浅野

 

カウンセリングサービス・心理カウンセラー浅野寿和です。

 

いつもありがとうございます。

 

明日で今年も終わりですね。いろいろなことがありすぎた1年でしたが、一つの区切りを迎えます。先々のことを考えるといろいろ思うこともありますけど、今はまず今年頑張ったことを労いたいですね。

 

今日はそんなコラムです。よろしければどうぞ。

 

 

○自立の彼との恋愛で受け取ってもらえなかった愛情

 

いわゆる自立タイプの彼との恋愛が終わり、とても辛い気持ちを抱えているというご相談があります。

 

いわゆる失恋のご相談なんですけどね。

 

とかく彼が全く受け取らないタイプの場合、彼を喜ばせようとしたり、二人でしあわせになろうとどれだけ愛情を注いでも、ことごとく跳ね返られてしまうことがあるんですね。

 

例えば、

 

二人で楽しもうとしたアイデアがことごとく否定された。
彼のことを考えてとった行動を「そんなことしなくていいよ」と言われ続けた。

お互いの時間も大切にしたい、と一人の時間があまりにも長過ぎた。

相手が約束事をことごとくやぶってきた。

 

そんな事例が代表例でしょうか。

 

「なぜこうなってしまうのでしょうか?」というご質問も少なくないんですが、まぁ受け取らない人と恋愛すると、どうしてもそうなってしまうこともあるようですね。

 

その結果、自分の愛情を疑い、私って大丈夫なの?という気分になってしまうこともありますよね。

 

もちろんカウンセリングではその切ないお気持ちを伺うところから始まっていくのですけれども。

 

 

 

○自分なりに愛したことには価値があると思えるように

 

「彼といるとこんなに不安になるのは、やはり私に自信がないからでしょうか?」というお声を伺うことは稀ではありませんが、うーん、このタイプの人のそばにいると、ついつい不安になってしまうことはあるんじゃないかな、と僕は見ています。

 

もちろん不安になる側も、不安を与える側も悪いってわけではないのですけどね。

 

少し想像してみていただきたいんですけど、例えば「自分なりのベストを相手に与えて、受け取ってもらえなかった」としたら、そりゃ悲しいし切ないし凹んじゃうこともありますよね。

 

仕事で例えるならば、「渾身の企画を上司に門前払い扱いされた」みたいなイメージです。

 

そこで腐ってもしょうがないとわかりつつ、しかし気持ちは穏やかじゃないものではないでしょうか。どこがダメだったんだろうとか、悔しいな、と感じても不思議ではないですよね。

 

このようなことが慢性的に、かつ仕事相手ではなくパートナーとの間で起きているとしたら、そりゃダメージもひとしおだと思いませんか?

 

特に本当にパートナーのことが好きで、身も心も使って相手に与えていた人であればなおさらに。

 

いわば相手の受け取らない態度が、自分の愛や存在の否定のように解釈されやすい状態なので、もう自分を信じられなくなってしまい不安ばかり感じるなんてことも起きるわけですね。

 

 

ただ、この事実を客観的に見ると「自分が与えた愛情」にケチをつける必要はないって場合も少なくないのです。

 

特に相手が受け取らない人であった場合、それはもうしゃーないといいますか、いい意味で致し方ないことでもあると思うのです。

 

そもそも「愛を受け取らない態度を示す」ことは相手の責任の範疇ですから、ぶっちゃけ愛する側がそこまで責任を背負う必要もないのですよ。

 

ただ、自分なりの愛が相手に届かないことで感じる「感情・気持ち」は自分の責任です。ここは相手の責任ではなく自分の責任の範疇なんですね。

 

つまり、彼が愛を受け取らないこと=彼の事情と出会ったときに、自分が何を感じるか、自分をどう扱うか、は、自分で決められるってことなんです。

 

だから僕はいつもこうお伝えしています。

 

「あなたなりに愛したことには価値がありますよ」

 

もちろんそんなふうには思えないというお声もお聞きするし、そのお気持ちも僕なりに理解できるんです。だから大切な心の声として扱わせていただいています。

 

ただ、そうであっても「あなたなりに愛したことには価値がありますし、その価値は今も変わりがないことです。だからきっとあなたは間違っていないんです。」とお伝えしています。

 

僕がこうお伝えする理由、なんとなく分かっていただけますか?

 

受け取らない彼との関わりの中で、あなたが感じていることがあなたを否定することであってはならない。この状態が続いていくことで、不安や自分への疑いはどんどん強まっていってしまいかねない、と僕は思うからです。

 

誰よりも彼のために心を尽くしてきたのは、他でもないあなたではないですか。

 

その自分を今はよく思えないかもしれないけど、しかしそう思う必要ってそもそもないんですよね。

 

彼が受け取らない人であることは彼の事情によるものであって、いいも悪いもないのです。

 

だとしたら、あなたが彼を思い心から与えたことにも何の間違いも罪もない。むしろそこには価値しかないはずなんですよ。

 

だから繰り返し何度もお伝えするんです。

 

「自分なりに愛したことには価値があると思えるように」

 

どんな時もあなたの愛情とその素晴らしさには変わりはないんですよ、きっと。

 

ただ、伝わらないという痛み、苦しさが、自分を疑う理由になってしまうだけなんです。そこは丁寧に癒しておきたいですね。

 

 

今回は以上です、最後までご覧いただきありがとうございました。

 

 

 

【この記事を書いた人】


心理カウンセラー 浅野寿和(あさのひさお)

カウンセリングサービス所属・「名古屋・東京・大阪・福岡地区担当」

 

「恋愛」「結婚」「ご夫婦の問題」などを男性・女性の心理面からバランス良く分析し解決に導く人気カウンセラー。明快な分析と的確なヒーリングセッションは目からウロコと評され、なりたい自分になれると人気。屈託のない人柄・語り口から「話すと元気になる・安心できる」と好評をいただく。20代〜40代のみなさんにリピーターが多い、年間約400件の個人面談を行う、ちょっとだけ予約が取りにくいカウンセラー。

 

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