浅野

カウンセリングサービス心理カウンセラー浅野寿和です。

 

いつもご覧いただきありがとうございます。

 

さて、僕の担当回としましては今回が2021年最後となります。今年もご覧いただきましてありがとうございました。

 

このブログ自体は年末年始も休まず更新が続いていきますので、どうぞご覧くださいね。

 

皆さま良いお年をお迎えくださいませ。

 

それでは今日のコラムです。

 

年末だからといって通常運転を変えずいつものままですが(^^;よろしければどうぞ。

 

 

何も言わない彼。その沈黙の意味を考える。

「私の彼は本当に何も言わないんです。出かけても、一緒にいても、ケンカをしても、です。

 

私は彼が何を考えているのが分からずとても不安になります。どうしたらいいのでしょうか?」

 

いわゆる「感情も言葉も何も表現しないタイプの彼と一緒にいて不安ばかり募る」なんて経験をされた女性もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

あまりに彼が何も言わないので、私がつまらないし気を使って疲れてしまうので別れた、という話を伺ったこともありますし、彼を放置していたら別れたいと言われた、なんて話も耳にしたことがあります。

 

とかく何も言わない彼というのは、女性にみなさんにとって扱いづらい存在なのかもしれませんね(何も言わない人のほうが楽だというご意見も伺うことがありますが。)

 

そこで今日は「何も言わない彼」の沈黙の意味について少しまとめてみようと思います。

 

よろしければどうぞ。

 

 

沈黙は肯定の意味だった

あまり口数が少ない男性の沈黙は、現状の肯定、という意味であることが多いです。そもそも無口な人、感情表現が乏しいタイプは「自分の気持ちを言う必要がない」と判断したことは徹底的に言わないんです。

 

だから「何かしらの肯定的な考え」「パートナーに対する同意」ですら表現しないんですよね。言わなくても分かるだろうって考えているフシがあるんです。

 

今、二人の間に特段目に見える問題がないなら、沈黙は肯定の意味と捉えておいて問題ないことが多いと思いますよ。

 

 

沈黙は怒りを隠すためだった

明らかに二人が揉めている場合や、普段は会話を好む彼が沈黙した、という場合は「怒りを隠すための沈黙」の可能性があります。黙ることで怒りを表現している感じです。それぐらい分かりやすく怒らないように振る舞っている感じですね。

 

この場合、おそらく彼が沈黙する理由が分かりやすいカタチで存在していることが多いものです。彼の沈黙を破ろうとあれこれ詮索したり、感情をぶつけると余計揉めるかもしれませんね。

 

 

沈黙は彼が悩んでいるから起きていた

口数の少ない男性ほど人に相談しない傾向があるんですよね、自分の気持ちを言わないといいますか。だから、彼が何かしら悩んでいるときも沈黙するでしょう。

 

ただ、男性が悩むとき、積極的に人と関わるより、一人で過ごす時間を多く取りたいと思うようになる傾向がありそう。

 

なので、もし彼が悩んでいるとしたら、一緒に過ごしていてもスッとどこかに消えたり、一緒にいる時間が少なくなっていく可能性があります。そのあたり、よーく見てみると彼の様子が分かるかもしれません。

 

ここで「嫌われてる?」「避けられてる?」と思うなら、彼があなたを嫌うほどのトラブルが二人の間になかったかどうか、考えてみてください。思い当たらないなら、ちょっと冷静になって様子を見てみましょう。

 

 

どうあれ彼は「いちいち文句を言う人間にだけはなりたくない」のでしょう

まぁこれは沈黙に限らず、いつも趣味に没頭してばかりだとか、ゲームに夢中になるとか、プライベートで人との関わりを積極的に持とうとしない男性は、「あれこれ文句を言う人間のだけはなりたくない」と考えている可能性がありそうです。

 

文句を言っている自分もしんどいし、人に文句を言うしかない人間ってどうなの?と考えているから、自分だけの世界に入り込んだり、何も言わずに過ごしている可能性があります。(特に彼の身近にいつも文句ばかり言う人がいると更に頑なになるでしょうね)

 

これは余談ですが、そんな彼の最も避けたい状況は「あれこれ文句を言われること」となるのですが、それはまた別の話ですから今日はここまでとします。

 

 

彼が黙っているから何も考えていないとは限らない

そもそも沈黙って拒絶の印象を与えるので、確かに分かりやすいコミュニケーションを図るなら、黙るのではなく何かしら思いを伝えるように自分の表現方法を見つめ直して改善したほうがいいでしょう。

 

ただ、このタイプの男性はコミュニケーションが取りづらいのですが、黙っているから私のことが嫌いなのかというと、意外とそうじゃないことも多いんですよ。

 

実は悩んでいることがあっても「彼女に言い出すのもなぁ」と黙っていたり、未来のこと(二人の今後のこと)を考えていて、彼女に伝えたいんだけど「度う伝えたらいいのかなぁ」と悩んでいて何も伝えていなかった、なんて場合も実際にある話なんですよ。

 

ただ、彼が黙っていることで女性が不安になっちゃって、あれこれ詮索したり、感情的になった結果、彼が考えていたこと(例えば二人の未来のこと)を引っ込めて、更に黙って「彼女はこちらのことを考えちゃいないよな」なんて思い込んでしまう、なんてケースも実際にあります。

 

「この彼は、とにかく文句を言う人間にはなりたくないと思っているのかも?」と思いながら、彼の普段の様子を眺めてみてもいいかもしれませんね。

 

すると、「あーそういうこと」「そんなに感情的になるのが嫌なんだ」と思えるようにもなるといいますか、彼の隠している一面が見えていることもありますよ。

 

実際のカウンセリングの中で「彼が黙ってばかりで」というお話を伺ったとき、明らかに問題があるケースではない場合なら「うーん、その彼はそれがデフォルトのようなので、いつも通り(できれば少し機嫌よく)関わっていればいいんじゃないでしょうか。」とお伝えすることも少なくないですよ。

 

実際、「浅野さん、彼が最近少ししゃべるようになったんです!何かあったんでしょうか」なんてお声をいただくのですが、「何かあったとしたらあなたの不安が少なくなったことではないでしょうか。彼は自分は何も言わないけど、あなたの様子は見ているんでしょうね。だから、あなたの様子を見て彼の反応が少し変わったのだと思いますよ。」なんてお伝えすることもあるんです。

 

まぁ「彼はどれだけ受け身やねん!どういうことやねん!」というツッコミを伺うこともありますが(^^;、でもまぁ基本「ミスを恐れる人」って「後出しジャンケン方式のコミュニケーション」をとりませんかね?

 

彼は、基本黙っていて、その上で相手の反応を見て、それからこちらの反応を決めている、なんてこともよくあることですよ。

 

だとしたら、沈黙の多い彼ほど「ミス」を恐れていて、そのミスとは「いちいち文句を言う人間になること」なのかもしれませんね。

 

 

今回は以上です。最後までご覧いただきありがとうございました。

 

 

\この記事を書いた人/


心理カウンセラー 浅野寿和(あさのひさお)

カウンセリングサービス所属・「名古屋・東京・大阪・福岡地区(&オンライン)担当」

 

「恋愛」「結婚」「夫婦」「子育て・家族」「自分自身(性格・生き方)」などを、あらゆる心理面からバランス良く分析し解決に導く「ちょっとだけ予約が取りにくい」人気カウンセラー。明快な分析と的確なヒーリングセッションが評判で、20代〜40代のみなさんにリピーターが多い。

そも屈託のない人柄・語り口から「話すと元気になる・安心できる」と好評をいただく。

年間400件以上の面談カウンセリングを行う実践派かつ現場主義。

 

口癖は「しゃーないですよね」「どんなことにも事情があるよね」。

 

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