浅野

カウンセリングサービス心理カウンセラー浅野寿和です。

 

いつもありがとうございます。

 

それでは今日のコラムです。よろしければご覧ください。

 

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なぜ私は彼に好かれているのかわからないという謎

「ねぇ、私のどこが好き?」

つい気になって相手に確かめたくなってしまうことってないでしょうか。

 

時には、相手が自分のどこを好きなのか気になりすぎて聞きすぎて「もういいよ」なんて言われてケンカになったという話を伺うこともありますし、自分でも相手がどうして好きでいてくれるのかがよくわからないというお話を伺うこともあります。


実は、本当は相手に「私のどこが好き?」と聞きたいけれどなかなか聞けずに我慢している、なんて方もいるかもです。


自分のことは自分が一番知っているように思うんですけど、しかし「自分の素晴らしさ」って実感しがたいものなのかもしれません。

 

特にパートナーが見ている自分ってのは、分かっているようで分かっていないのかもしれませんね。

 

自分のことがよくわからないという気持ち

さて、僕のカウンセラーとしての経験上、このようなケースでは以下のようなことが言えると思います。

 

「自分の価値について自分の外側の評価ばかりに依存しているので、自分だけでは感じられない」

これはいわゆる「依存」の状態です。

自分で自分の価値を見出すのではなく、人に求めているので、誰かが「〇〇な部分だよ」と伝えてもらっても、そうか、そうなのね・・・でも自分ではそう思わないけど(^^;なんて結論が出てきてしまうことも少なくないんです。

 

だから、また自分のことがよくわからないまま、という状態になってしまう。

 

もちろん人に価値を見てもらうことには意味があるのですけど、それだけに「自分の価値を見る」ことを依存してしまうと、なかなか自分の素晴らしさって実感できないのかもしれませんね。

このとき「私はどうして好かれているかわからないという謎」を抱えるのです。

 

 

「相手の好意」>「私の評価」

なぜ好かれているかわからない、愛されているかわからない、という状態は、今の自分の評価に、相手の好意が見合っていない状態とも言えます。

 

つまり、自分はそんなに愛されるとは思わないんだけど、相手が好きでいてくれる、という状態が続いているときに起きます。

 

そこでは自分が好かれるってことの意味がわからないので、「わからないことは不安」の法則から、不安が生まれ、その不安を解消したくなって「ねぇ私のどこが好き?」と何度も聞きたくなる人もいます。

それぐらい自分が「自分を評価していない」と、なぜ好かれているかわからないという状態が起きるんですね。

 

 

 

私を愛する。そして私を与える。
 

ではこのような状態になったとき、どうすればいいのでしょうか?

一言で言えば、「自分が感じる不安に対して、自分を責めたり価値を下げる以外の方法で対処すればいい」ってことなのです。

具体的な方法としては、「感謝」「許し」「理解」「受容」「愛すること・与えること」などがあげられます(他にもたくさんありますけども)

簡単に言えば、自分が好きな人でいいので、心から相手のためになにかしてあげたり、相手を理解したり、励ましたり、支えるなんてことを行えばいいんです。

 

もちろん無理をする必要はありません。いくら相手のことを思っていても犠牲してしまうと逆効果になります。

 

ここで、自分から与えることを通じて、その感覚を感じ取ることで、「他人から愛されたときに、相手もきっと私と同じような感覚を持っているのかもしれないな」と感じられるようになります。

 

自分が与えるから、相手が与えてくれていることの意味がなんとなく捉えることができると言いますかね。

 

こうなると「ねぇ、私のどこが好き?」よりは「ねぇ、私のこと好きでしょ」と感じられるようになるわけです。

 

もちろん僕たちは「愛される」という経験を通じて、自分が大切な存在だということを理解していく側面がありますが、「自分から愛する・与える」という行為によって、「自分を大切にしようとする他人の意識」によりオトナなスタンスで触れることができるようになっていくんですね。

 

自分から相手に与えるということは「自分は大きな愛を持っているんだと信じること」でもあります。

 

この体験を通じて、実感としての自信を得ることができるので、つい私のどこが好きなの?と聞いてしまう謎を手放すことができるかもしれませんね。

今回は以上です。なにか参考にしていただければ幸いです。

 

 

 

\この記事を書いた人/


心理カウンセラー 浅野寿和(あさのひさお)

カウンセリングサービス所属・「名古屋・東京・大阪・福岡地区(&オンライン)担当」

 

「恋愛」「結婚」「夫婦」「子育て・家族」「自分自身(性格・生き方)」などを、あらゆる心理面からバランス良く分析し解決に導く「ちょっとだけ予約が取りにくい」人気カウンセラー。明快な分析と的確なヒーリングセッションが評判で、20代〜40代のみなさんにリピーターが多い。

そも屈託のない人柄・語り口から「話すと元気になる・安心できる」と好評をいただく。

年間400件以上の面談カウンセリングを行う実践派かつ現場主義。

 

口癖は「しゃーないですよね」「どんなことにも事情があるよね」。

 

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