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では今日のコラムです。よろしければお付き合いください。
「恋愛なんて」がもたらす言葉の影響を考える
「今は仕事が楽しいし何より優先なんです。恋愛なんて今は余裕がないし後でいいって思ってきました。」
実際にこのようなお話を伺うことは稀ではありません。
もちろん「仕事が楽しくて何より優先したい気持ち」は決してネガティヴなものではないですし(個人的に非常に共感できるわけでして)今は仕事が楽しいから恋愛は次でいい、というお考えが問題になることはないのでしょう。
ただし、「ただ、そろそろ恋愛・結婚もしたいなと思うようになった」というケースでは
今までの自分が「恋愛」に対して使用していた言葉の影響が反映されている場合が少なくないんですね。
例えば「今は仕事が優先、恋愛【なんて】後でいい。」
恋愛なんて・・・。
もちろん「なんて」という言葉を使うことがどうのこうのという話ではありません。
ただ、「なんて」という言葉を使うことで、この言葉の意味がかかる「恋愛」のイメージってやはりネガティブなものにならないでしょうか。
「恋愛なんて」という言葉の中での「恋愛」って
ちょっと邪魔とか
価値がないとか
必要のないものとか
ときには「ウザいもの」
って感じがしませんか?
また「恋愛は後でいい」と「恋愛なんて後でいい」という文を比較するとどうでしょう。
どちらも意味としてはそんなに変わらないと思うんです。
が、どこか「なんて」という言葉が恋愛のイメージを必要以上にネガティヴに感じやすいのではないでしょうか。
*
もし人が機械のような存在であるならばこのような影響も受けないのかもしれません。
ただ、言葉が指し示す機能的な部分だけを理解して終わり、なんでしょうね。
が、人には心があり、ただ単純に刺激や意味を受け止めているだけではないからこそ、なんとなーく言葉の使い方一つで感じるイメージも変わってくるのでしょうね。
そう考えると、僕たちが普段使っている些細な言葉の使い方が恋愛や物事のイメージを規定することもあるのかもしれません。
とくに「恋愛なんて」という言葉の使い方は、どこか自ら恋愛を遠ざける意味合いとして響くので
「自分が恋愛を拒絶している」
というイメージになる場合も少なくないのかも。
これが恋愛に対する苦手意識や微妙な距離感となっている場合もあるとかないとか・・・。
もし自分の言葉が恋愛を規定するならば
もし自分の言葉が恋愛(だけでなく様々な物事)を規定している一面があるとしたら、自分にとってメリットの大きい言葉の使い方をしてみてもいいかもしれませんよね。
恋愛が好き、とか。恋愛に興味がある、とか。
少なくとも「恋愛なんて」よりは、シンプルに「恋愛は」でいいのかもしれません。
実は、こういった言葉の使い方を意識して継続的に修正するだけで、「随分と恋愛に対するイメージが変わった」というお声も僕のもとに届いています。
ただし、人によってはあえてネガティブな響きの言葉を使わざるを得ない事情も存在する、と僕は考えています。
例えば、今までに手痛い失恋や、親密な人との関係の中でトラブルがあった、などの場合
恋愛や親密な関係をネガティヴに捉えていないと心がチクッと痛む場合もあると思うんですよね。
だから、ネガティブなイメージを想起させる言葉を使うこと自体を否定的に見る必要まではないと思うのです。
むしろ、そうせざるを得ない事情を理解して解きほぐすほうがベターな選択だと思うのです。
ただ、もし過去の体験で抱えた感情を整えていくことができたなら、少しづつでも恋愛に対する言葉使い、そのイメージを前向きなものにできるかもしれませんね。
*
最後になりますが、人はネガティブな感情を感じる対象に対して、積極的な行動を取らなくなりがちです。
たとえその対象が憧れているもの、欲しいものであっても、例えば、怖い、痛い、辛い、寂しいといった感情を抱く対象であれば、なかなか積極的に関わろうとしないものではないでしょうか。
だからこそ、自分が望むものに対する言葉の使い方、イメージの作り方は「自分が望む未来に近づく方法の一つ」とも考えられそうですね。
今回は以上です。最後までご覧いただきありがとうございました。
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\この記事を書いた人/
心理カウンセラー 浅野寿和(あさのひさお)
カウンセリングサービス所属・「名古屋・東京・大阪・福岡地区(&オンライン)担当」
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