてください。

「どうして、このご夫婦がいいって思うんだろう。」

気に入ってる要素をみつけてみてください。

それがあなたにとって、とっても求めている欲しいものであり、大切にしたいことのはずですから。

価値を見続ける存在でいよう

パートナーに対してやってみていただけるといいなと思うことも書いてみますね。

私たちは自分のことを、「とても価値がある！」って胸を張って言える人ってあんまりいないみたいなんです。なんだか、ちょっとちっぽけに扱いがちで、あれもできないし、こんな足りないところもあるんだよねって、バツをいくつもつけていることが多いんです。

例えば、あなたが、信頼できる誰かから

「いつもがんばってるね。」

って言ってもらえたら、嬉しいですよね。

褒めてもらうためにやってるわけじゃないけど、自分のがんばりを見てくれていて、認めてもらえたら、苦労が報われたり、ちょっと自信がついたり、自分って良いものだなって思えたりしませんか。

それを、パートナーにも是非やってみていただきたいのです。

超本音でいいですからね。

思ってもいないけど、褒めてやろうなんてことはしなくていいですよ。

そんなの、すぐバレちゃいます。

ほんとに、ここに関しては、「この人、ここだけは、すごいんだよね」って思うところ、価値を見てあげられるところを伝えてみていただけたらと思います。

まちがいなく（何があったんだろう？？って、不審がられるかもですが）嬉しいと思います。

それに、あなた自身も、そんなふうにパートナーの価値を見てあげられたことは、ご自身のことを良いものだと感じられることにつながるでしょう。

ありがとうってたくさん言おう

夫婦問題のあれこれ、改善するためのいろんな取り組みをご提案する中で、一番やりやすいのが、これです。

「感謝を伝える」

感謝って、ハードルが低いんです。

「愛してる」っていうより、ずっとずっと、言いやすいと思いませんか。

でも、これも超本音でお願いします。

ありがたくもなんともないと思いながら、ありがとうって言っても、すぐバレます。

あなたの、あなたに対する評価も、下がってしまいますから、嘘ついてまで、言わなくていいですよ。

「あーありがたかったなー」

って思えたことだけ、「ありがとうね」って伝えてみてください。

感謝されて、迷惑だな～、気分悪いな～っていう人はいません。

そして、感謝できる自分というのもまた、良いと思えるものなんです。

直接言えないなら、メールとかでもいいですよ。

ご機嫌でいよう

世界中の男性たちの願い。

それは、パートナーにご機嫌で居て欲しいということ。

元気がなかったり、怒っていたり、悲しんでいたりして欲しくないのです。

いつもあなたが元気で、楽しそうにご機嫌でいることは、パートナーの喜びになるんですね。

どうすると自分をご機嫌にできるか、については、一生懸命考えてみてください。

夫がこうしてくれたら、彼がああしてくれたら、と、ついパートナーのふるまいを正すことで、自分の心の平安が得られると思うかもしれませんが、今は、そのやり方ではなく、自分ひとりで過ごしている時でも、楽しく楽ちんで、ご機嫌でいられるように考えてみてください。

何をすると楽しいですか。

何をすると楽ちんで、心から笑顔になれますか。

まずは、あなたがあなたをご機嫌にしてあげてくださいね。

自分を大切にすることができてくると、パートナーシップの中でも、自分をご機嫌にしておくことができるようになります。

二人の関係がどうあることが、私にとって幸せであるかという視点が持てるからです。

でももし、パートナーに対して、楽しそうな、ご機嫌な笑顔なんて、見せることができない！見せてやるもんか！みたいな気持ちが出てくるような方。

そんな方は是非、ご自身に聞いてみていただきたいのです。

「私は、パートナーに何を理解して欲しいんだろう」

何か、わかって欲しいことがあるのに、気づいてもらえなくて、ほんとはとっても悲しんでいるのかもしれません。

助けて欲しいし、愛して欲しいのに、それが伝えられないでいるのかも。

いつも自分をご機嫌良くさせておくって、なかなかむずかしいですよね。

でも、とても大切なスキルなんです。

仲良く楽しいふたりでいるために。

あなたのご夫婦のかたちを作っていくためにも。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

来週１１月２１日（月）は、池尾昌紀が担当します。

どうぞお楽しみになさってくださいね。

池尾千里

私も、フリースペースにお邪魔する予定です。

カウンセラーからの感謝の気持ちを込めたイベント

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イベント概要
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