浅野

カウンセリングサービス心理カウンセラー浅野寿和です。

 

あけましておめでとうございます、今年も本ブログ「恋愛テクニック」をよろしくお願いいたします。

 

さて、今日のコラムは別れについて考える男性と女性にまつわる話です。

 

今日は明確な答えが出ているような出ないような話でもありますが、よろしければお付き合いください。

 

 

別れる前に答えを出したい女性と別れてから考えたい男性

やっぱり恋愛は理想的に進んでほしいものですし、できれば問題を抱えたくないものですよね。

 

ただ、僕のようなカウンセラーのもとには、いわゆる「パートナーと別れることになるかも?」というご相談をいただくことも少なくないので、今日はそんなお悩みを抱えている方に届けばいいなと思いながらコラムを書いております。

 

さて、このようなご相談をお受けするとき、よく出てくる男女の構図があるんですよ。

 

それが「別れる前に答えを出したい女性と別れてから考えたい男性」というもの。

 

特に男性側から「もう無理かも」「別れたい」と言いはじめている場合によく見られる構図です。

 

どこか別れを切り出した男性はがとにかく今、別れたいと思っていること」を突き通そうとしている様子が垣間見えるケースって確かに少なくないんですね。

 

その心理を少し想像すると「別れを切り出した」という事実から加害者意識(罪悪感)を感じ、その状態からいち早く逃れたいがために「別れ」についてばかり考えたり、二人のことを考える素振りを見せない、なんて状態のようです。

 

ただ、別れを切り出された女性側からすると「別れてから考えても意味ないじゃん」とお考えになる方が少なくないのですよね。まぁ当然といえばそうなのですけど。

 

しかし、ここで意見の対立が深まるとなかなか話し合いにもならないものではないでしょうか。

 

 

別れが決まってから急に考え込む男性も少なくない

だから、実際「別れる別れないの話」をしている間はあれだけ強情だった男性が、女性が別れを受け容れた途端、急に優しくなったり、謝ってきたり、本当に別れていいのかって考えちゃう、なんて期待をもたせるようなことを話はじめる場合がりますね。

 

これは、男性にとっての危機、つまり加害者意識を感じる状態が去ったから生じることなのでしょう。

 

ぶっちゃけた話をすれば、別れが決まった途端男性が「君は何も悪くないのに」「俺がクズなだけ」なんて話はじめる人もいれば、急に泣きはじめる人もいたりします。

 

それぐらい大切に想っていた彼女を傷つけたくはなかった、という気持ちがそこにあるのでしょうね。本来は別れることを望んでいなかった、と。

 

たしかに自分から別れを切り出したのならば、相手のためにも最後までその役割は担ったほうがいいかも、なんて話はありますけども。

 

だから彼が「別れたい」といい始めたときに、頑なに抵抗すると余計に関係修復のチャンスが失われるケースも少なくないんです。でも、頑なに抵抗したくなる気持ちが悪いわけでもないのですけどね。

 

 

そんな男性の正直な気持ちって、よほど揉めた関係なら今の彼女にうんざりしているとなるかもしれませんが、「一緒にやっていく自信がなくなった」が本音なのかもしれません。

 

いいか悪いか別にして、今のまま関係を続けてもなにか満たされないモノがあると感じているのかもしれないし、何かしら責任を果たしつづけるモチベーションを保つことができない、と考えている人もいるようです(僕の経験上)。

 

それぐらい「自分の気持ちを受け取ってもらえていない」と感じている男性がいても不思議ではない、と言いますか。

 

だから「別れないと自分が自分らしくいられない」と感じるので、別れてからなら冷静に今の関係を考えることができる、と感じる男性がいても不思議ではないな、と僕は思うのです。

 

 

相手の考えや思いに理解を示すことは重要ですね

今日の話はいいか悪いか別にして、このように考えている男性の話を僕はたくさん伺ってきましたよ、ということでもあります。

 

とりあえず今の状態が変化しないと自分は辛いから別れたい、と伝えてくる男性はいる、ということです。

 

だから、彼がすでに次の恋愛を考えているとか、仕事などなにか夢中になりたいものがあるわけではないけれど、でも今の関係を解消したい、と考える人はいるということです。

 

そんな彼に対してできることがあるとしたら、相手の気持ちを一旦受け止めて理解することかもしれません。このプロセスを経ないと、本音で話し合うことって難しいかな、と思うんです。

 

人は自分の影響を受け入れてくれた人の影響は(話は)まだ受け止めようとしますしね。

 

今回のようなケースでは別れを切り出した側が罪悪感を、別れを切り出された側が痛みや怖れを感じますから、なかなか相手の気持ちって受け止め難いと感じ、ついつい相手を説得しようとするものかもしれませんが、それよりも先に相手の気持ちに関心を持つことって大切なことかもしれません。

 

もし、僕たちが「もう愛せない」と思うときって、相手への愛情がなくなったというより、自分の(愛情の・存在の)価値が無いように感じるときに感じるものでしょう。それが何より辛い、ってことではないでしょうか。

 

もちろん別れを切り出された側も同じような気持ちになると思いますし、辛いと思うのですけどね。

 

だとしたら、お互いに「相手の考えや思いに理解を示すことは重要」ということではないかな、と思うのです。

 

もし愛し合うはずの二人が、お互いが苦しいと言っているのであれば、それは無視できないってことにならないでしょうか。

 

自分の意見を伝えることは重要なことですが、自分の意見だけ押していれば対立するしかないのかもしれませんしね。

 

一旦は相手の気持ちを受け止める勇気を持つことができるなら、お互いに更に深いコミュニケーションができたり、お互い本音で語り合えることもできるのかもしれませんね。

 

 

\この記事を書いた人/


心理カウンセラー 浅野寿和(あさのひさお)

カウンセリングサービス所属・「名古屋・東京・大阪・福岡地区(&オンライン)担当」

 

「恋愛」「結婚」「夫婦」「子育て・家族」「自分自身(性格・生き方)」などを、あらゆる心理面からバランス良く分析し解決に導く「ちょっとだけ予約が取りにくい」人気カウンセラー。明快な分析と的確なヒーリングセッションが評判で、20代〜40代のみなさんにリピーターが多い。

そも屈託のない人柄・語り口から「話すと元気になる・安心できる」と好評をいただく。

年間400件以上の面談カウンセリングを行う実践派かつ現場主義。

 

口癖は「しゃーないですよね」「どんなことにも事情があるよね」。

 

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