浅野

カウンセリングサービス心理カウンセラー浅野寿和です。

 

いつもご覧いただきありがとうございます。

 

今日から12月ですね。まさに年末。全く僕の中で実感が無いままなのですがいろいろあった2021年も今月で終わり。年末といえばクリスマス。我が娘は「あれが欲しい、これがほしい」とサンタさんにお願いしている毎日です。

 

えぇ、サンタは来ますよ、今年も。君の横で聞いてる人が今年もサンタに扮しますからねぇ。

 

 

さて、今日は「連絡が取れない彼との関わり方」を考えていく上での、一つの心の考え方についてコラムします。

 

よろしければお付き合いください。

 

 

連絡が取れない不安

今まであった彼からの連絡が途切れがちになってきた。

 

そんな時間を過ごしていると不安になりますよね。

 

そんなとき「それって彼が恋愛モードから通常モードに戻ったってことですよねぇ」なんて話は僕もさせていただくことがあるのです。

 

恋愛が始まる時期の僕たちの行動って普段とは違うことが多くなりがちですからね。普段以上にマメになったり、自分から積極的に関わりたくなったり(いわば、相手に会いたくなるってことですけど)

 

が、そう理解しても不安やもやもやが消えないなんてお話を伺うことがあります。

 

そんな方の中には「彼に迷惑かな」「あまりこちらから連絡しないほうがいいかも」と感じて、連絡したいけど、あまり頻繁に連絡するのはちょっと、と遠慮される方もいらっしゃるようです。

 

同時に「このままだと関係がダメになっちゃうかも」といった不安も出てくることもありますよね。

 

 

なりたくない自分になってしまう不安

さて、実際のカウンセリングでこのようなお話をさせていただくことがありますよ。

 

『もしかすると、今のあなたは「連絡が取れない不安」より「なりたくない自分になってしまう不安」に手を焼いているのかもしれませんね』

 

もし、あなたが彼のことが好きなのだとしたら、彼の前で「素敵な自分」でいたいと思いませんか?自分でも最低だと思えるような、めんどくさくて、文句ばかり言って、彼を疑ってばかりの自分でいたいとはなかなか思いませんよね?

 

できれば良い自分、素敵な自分でいたいものですよね。

 

でも、急に彼からの連絡が途切れがちで不安になったとしたら、そうなりたくなくても「彼の気持ちを疑ってしまう」ことってないでしょうか。

 

すると、自分自身が全く悪意なく「彼を疑う」→「彼を信頼できず、愛する態度を取れない自分」に近づいていってしまいます。

 

これが「なりたくない自分になってしまう」という状態であり、自分がそうなってしまう不安を感じる瞬間です。

 

そして「なりたくない自分」とは、そもそも「自分の中で愛されるはずがないだろうと思う自分」でもありますから、今この瞬間においては「私は彼に愛されていないだろう」という推測がかなりの信憑性を伴って自分の中で響くようにもなります。

 

このとき「今の私が愛される」ということは期待(そうであってほしい)となり、「今の私は愛されない」ということが現実であるように感じることもあるでしょう。

 

ただ、この手の不安は自覚しづらいものでもあり、ついつい「連絡をくれない彼に対する不安」「相手の気持が離れていっているのではないかという不安」と認識されるし、そこばかり気にしてしまうのです。

 

もちろんそのお気持ちを否定したいとは僕も思っていませんよ。

 

ただ、彼が連絡をくれない不安は、なりたくない自分に近づいている不安でもあるわけです。

 

だから、もし彼からの連絡がないことで「彼になにかあったのかしら」よりも「彼に愛されなくなっちゃった?」と気にしてしまうようになるとも考えられないでしょうか。

 

 

○なりたくない自分より「なりたい自分」を選び続けよう

実際カウンセリングの中で「彼に関わってみたらどうでしょう?彼のことを大切に思う感じだったり、何かあったの?心配だよ、とお伺いを立てる感じでもいいですし。それで彼の邪魔をするということにはならないわけですし。」とお伝えすると、「それって迷惑にならないでしょうか」と躊躇される方もいらっしゃるんです。

 

これ、すでに「なりたくない自分」を感じている状態なのだろうな、と僕は思うのです。

 

実際、カウンセリングの中で「彼に連絡が取りづらい」というご相談もあれば、「彼から連絡がないから昨日、彼の部屋に行ってきた」なんて話を伺うこともあります。

 

※もちろん彼が明確にあなたへの拒絶の意思を示しているなら話は別ですよ。また、いつも関わることが正解ではなくて、彼が本当に余裕がなくて関われない事情があるならそれを理解して、彼に時間を提供する選択は悪くないことでもあります。ただ、恋愛の基本は「関わること」「理解し合うこと」なので、そこを目指したほうがいい場合が多いわけですよね。

 

 

今思い出したのですが、以前、ある女性からこんな言葉を聞いたことがあります。(クライエントさまじゃありませんよ。)

 

「二人がうまくいっていたのに、急に彼が連絡をしないのは彼になにか起きたということじゃないのかな。彼はその事情をまだ私に話していないし、きっと一人でいろいろ考えているんでしょ。それでも私は私だし、彼は彼。私にとっての彼の大きさは変わらないし、もし彼が私に(別れたいという意味で)一人になりたいと伝えてきたら、私はそのつもりはないし、どんなあなたも受け止めるつもりだよと伝えればいいだけだと思う。」

 

その言葉を聞いて、その当時の僕は「強えぇなぁ(みんなそんなに強い気持ちを持てるわけじゃないんだけどね)」と思いましたし、「そこまで思われる彼も幸せだな」とも感じましたね。

 

この女性から学べることは多いな、とも思うんです。彼女はそもそも「私はなりたくない自分になるつもりはないよ」と宣言されているような感じがするのですよ。

 

本当に彼のことを考えている自分を肯定されているんだな、と感じましたし、好きな人のために与える気持ちに揺らがない自信があるのだな、とも思いましたよね。

 

※ちなみにその女性は「でも、一体男の人って何で悩んでいるのか言わないよね、本当に。そこが本当に自分勝手な感じがするけど、でも男の人はそうは思っていないんでしょ?ただ伝えてくれればこちらも不安にならないのに(一緒に考えてあげられるのに)」とボヤいておられましたけどねぇ。(この言葉は僕の胸にぐさっと刺さったので(^^;、今でも覚えているんですねぇ。)

 

 

彼のことを幸せにしてあげたいと思うこと自体、否定的に見る必要はないことですよね。むしろ肯定的に捉えておいて問題のないことです。

 

しかし、「自分自身がなりたくない自分に近づいている」と思うと、彼への気持ちがしっかり存在しても、自分自身がブレちゃうこともあるかもしれませんね。

 

逆に「なりたくない自分になる不安」から、「なりたい自分になる」方向に意識を向けられる分だけ、「彼もまた私のことを考えてくれていたのかな」と感じやすくなるものです。

 

自分自身を肯定的に捉えられる状態になればなるほど、他人の肯定的な気持ちに反応しやすくなりますからね。逆に自分を否定的に見ていれば、人もそう見ているのではないかと想像してしまいます。

 

そう考えると、彼が連絡をくれないことも大きな問題ですけど、自分自身の気持ちがブレないように心のメンテナンスをしておくこともいい方法かもしれません。

 

不安があるなら話を聞いてもらう。自分にとってメリットが少ない考え方を続けているなら、それを手放して書き換える。もっと自分を肯定する習慣を日頃から身につける。彼のことを大切に思う自分に誇りを持つ。

 

いろんなことが考えられそうですし、僕のカウンセリングって基本そこをお支えするような感じになることが多いでしょうかね。

 

なりたくない自分に近づいている不安から「きっと彼は私のことを愛していないんじゃないか」と思い込んでしまうことこそ、リスク。好きな人のことを信じて愛してあげられない自分にもしょぼんとしてしまうでしょうしね。

 

 

 

今回は以上です。

 

最後までご覧いただきましてありがとうございました。

 

 

\この記事を書いた人/


心理カウンセラー 浅野寿和(あさのひさお)

カウンセリングサービス所属・「名古屋・東京・大阪・福岡地区(&オンライン)担当」

 

「恋愛」「結婚」「夫婦」「子育て・家族」「自分自身(性格・生き方)」などを、あらゆる心理面からバランス良く分析し解決に導く「ちょっとだけ予約が取りにくい」人気カウンセラー。明快な分析と的確なヒーリングセッションが評判で、20代〜40代のみなさんにリピーターが多い。

そも屈託のない人柄・語り口から「話すと元気になる・安心できる」と好評をいただく。

年間400件以上の面談カウンセリングを行う実践派かつ現場主義。

 

口癖は「しゃーないですよね」「どんなことにも事情があるよね」。

 

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