カウンセリングサービス・心理カウンセラー浅野寿和です。
いつもありがとうございます。
それでは今日のコラムです。よろしければお付き合いください。
○突然訪れた恋愛の不調と、慢性的なパターンと
僕の元にいただくご相談の中に「恋愛の不調」に関するものがあるんですよね。
例えば「今まで恋愛で悩んだことがなかったんです。ただ、最近全く恋愛が上手く進まなくて。一体自分でも「私、どうした?」と思うんですけど、今までのように彼と関わってみてもいい結果にならないんですよね。彼のこと、そこまで好きじゃなかったのかな?とも思うんですけど、気持ちがスッキリしないんです。」
また、別にこのようなものもあるんです。
「私、いつも同じ理由で彼と別れている気がします。いつも恋愛が始まるまでは上手くいくのですが、付き合い始めると途端に気持ちが冷めてしまって。自分でもどうしてそうなるのか分からないんですけどね。彼のことがそんなに好きじゃなかったのかな、と思っているのですが。」
この二つのご相談、一見すると似ているように見えますが、僕の見立てでは実は全く違う理由によって引き起こされているものとなるんですね。
前者は、一般的に「スランプ」と呼ばれる状態に近いものです。
スランプとは「今までできていたことが一時的な不調でできなくなること」。今まで恋愛できていたのに、急にできなくなった、というケースだとみる事ができそうです。
一方、後者は「慢性的なパターン」とみることができそうなケースです。
いつも同じパターンで恋愛関係の終わりを迎えている可能性があって、この場合は一時的な不調と考えない場合が僕は多いですね。
○慢性的なパターンの場合は、自分の感じ方やものの見方に注目してみる
もし、恋愛の不調が慢性的なパターンだった場合、自分の感じ方、ものの見方に着目することが有効である場合があります。
例えば「どうして恋愛関係が始まると別れてしまうのか・気持ちが冷めるのか」と考えた場合、これを一時的な不調と解釈するなら、同じ理由で別れること自体が何度も繰り返されることはあまりないはずなのです。たとえ別れが何度も続いたとしても、その別れる理由は異なる場合が少なくないだろう、と考えられます。
もし、同じようなパターンで何度も別れを経験しているなら、そこに何か理由があるのではないか、と考えてみて、自分自身の恋愛観、相手との関わり方など見つめてみるといいと言えますね。
よくあるケースとしては、彼と距離がある間(付き合う前や付き合った瞬間)までは、とても心地よい状態だったけど、どんどん二人の距離が近づいてきた途端、自分の気持ちが冷める、なんて場合があります。
例えば、彼に近づいてはじめて「なんか違うと思った」という場合もあれば、自分のことを彼に知られることが嫌で、気づかないうちに手に興味を持たないようになっていた、という場合もあります。その他にもいろいろパターンはありますけどね。
そこには人それぞれの「そう感じる理由」があるわけでして、その辺りを見つめていくことが、慢性的に別れるパターンを手放すことにつながる場合もあるのです。
○スランプの場合は、一旦恋愛から離れてみることも有効な方法
一方、いわゆる「今までできたことができなくなった」というスランプの場合は、ちょっと恋愛というものに対して煮詰まっている場合が考えられます。
例えば「今までだったら彼のしてくれた行為に素直に反応できていたけど、最近、反応が薄くなりがちだった」とか。「今までなら楽しめていた彼との時間が楽しめなくなっていた」とか。
恋愛や結婚に関して思い悩んだり、何かしら考えすぎていたり、恋愛に対してエネルギーを注ぎ続けてきた結果何をしたらいいのか分からなくなってしまう場合もあり得るんですよね。
もちろん恋愛自体に疲れている方もいらっしゃいます。ちょっと哲学者っぽい自分を感じていて「私、何のために彼と恋愛しているんだろう?」と考え始めていた、とか。
他にも例がありますけれど、どこか「今までとは違う自分」「今までとは違う恋愛との向き合い方」が続いていたり、自分の中の情熱や愛情がうまく使いこなせなくなっている場合もあるわけです。
「あれ?今までだったらうまくできたのに」と感じるようなことが積み重なることがあって、実際、今までパートナーからもらったことがない反応をもらい始める人もいるんですよ。
急に彼から【キミは僕といても楽しくなさそう】【結局俺がいなくてもいいんじゃないのかな】なんて声が投げかけられるようになった、、なんてケースがそれに当たるかな、と。
そこで彼の気持ちを取り戻そうと頑張ってみても、いつもならばうまくいくこともうまくいかなくなる、とかね。
この場合は「ちょっと自分を見つめ直す時間があってもいいかもしれませんね」なんてご提案をさせていただくんですね。カウンセリングという時間を使って見つめ直してもらってもいいし、思い切って「期間を区切って恋愛から離れてみる」なんてことも有効だったりするんです。
イメージとしてはちょっと煮詰まっている感じをどのようにほぐすか、といった感じ。
逆に「今までの自分を取り戻そう」と意識しすぎて、別の恋愛関係を持とうとして、さらに自分らしさを見失うこともありますしね。
○最後に
この「スランプか、パターンか」という考え方は、自分自身のことだけでなくパートナーに対する理解や関わり方を考える上でも使えますよ。
あなたのパートナーは、いつも同じパターンで悩んでいたり、その結果あなたと衝突しているのか。
それとも、今までできていたことができなくなっていて悩んでいるのか。
この違いを見てこちらからのアプローチを変えてみることだってできるわけです。
が、なかなかその区別がつかないと思われる方も少なくないんですね。
これは「自分自身がどのような視点で恋愛や、普段の自分を見ているか」の影響によるものだと僕は考えています。
例えば、自分がスランプ状態なのにその状態を「問題だ」と認識して、さらにいい恋愛をしようと頑張りすぎたり、自分の問題ばかり見ていたとしたら、きっとパートナーがスランプ状態になった時にも同じ考え方を示すはずなのです。
また、自分の恋愛パターンの問題から生じる悩みなのに、いつも「一時的な不調だろう」と考えて恋愛を距離を置いてばかりだったとしたら、恋愛の中で「パートナーが向き合うべきパターンが表面化している」のに、ちょっと休んだら?とか、無理をせず距離を取ったら?としか言えないかもしれません。
だから、じっくり自分を見つめて、自分に何を与えると今の状態が良い方向に向かうのかを自ら体験しておくと、パートナーに対してもより良い関わり方、サポートができるかもしれませんね。
今回は以上です。最後までご覧いただきありがとうございました。
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\この記事を書いた人/
心理カウンセラー 浅野寿和(あさのひさお)
カウンセリングサービス所属・「名古屋・東京・大阪・福岡地区(&オンライン)担当」
「恋愛」「結婚」「夫婦」「子育て・家族」「自分自身(性格・生き方)」などを、あらゆる心理面からバランス良く分析し解決に導く「ちょっとだけ予約が取りにくい」人気カウンセラー。明快な分析と的確なヒーリングセッションが評判で、20代〜40代のみなさんにリピーターが多い。
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