浅野

カウンセリングサービス心理カウンセラー浅野寿和です。

 

いつもご覧いただきありがとうございます。

それでは今日のコラムです。よろしければお付き合いください。



恋愛やご夫婦のご相談の中に「付き合う前はいい人だと思ったのに、付き合ってみたら全く違っていて、何でもかんでもめんどくさいという人だった」というケースがあります。

普段は泣き言を言わず、どこか穏やかに見えて、一見するとやさしい性格のように見える彼だから「この人となら一緒にいられるかも」って思い、そばにいようとする女性のお話を伺うのです。

が、いざ付き合ってみたら何ごとも「面倒だ」といいはじめたり、休みの日ぐらい自分の時間にしたいと二人の時間を作ろうとしなかったり、Lineのレスも超遅かったり、二人の未来のことを考えてくれなかったり、口が悪かったり文句が多かったり、とまぁいろいろな悩ましい事態と出会うなんてこともあるようです。

中には「きっと私がつまらないんだ」とか「私といても喜べないんだ」と感じて、辛い気持ちを感じている方も少なくないんです。

ということで、今日はそんな話を一つ。



さて、まずは男性の話から。

なにをしても「めんどくさい」が口癖の男性って、自分が我慢することでよけいな荒波は立てたくないと考えている部分があるようですね。

だから、何ごともないことが一番、平和が一番、リスクのあることはしたくない、なんて風に考えている可能性があります。

いい風に言えば平和主義、ネガティブに言えば我慢しい。

人は我慢ばかりしていると苦しいですし、何事にも無関心になり情熱を注げなくなるものです。

それは男性女性問わず同じでしょうね。

だから、あんまり我慢が続くから「めんどくさい」という発想をたくさん持つようになるようなんです。

また、我慢ばかりしていると不満がたまりますよね。仕事の不満、恋愛の不満、パートナーへの不満が山ほど積み重なって、あぁもううんざりって感じになってしまうこともあるようです。

でも普段はそんな自分を見せません。見せれば人に煙たがられると知っているからです。

が、つい自分の隠れたニーズが表面化しやすい恋愛や夫婦関係の中でドバっとその我慢や不満が出てきちゃうこともあるようです。

もちろんここで出てくるのはニーズなので「自分の思うように行動したい」って態度が出てくるわけですね。



実は、我慢ばかりしている人って自分が何をすれば喜び、心地よいと感じるかがいまいち分かっていない可能性があります。

だから、口にする言葉は「めんどくさい」になるんですね。それなら今も明確にわかるから。

すなわち、この手の男性が「めんどくさい」だの「何かしらの不満をいう」だの「彼女がいるのにマイペースに過ごしている」なんて行動の裏には、「自分がどうすれば心地よく居られるのかがわからない」というクエスチョンが隠れていることが少なくないんです。

このクエスチョンの部分に関しては、他者に依存的な態度を取ることが多いんです。

だから、二人の時間を作ろうとしない(自分の時間を優先してしまう)とか、Lineのレスすら面倒だとか、まぁまぁ考えてしまうのでしょう。

つまり、人と関わってなにかいいことあるの?大切な人と一緒にいたいと思うけど、でも疲れるし。

なんて風に考えていても不思議ではないんですよね。

それは女性に対して愛情があるかないかってことより、そもそもその男性が「素敵な恋愛によって超いい気分になる」ってことを知らないでいる可能性があるってことでもあるんですよ。

お互いにその心の中をパートナーに見せて、支えてもらう、愛してもらうことで愛は循環するのですが、そこに何の意味があるのさ?と感じてしまう人もいるってことです。

それぐらい関わることの喜びを知らないってことだと僕は思うんですね。



さて、ちょっと話は変わりますが、例えば強い我慢によって生じる不満や恐れ、不安って、実は「喜び」という感覚には弱い部分がありましてね。

僕も普段から、「なんとか我慢ばかりしない自分になりたいし、不満を感じない自分になりたいんですが、なにかいい方法ってないですか?」というご質問をいただくことが多いですけど、それこそ自分自身が「喜び」を感じられる行動をすることだったりするんです。

ただ、我慢が強い方ほど心が硬ーくなっていることが多いので、なかなか喜べることがピンとこないようなのです。

だから、うーん、何をしても喜べないなぁって感じてしまう。それは仕事でも恋愛でも同じかもしれません。

そんなときは「喜んでいる人」「楽しんでいる人」と関わることが手っ取り早い処方箋でして。自分で喜べないなら、喜んでいる人、楽しんでいる人に近づいて関わる経験を積むと、いい意味で相手の影響を受けられることもあるんですよね。

もちろんじっくり自分の心を見つめたり、考え方を変えていくことでもそれは可能なのですが、人の価値観、感情、影響を借りたほうが早いってことも多いんです。



これ、恋愛や夫婦関係でも同じことがいえます。

実はこの話には「そもそもめんどくさいとばかり言う男性をどこまで愛せるのか?」ってテーマもありそうですが、この話を書き始めると長くなりすぎるので今回は省略するとして。

もし、めんどくさいが口癖の彼だけど、それでもまだ好きだな〜とか、うまくやっていきたいな、と思われるならば、自分自身が喜ぶ経験、気持ちが安らぐ経験をたくさん積むことって大切なことかもしれないですよ。

とかくめんどくさいだの、不満だのを目の前で口にされると、自分の気持ちも滅入っちゃうものですが、そのままですとお互いの関係自体がつまらないものだと感じてしまうかもしれません。

また、面倒だからと連絡をしてこない彼に過剰に合わせてしまうと、恋愛自体が苦しいものになってしまうかもしれません。

この状態をキープするぐらいならば、一度視点を変えて「自分に喜びを与えよう」「楽しめることをしよう」と切り替えて、気分を軽くすることで、彼にいい影響を与えられるようになれれば最高ですよね。

だから、一度考えていただくといいのかもしれません。

「私が喜べることってなんだろうな」と。

「私の周りに喜び上手な人っていないだろうか?」

そして思いついたら、喜べることを実践してみたり、人と関わってみてもいいかもしれませんよ。

この喜びの中で、めんどくさいっていい続けている彼を見たとき、きっと違和感を感じるはずです。なんでそんなに喜べないことばかり彼はしているんだろうな、って。

とにかくこの視点が重要なんですよ。

 

そうじゃないと彼の我慢から生じる言葉を真に受けすぎてしまい、「きっと私がつまらないんだ」とか「私といても喜べないんだ」と彼の感情を自分に当てはめて悩んでしまうことにもつながることが少なくないのです。

 

その結果、たくさん我慢したり、傷ついたりする女性もいるとかいないとか。

 

だから、まず自分のためにも、自分が喜べることに近づくことって意味があるんですよね。


今回は以上です。最後までご覧いただきありがとうございました。

 

 

 

【この記事を書いた人】


心理カウンセラー 浅野寿和(あさのひさお)

カウンセリングサービス所属・「名古屋・東京・大阪・福岡地区担当」

 

「恋愛」「結婚」「ご夫婦の問題」などを男性・女性の心理面からバランス良く分析し解決に導く人気カウンセラー。明快な分析と的確なヒーリングセッションは目からウロコと評され、なりたい自分になれると人気。屈託のない人柄・語り口から「話すと元気になる・安心できる」と好評をいただく。20代〜40代のみなさんにリピーターが多い、年間約400件の個人面談を行う、ちょっとだけ予約が取りにくいカウンセラー。

 

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