毎週月曜日の「恋愛テクニック」は、「カップル・カウンセリング」と題しまして、パートナーとの関係をより良いものにするため、「男性心理」「女性心理」を紐解きながら、さまざまなご提案を、池尾昌紀池尾千里、夫婦でさせていただいています。

 

 

今週は、私・池尾千里が書かせていただきます。お読みいただけたらと思います。

 

 

ピンクドーナツ プリン ピンクマカロン

 

 

パートナーと向き合うと良いことは、どなたもご存知のことなのですが、なかなか、そんな気持ちになれないというお声もよく伺います。

 

ご夫婦や、恋人のことで悩んでいるんだけど、それに取り組む気になれない、でも、このままだと苦しい、でも、やる気にならない、やらなきゃいけないよな、でも・・・

 

頭の中は、グルグルするものの、疲れるばかりで、何の解決にもならなくって辛い。

 

そんな場所にいらっしゃるみなさんへ、お届けできたらと思います。

 

 

考えて、疲れる時は、自分を責めている時

 

忙しくしている時には、私たちは、目の前のことに集中しているので、それ以外のことは、あまりしっかりと考えられないものです。

 

でも、ふと時間が空いたり、お休みの日など、ぼーっとできる時に、あれこれ考え始めてしまうことってありませんか。コーヒーカップを持ったまま、静止ボタンを押されたみたいに、ただ、考えていて、「あっ!もう、こんな時間?!」なんてびっくりすること、ご経験あるのではないでしょうか。

 

そして、気がつくと、なんだかうんざりしたような気持ちになっていたり、動きもせずに、考えていただけなのに、ヘトヘトに疲れてしまっていることも。

 

その後、何もする気にならないほど、疲弊してしまう・・そんな時には、私たちは、反省会をしていることがほとんどです。それも、自分に対しての批判、ダメ出し、後悔などなど、手加減のない責めを、ご自身に向けてしているんです。

 

もし誰かから、1時間も2時間も、お説教されたり、批判されたり、責められたりしたら、ぺしゃんこになってしまいますよね。しかし、自分に向けたものは、それ以上に厳しく、四六時中止まることがないと言われています。

 

心理学では、「自己攻撃」なんていいますが、これが続くと、気持ちが凹むだけでなく、身体を痛ませてしまうこともあるくらいのパワーがあります。ヘトヘトにさせてしまうくらいですから、ご理解いただけるかなと思います。

 

しかし、考えてみていただきたいのです。

そこまでしなくてはいけないことなんて、あるのでしょうか。

 

人間ですから、失敗することはあります。そんなつもりはなくても、意図とちがうことになってしまうこともあります。手が滑ることも、口が滑ることもあります。

 

でも、そのことで、そんなにご自身を責めてしまうことこそ、ゆるされるに値するもの、ゆるされていいと私はいつも思います。良心のないところに、それは生まれないのですから。

 

まず、ご自身を責めていることに、気がつけるようになりましょう。

考え込んで、ヘトヘトになっているあなたがいらしたら、気がついてあげてください。

 

そして、立ち上がって、窓を開けて、空を見て、深呼吸。

キッチンでお湯を沸かして、美味しいお茶を一杯、あなたのために淹れてあげてください。

 

ご自身を大切にしてあげている時、あなたは、誰のことも責めていないんです。

 

 

パートナーへの文句の先にある諦め

 

パートナーへの文句がたくさんある!

そして、パートナーに文句を言う!

 

でも、喧嘩になることはあっても、何も変わらない。

そんなことを繰り返していたら、きっと、こう思うでしょう。

 

「もういいわ」

 

腹を立てて、文句を言うのも、喧嘩になるのも、相手が理解してくれないのも、悲しくなるのも、もうつかれた。もう嫌だなって。

 

諦めちゃうんです。

ふたりの未来への期待をやめちゃうんです。

 

だって、辛すぎるからですよね。

 

すると、私たちは、どんどん自立的になっていきます。

誰にも期待したり、頼ったりしない、ひとりで頑張るやり方を採用するのです。

 

また、傷つくよりも、そのほうがよっぽどいいって思うからです。

 

 

やる気にならない理由

 

自立的に生きることは、先に申し上げた通り、ひとりで頑張るやり方です。

できないなんて泣き言を言わず、放り出したりもせず、自分ひとりで抱え、背負い、頑張るんです。パートナーをアテにすることもしません。

 

これが、うまくいっている時は、いいんです。

傷つくこともないし、腹が立つこともない。

 

でも、頑張ってもうまくいかない時は、とても大変です。「頑張る」の強度をあげることしかできないとなったら、あなたに掛かる負担は増すばかりです。

 

頑張りが利くうちは、よくても、エンジンフル回転が続けば、いつかは、ヘトヘトで動けなくなってしまうでしょう。

 

やる気が出ない時、そこには、理由があるのです。

頑張りすぎて、もうエネルギーが残っていないのかもしれません。やる気の問題ではないのです。

 

ヘトヘトになって、電池切れを起こしているのに、何かまた別の新しいことなんてできるはずがありません。通常運転さえも、大変だと感じているあなたに。

 

 

再優先すること

 

電池がないのならば、まずは、充電をしないといけませんね。

通常運転のペースを落とすこと、明日でいいことは、明日に回しましょう。

 

思うように出来ないことを責めているご自身がいたのなら、みつけて、「そんなに責めることはないよね」って、美味しいお茶を一杯淹れてあげましょう。

 

そんな余裕もないようなら、ご自身がどれだけ疲れているのか、認識する時です。しばらく立ち止まっていいタイミングです。どうやったら、休めるのか、充電ができそうか、考えてみましょう。

 

仕事を半日でもいいから休む。

ひたすら寝る。

自分のための時間を作る。

いつもやっていることを、今日はやらない。

お風呂に長く浸かる。

信頼できる人に会う。

話を聞いてもらう。

 

などなど。

 

あなたにしっくりくるものを、ご自身にあげましょう。

最優先は、休んで充電し、心に余裕を作り、今よりも元気になることです。

 

 

やれることはある、そして、選べる

 

パートナーシップの取り組みには、いろいろな段階があり、その時その時で、やれることがあると私は思っています。

 

ただ、やるか、やらないかは、あなたが決めることができるものです。

そしてその前に、このパートナーをもう一度、選び、一緒に人生を歩きたいのかどうか、ご自身に聞いてみていただきたいのです。

 

別れたら、不幸になって、別れなければ、幸せになる、その逆も然りで、そんな法則はありません。

 

このパートナーと新しい関係を築きたいかどうか。

別のパートナーとご自身の人生を歩きたいのか。

私は、私の人生を謳歌したい、ひとりで!なのか。

 

人生は、あなたのものです。

どこまでも、あなたが創るもので、あなたに出来ることは、いつだって必ずあります。

 

それをするためには、ヘトヘトではむずかしいんです。

今のあなたの居る場所は、どの辺りでしょうか。

 

現在地を知ることで、最優先は何か、出来ることは何か、そして、望んでいるものが何か、わかると思います。

 

おひとりでは、よくわからない時は、カウンセラーを使っていただくのもおすすめです。

誰かに伴走してもらいながら、進んでいくやり方は、是非取り入れていただきたいものです。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

お役に立てれば嬉しいです。

 

 

2月15日(月)は、池尾昌紀が担当します。

どうぞお楽しみになさってくださいね。 

 

 

池尾千里

 

 

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