いつもありがとうございます。
さて、今日は人それぞれに違う恋愛のスタイルとその相性について簡単に触れたいと思います。
よろしければどうぞ。
○恋愛のスタイルってなんだ?
日々カウンセリングの現場におりますと、人それぞれで恋愛に求めるものや恋愛の使い方そのものが違うものだよな、と痛感するんです。
いわば恋愛と向き合うスタイルも人それぞれだというわけです。そしてそれにいいも悪いもないのだろう、と僕は考えています。
ちなみに、人それぞれで違う恋愛のスタイルについて扱った理論として有名なものが、カナダの心理学者ジョン・アラン・リーという方が提唱した「恋愛の色彩理論」でしょうか。
今回はその中身にまで詳しく触れませんが、この理論を用いると「恋愛スタイルが合わないとどうしても関係がギクシャクする」だとか「友達から恋のアドバイスをもらってもそれが自分に合わないといまいちピンとこない」なんてことが起こることが見えてきます。
要は「恋愛をどのようなものとして捉えるか」という価値観が、いわゆる相性をつくることがあると推測できるのです。
○長く付き合っていきたい彼と強い愛を求めた彼女
例えばこんなケース。(架空のケースとしてご覧ください。)
ある男性(Aくん)は、とても魅力的な女性(Bさん)とおつきあいしていたのですが、その恋愛でAくんは恋愛する自信を失ってしまいました。
もともとAくんは友達も多く、仲間を大切にするタイプで、部活でも仕事でもリーダーをかって出るような責任感の強い男性でした。
一方、Bさんも普段は友だちが多く社交的なのですが、恋愛となると相手に強い愛を求め、嫉妬心が強くなってしまうタイプでした。
もちろんこの二人の考え方の違いにいいも悪いもありません。
ただ、AくんはBさんと二人で協力していい関係を作り上げていきたいと考えていたのですが、Bさんは相手に強い愛を求め、嫉妬心が強くなってしまうタイプ。
なかなか考え方や話が合いません。
時にはBさんから「私のこと、本当に好きなの?」とAくんの気持ちをテストするようなことが続いたそうです。
AくんはBさんのことが好きだったので、彼女の気持ちを受け止め続けてきましたが、いつもどこかで「どうしてこんなに試されるんだろう?」「どれだけ受け止めても相手の気持は落ち着かない。どうしたら友達のときのように穏やかな関係になるのだろう」と感じていたとかいないとか。
そのうちにどんどんBさんの気持ちを受け止められなくなったAくんは、友達に「恋愛って難しい、こんなにうまくいかないことがあるんだ」とボヤくようになりました。
その結果、Bさんを受け止めきれなくなったAくんはBさんと距離を起き、「女性と付き合うことが辛いし、受け止める自信がない」と自分を責めるようになりました。
もちろんAくんが去っていったことでBさんも深く悲しんだようでした。
*
このケース、「恋愛の色彩理論」で言えば、Aくんは「ストルゲ」タイプ、Bさんは「マニア」タイプ、となり、この2つのタイプはめっぽう相性が悪いそうです(^^;
長い時間をかけて愛を育もうとするストルゲと、今この瞬間の強い愛を求めるマニア。確かに相手のことを思っているには違いがないですけど、求めるものが違いすぎますよね。
このあたりの違いを理解できていればまだ受け止められそうですが(それでも辛いかもしれませんが)、どうしてこんなに分かり会えないのかの理由が分からないと恋愛に対する苦手意識につながることもあるかもしれませんね。
時には恋愛で無力感を学習してしまうこともあるのかもしれません。
確かに長く時間をかけて関係を作りたい人にとって、この瞬間の愛を強く求める人のことはなかなか理解できないかもしれませんし、その逆も同じなのでしょうね。
そこにいいも悪いもない。ただ違いがあっただけと理解することも重要なことなのでしょうけども。
ちなみに、自分の恋愛スタイルと相性の良い相手の場合、関係は良好になることが多いそうですよ。
見返りを求めず相手の幸せを優先する「アガペー」タイプとストルゲは相性がいい。早く親密になりたがりロマンチックな行動を好む「エロス」タイプは、マニアとの相性がいい、ということらしいです。
僕もこの理論に出会ったとき、なかなか興味深くて面白いなと思った次第です。
\この記事を書いた人/
心理カウンセラー 浅野寿和(あさのひさお)
カウンセリングサービス所属・「名古屋・東京・大阪・福岡地区(&オンライン)担当」
「恋愛」「結婚」「夫婦」「子育て・家族」「自分自身(性格・生き方)」などを、あらゆる心理面からバランス良く分析し解決に導く「ちょっとだけ予約が取りにくい」人気カウンセラー。明快な分析と的確なヒーリングセッションが評判で、20代〜40代のみなさんにリピーターが多い。
そも屈託のない人柄・語り口から「話すと元気になる・安心できる」と好評をいただく。
年間400件以上の面談カウンセリングを行う実践派かつ現場主義。
口癖は「しゃーないですよね」「どんなことにも事情があるよね」。
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