浅野

カウンセリングサービス心理カウンセラー浅野寿和です。

 

いつもありがとうございます。

 

さて今日は久々に男性心理にまつわるコラムをお届けします。

 

いつもにも増してニッチな話ではありますが、よろしければどうぞ。

 

 

○彼氏感を出すように求められてばかりの彼

今日はモテる男性の恋愛観についての話です。

 

これは以前にある男性から聞いたこと。(カウンセリングの実例ではありませんので念の為。)

 

その彼は「もうちょっと恋愛はいいわ、疲れる。当分彼女はいらない」というのです。

 

なにか問題でもあったのかな?と思い、もう少し話を聞いてみるとこんな発言が。

 

「なんか女の人って依存じゃない?求めすぎっていうか、好きになってくれるのは嬉しいけど一方的に迫られると辛い。」

「付き合ってもない段階ですごい彼氏感求められたり、急に彼女感出されても辛いよ。こっちの気持ちも考えてほしい。」

 

そんな意見が飛び出してきたんですね。

 

きっと男女逆のパターンもあると思うんですけどね。

 

※この彼の話がいいか悪いか、という話が今日のテーマじゃありませんよー。

 

 

カウンセリング現場にいると、「いわゆるモテる人(異性から好感をもたれやすい人)ほど、急に彼氏感・彼女感を出すように相手に求められることが多すぎて、恋愛に疲れている事が多い」と感じることがあります。

 

こういった話を聞くと「まぁ、それぐらいモテるってことなんだからいいことじゃない。少しぐらい我慢してあげなよ」とうっかり言いたくなっちゃうのですが、しかしこの話はその男性の強いストレスを示しているわけですから、もちろんそんな事は言いません。

 

しかしまぁ、モテる人にはモテる人なりの事情があるんだよね、と改めて実感するというわけです。

 

そして、ここにこそモテる人と上手に関わり、恋愛関係に発展させるヒントがあるよね、と僕は思うのですよ。

 

 

 

○モテる彼の苦悩

あなたの周りにもいませんか?すごくかっこいいし、異性からの人気だけでなく同性からの人望もあるのに、恋愛から遠ざかっている人。

 

その人の中に「恋愛はもうコリゴリ」と感じている人がいるとしたら、先に書いたような事を考えている可能性がありますよ。

 

恋愛の中で「相手の期待や気持に応えてばかりいるうちに疲れちゃって、自分らしくいられなくなった」みたいな感じですね。

 

やっぱり人は自分のことを大切にしたいと思うし、自分の気持ちを理解してほしいという欲求がありますよ。そしてこの欲求は必要なものなので消えることはありません。

 

ただ、その気持ちを蔑ろにされたり、全く理解されない経験ばかりすれば、「結局いくら「好き」といっていても、相手は自分のことしか考えていない依存的な人ばかり」と思いこむようになっても不思議ではないわけです。

 

もちろんそれが誤解であり真実ではなかったとしても、彼の実体験がそう思わせる事はありえる話でしょう。

 

そんな男性から、急に彼氏感を求められたり、彼女感を出されることでしんどい思いをしている、というお声を伺うわけです。

 

親子関係の話で例えるならば、お子さんが「そんな期待ばかり押し付けないでほしい。親の思うように生きることなんて難しいんだから」と感じている、なんて話に似ていますね。

 

 

 

○自分のことを全て理解してほしいなんて思っていない

だから、このタイプの人ほど「もう恋愛はいい、ちょっと放っておいてほしい」と思っている場合も少なくないですよ。

 

もういいから絡まないで、関わらないで、興味を持たないで、と思うぐらい、いろいろ求められて疲れちゃっている人もいるんですよね。

 

また、自分が優先されず一方的に求められることの切なさ、辛さも知っているからこそ、自分のことを全て理解してほしいだなんて思わない、と感じている人も少なくないのですよ。

 

だから、どんどん恋愛に期待しなくなるし、相手にも求めないし、異性との関わりを避ける人もいる。期待しない、未来の約束はしない、結婚しない、望まない、このまま一人で過ごすほうが気が楽だ、と思う人も出てくるわけですね。

 

そして「いくらパートナーだからといっても、自分のことを全て理解してほしいと思わない」という人が多いものです。

 

そんなの無理でしょ、そもそもそんな異性がいるの?と思っている人ともしばしば出会います。

 

 

 

○誰にだって苦悩があれば人を拒絶したくなる

それはどこか恋愛に対する嫌悪感やうんざり感だといえますし、その言動だけを取り上げれば自分勝手のようにも思えるのです。

 

ただ僕はこうも思うのです。

 

「この人は恋愛の中で、どれだけ自分の気持ちを見てもらえていなかったのだろうか」と。

 

本当は自分だって楽しみ、相手を思い、お互いに気持ちを通じ合わせたかっただろうに、と思うと、そりゃ恋愛に期待しなくなっても不思議ではないな、と僕は思うこともしばしばですよ。

 

今回は男性の事例として書いていますけど、女性の場合も同じです。この方はどれだけ気持ちを理解されず、相手の主観で判断されてきたのだろうか、と思うこともあります。

 

だから、誰だって苦悩があれば人を拒絶したくなることもあるよね、と僕は思うのです。

 

 

さて、もしこのタイプの人と親密になる方法を考えるとしたら、という話を最後に書いておきます。

 

やはり、理解されないことで傷ついた人、恋愛や人にいい印象を持てなくなった人と向き合うなら、こちらから「理解」「尊重すること」が有効になるだろうと僕は思うのです。

 

ここでの理解・尊重は、自分なりの理解、尊重という意味ではなく、いいか悪いかは別にして「相手はそう感じているんだ」ということを自分で判断せず、コントロールもせず、ただ受け止めることです。

 

もちろん相手の言いなりになることではありません。相手の言動を常に認めなきゃいけないってことでもありません。

 

ただ、その人の感じている気持ちを受け止めて、あなたの気持ちはわかっているよ、というメッセージを言葉や態度でいかに出せるかが、ポイントになるのだろうな、と思うのです。

 

どうしても人は視覚から多くの情報を得ているので、見た目を使って人を判断しがちになりますし、それはある意味致し方のないことでもあります。しかし、それ以外の情報、特にその人の気持ちを理解し受け止めることができたなら、もっと親密で幸せな関係を気づくことができるものです。

 

もちろんこの理解はお互いになされることが理想ですけどね。

 

 

今日は以上です。最後までご覧いただきありがとうございました。

 

 

 

【この記事を書いた人】


心理カウンセラー 浅野寿和(あさのひさお)

カウンセリングサービス所属・「名古屋・東京・大阪・福岡地区担当」

 

「恋愛」「結婚」「ご夫婦の問題」などを男性・女性の心理面からバランス良く分析し解決に導く人気カウンセラー。明快な分析と的確なヒーリングセッションは目からウロコと評され、なりたい自分になれると人気。屈託のない人柄・語り口から「話すと元気になる・安心できる」と好評をいただく。20代〜40代のみなさんにリピーターが多い、年間約400件の個人面談を行う、ちょっとだけ予約が取りにくいカウンセラー。

 

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