浅野

カウンセリングサービス心理カウンセラー浅野寿和です。

いつもありがとうございます。

それでは今日のコラムです。

今日もまたまたニッチなコラムになりますがよろしければどうぞ。

 

○相手が何を見て、何を感じているかが見えてしまうとき

これはクライエント様の話ではなく、僕の昔からの仲間(知り合いの)話。(話してOKの話です)

随分前の話なのですが、その男性との会話で今もまだ覚えていることがあるんですよね。

男性:「そういえば浅野ってさ、いつも飯食うとき、黙々と食べてて何も喋らないじゃん。最初は相当口下手なやつかと思ったけど、ただ飯がすきなだけなんだと気づいたんだけどさww

とにかくお前がおしゃべりしながら食べているところ見たことないわ。そんなに食事に集中したいのか、と思うことがたまにあるよww」

僕:「ん?そう?気づかなかったけど。それがなにか?」

男性:「いやね、お前はいつも飯を美味そうに食うなぁと思ってるだけだけどさww。たまにいない?こう、いちいち食事中に批評する人。これがどうの、これがイマイチとか、あれこれ言いながら喋る人っているじゃない?」

僕:「あぁ、なるほどねぇ。」

男性:「それでも楽しそうに食べてるんだったらいいんだけどさ。いちいち『ここの〇〇はちょっと残念』とか言われるとさー。こっちも同じもの食べてるときあるでしょ?ネタでもそういうのは控えてほしいと思っちゃう。」

僕:「あぁ、それって相手への気遣いってことだよね」

男性:「食事が口にあうか合わないかは個人のこと。口に合わないなら合わないでいいじゃない。

たださ、食事を楽しむときにもネガティブな視点で見ているんだって思うと、その人の考え方が透けて見えちゃうっていうかね。」

僕:「なるほどねぇ」

男性:「ま、お前は飯以外のものが見えていないでしょww」

ま、見事に僕はオチに使われたわけですが、それはそれとして。

この男性との会話は非常に何気ない会話だったんですが(飲み屋でお互いかなり調子よく飲んでましたからね)、何故か記憶に残ってるんですよね。

ただ、僕の中で残っているのは「相手への気遣い・配慮のこと」ではなく、その彼の視点なんですよ。

「たださ、なんてか、食事を楽しむときにもネガティブな視点で見ているんだって思うと、その人の考え方が透けて見えちゃうっていうかね。」

確かに何気ないことかもしれないし、そこまで気にしすぎていたら毎日大変なんだけど、しかし「重要なこと」だと思うんですよね。

もちろんネガティブな視点自体は必要なものなのでそれが悪いとも思いませんよ。

普段から「自分のモノの見方が人にバレてる?」と過剰に気にしすぎてしまうと何も言えなくなっちゃうので、過剰になるほど気にしすぎる必要もないのかな、と思うんですけどね。



○「自分が何を見て、何を感じているか」って意外と見られているのかも?

つまり、人が物事をどう見て、どう感じるかは個人の自由で制限できるようなものではありませんよね。

ただ、僕たちは気づかないうちに「自分の考え方、物の見方」を、周囲に知らせるつもりはなくても知らせていることがあるのかもしれません。

そして、その普段のものの見方が、例えば、恋愛や対人関係の中で、マイナスとまではいいませんが、相手に警戒されたり、お互いに心開けない関係を作ってしまうこともあるようなんですよ。

ときどき「自分でもよくわからないんですけど、異性からいつも警戒されちゃうんです」「好きな人と関わりたいなと思うんだけど、なぜか距離が詰められなくて」なんてご相談をいただくことがあるんですけど、よくよくお話を聞くと、普段の言動によって相手に誤解を与えていた、なんてことも実際にあるんですよね。

そんなお話を伺うたびに、僕はある言葉を思い出すのです。

「ピークエンドの法則」

ピーク・エンドの法則とは、最も感情が動いたとき(ピーク)と、一連の出来事が終わったとき(エンド)の記憶だけで、ある経験についての全体的な印象が決定されるという考え方です。

要は「ピーク」でも「エンド」でもない細かい記憶は、全体的な印象にほとんど影響を与えない。

逆に「ピーク」や「エンド」が悪い印象になってしまうと、それが相手の中に残りやすくなる、ということ。もちろんそれが良ければ印象に残りやすくなるということ。

恋愛の事例でいえば、好きな人のためにたくさん気を使い、めちゃくちゃ親切にしても、どこか遠慮しまくって何も表現しなかったり、最後の別れ際の印象がさっぱりしすぎてしまう、もしくは印象に残らないものであれば、相手に良い印象を残せないこととありえるだろう、と。

相手がこちらによほど興味がない限り、こちらの行動を逐一見ていることなどはないことも多いですしね。

だから、気になる人に意を決して告白したあとで「そんな風に思ってくれているなんて全然知らなかった」と言われたりもするのでしょう。

もちろん切ない藩士なんですけどね。ただ、それはこちらの自己表現のあり方の影響だったという場合もあるんですよ。(もちろん相手が鈍感なだけかもしれないのですが)

そう考えると「好意は好意としてちゃんと表現する」「相手に伝えたいことはしっかり伝えること」も重要ではないかと思うのです。

また、「終わりよければ全てよし」ではないですが、たとえ相手の表情が冴えなくても、最後に「会えて嬉しい」「楽しかった」「気持ちを聞いてくれて嬉しい」といった表現を残すことも重要なことだよな、と思うのです。

まぁ四六時中そんな事を考えていたら大変なので、僕もそこまでオススメしないんですけどね(^^;

ただ、気持ちや時間の余裕があるときにでも「自分って普段から何を見て、何を表現しているだろうか」を意識してみてもいいかもしれませんね。

そう考えることでより自分を俯瞰して見つめることができることもありますからね。


今日はなんだかとりとめもない話になってしまいましたが、このへんで。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

 

 

\この記事を書いた人/


心理カウンセラー 浅野寿和(あさのひさお)

カウンセリングサービス所属・「名古屋・東京・大阪・福岡地区(&オンライン)担当」

 

「恋愛」「結婚」「夫婦」「子育て・家族」「自分自身(性格・生き方)」などを、あらゆる心理面からバランス良く分析し解決に導く「ちょっとだけ予約が取りにくい」人気カウンセラー。明快な分析と的確なヒーリングセッションが評判で、20代〜40代のみなさんにリピーターが多い。

そも屈託のない人柄・語り口から「話すと元気になる・安心できる」と好評をいただく。

年間400件以上の面談カウンセリングを行う実践派かつ現場主義。

 

口癖は「しゃーないですよね」「どんなことにも事情があるよね」。

 

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