毎週月曜日の「恋愛テクニック」は、「カップル・カウンセリング」と題しまして、パートナーとの関係をより良いものにするため、「男性心理」「女性心理」を紐解きながら、さまざまなご提案を、池尾昌紀池尾千里、夫婦でさせていただいています。

 

 

今週は、私・池尾千里が書かせていただきます。お読みいただけたらと思います。

 

 

ピンクドーナツ プリン ピンクマカロン

 

 

こんなことを聞いたことがあります。

 

「生理痛があるのは、おかしいんですよー」

 

ええっ?!

生理になれば、生理痛があるのって、普通のことじゃないの?と驚きました。

中国では、生理痛がないのが普通なのだそうです。そうなんだ!

 

女性の身体に起こる不調って、いろいろありますが、毎月毎月体験しているうちに、それが当たり前のように感じてしまうことが少なくないように思います。

 

生理痛だけでなく、体調や体重なんかも、一番長く体験しているものが、知らないうちに、自分の中の基準になっていて、最初は、辛いなとか思っていたはずなのに、やがて特別に注意を払わなくなってしまったり、その状態から抜けても、またすぐ元どおりになってしまったりした経験って、みなさんにも、あるのではないでしょうか。

 

ここには、私たちの中にある安定志向のようなものが、関係しているように思います。

いつもと一緒の状態を、私たちは良しとするところがあるようなんですね。

 

 

パートナーとの間で起こること

 

では、誰かとの関係は、どうでしょうか。

例えば、一番近くにいるパートナーとの間に起こっていることで、最初は、大目にみてあげられていたけど、だんだんと腹が立つようになってきたことや、逆に最初は、腹が立っていたのに、だんだんと慣れてしまって、当たり前のようになっていることってないでしょうか。

 

今の状態が自分にとって、あまり好ましい状態ではないのに、その状態が長く続くほど、現状を変えるきっかけを失い、それを受け入れ続ける自分になっていってしまうようです。

たとえそれが、とても辛いものであってもです。

 

 

文句が出てくる時

 

パートナーに文句がある、腹が立つ、見るだけで心がざわつく・・などなど、「怒り」という感情が湧いてくるときには、派手に喧嘩になる場合と、喧嘩を避けたくて、黙って距離を取る場合があります。

 

どちらのケースも、「怒り」がある時には、その前段階があったはずです。それは「我慢」。

パートナーに対して、「我慢」していることがあるということです。たくさん。

 

あなたの気持ちと、パートナーの想いが合わない時、あなたが譲っていることが多いと、あなたは、我慢することになるでしょう。我慢が募って、やがて腹が立ってくるんですね。

 

もしくは、して欲しくないことをパートナーがする時も、あなたはぐっと堪えているはずです。

 

文句や怒りがあるところには、こうして必ずたくさんの我慢が隠れています。

そして、我慢の前には、もう一段階あります。それは「遠慮」。

 

疲れてるよね。

忙しいよね。

こんなこと言ったら悪いよね。

 

そうやって、パートナーを気遣ったあなたが

 

飲み込んだ言葉。

頼み損なった願い事。

引っ込めた手。

伏せた目。

 

どのくらいあったでしょう。

 

でも全部、あなたから、パートナーへの優しさだったんですよね。

 

 

あなたが辛いのなら、放っておいてはいけない

 

日常を送る中で、少しずつ少しずつ、降り積もったものが、今、あなたを苦しめていること。

これって、当たり前のことでしょうか。

 

大人って、そういうもの。

男と女って、そういうもの。

夫婦なんて、そういうもの。

 

そうやって、あなたの心の痛みを、仕方のないもので、たいしたことじゃないって、ちっぽけに扱わないであげてください。

 

パートナーとの間に生まれた、あなたを苦しめることは、パートナーとの間で解決するものであって、あなたがひとりで背負い続けるものではないんです。

 

パートナーシップはふたりが半分ずつの責任で成り立っています。

そのひとりが苦しいことが、たいしたことじゃないはずはないんです。

 

 

これ以上キライにならないために

 

パートナーの浮気、多忙さ、怠慢さ、言葉の足らなさ、理解のなさ・・

 

いろんなことがあって、心が離れてしまうことがあります。

「もういいわ」って思ってしまう時。

 

ひとつは、もう期待しないという、悲しい選択のため。

 

そして、もうひとつ。

 

これ以上、パートナーのことをキライになってしまわないように、しているんじゃないかって思うんです。距離を空けて、パートナーに焦点を合わせないようにして、これ以上、何も感じないところに、パートナーを置いておくことしかできない。

 

そんな選択をしている方も、少なくありません。

 

キライになりたくないくらい、大切な人だからです。

 

好きでいられない私。

優しくできない私。

怒りんぼの私。

イライラしてる私。

 

そんなご自身を責めていることも多いものです。

でも、今できることがあります。

 

 

男性と女性の悪意なき「違い」

 

男性は、女性がどれだけアピールしても、気がつかないという特技を持っています。

例えば、女性が「今日は、疲れてるから、ご飯作りたくない」アピールをしてみても、なかなか気づいてもらえないどころか、

 

「ご飯、まだ?」

 

なんて、スマホゲームしながら聞いてきたりしちゃうんですよね。

果たしてここに、何か悪意があって、あなたを苦しめようとしているのかというと、全くそうではなくて、ただ気がつけないだけなんです。

 

でも、女性同士は、○○オーラを出せば、だいたい検討がつくのです。あー○○して欲しいんだなってわかる。女性同士はわかるから、男性も女性同様、わかるに違いないと、女性たちは思うんですよね。

 

このようにして、男女はすれ違っていってしまうんです。

女性は、たくさん寂しさを感じて、男性は、それにうまく気づくことができません。

 

言い方を変えると、うまく気づけない男性に対して、女性たちも、うまく伝えることができないようなんです。先ほども申し上げたように、遠慮が入ったりして。

 

 

あなたが困っていることを共有する

 

男女の違いを理解した上で、あなたが困っていることを、パートナーと共有することは、とても大切なことです。パートナーは、あなたが思っているよりずっと、あなたを必要としていますが、あなたのことがわからずにいます。

 

共有するというのは、あなたのことを教えてあげるということです。

パートナーに、あなたのことを知っておいてもらうんです。

 

まずは、それが第一段階。

 

そして、教えてあげたけど、パートナーは何にもしてくれないってことになることもあるでしょう。そしたら、第二段階です。

 

リクエストです。

「あなたが困っている」「あなたが怒っている」「あなたが悲しんでいる」ことは、知ってもらえたとしても、それに対して、何をどうすればいいかは、わからないことが多くて、すぐに男性はお手上げになってしまいます。

 

ですから、具体的にどうして欲しいのかを、今度は伝えてみましょう。

最初は、なるべく簡単なことをリクエストすると聞き入れてもらいやすいはずです。

 

そのためには、あなたが一体何をしてもらえると嬉しいのか、ご機嫌でいられそうか、予め考えて、まとめておくといいと思います。

 

知らないうちに、当たり前になってしまっている、パートナーとの間の困りごとは、そのままにせず、早めに対処するのがおすすめですよ。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

お役に立てれば嬉しいです。

 

 

3月1日(月)は、池尾昌紀が担当します。

どうぞお楽しみになさってくださいね。 

 

 

池尾千里

 

 

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