毎週月曜日の「恋愛テクニック」は、「カップル・カウンセリング」と題しまして、パートナーとの関係をより良いものにするため、「男性心理」「女性心理」を紐解きながら、さまざまなご提案を、池尾昌紀池尾千里、夫婦でさせていただいています。

 

 

今週は、私・池尾千里が書かせていただきます。お読みいただけたらと思います。

 

 

ハート ブルーハート ピンクハート グリーンハート

 

 

小さな子どもは、自分の面倒がみれません。

悲しいと、人目も憚らず、思い切り泣いちゃうし、気に入らないと、怒って、手が出てしまうこともあります。「○○ちゃんなんて、きらい!」なんて、暴言を吐いてしまうこともあるかもしれませんね。

 

そんなふうに、子どもは、感情のままにふるまってしまうものです。

 

でも、やがて、泣くと恥ずかしいなって思うようになったり、ママから「ガマンできる?」なんて言われると、泣きたいけど堪えることができるようになったりします。

 

気に入らないことがあったり、やりたいことが叶わないようなことがあっても、お友だちを叩いちゃったり、「きらい!」なんて言ってしまうと、お友だちが泣いてしまったり、逆に、お友だちから嫌われちゃったりして、どうにも具合が悪いなということも、学んでいきます。

 

叩いちゃう前に、「お口で言おうね」って先生に教えてもらったり、お友だちが悲しいと思うことは、しないようにしようね。そうすると仲良くできるよって、学んでいくんですね。

 

自分の感情のままに振る舞うのではなくて、ちょっとがまんしたり、ちょっと考えたりすることで、対人関係がぐんと上手くいくようになります。

 

 

 自分のご機嫌がとれる 

 

 

感情は、私たちみんなが持つもので、しかも、私たちの中から湧いているものです。とても、オリジナリティ溢れる、個人的なものでもありますよね。

 

私たちそれぞれのバックグラウンドや、記憶のデータや、さまざまな体験によって起こるものですから、時には、自分でも扱いづらいなと感じたり、持て余したりすることもあるくらいです。

 

でも、成長するにつれ、人の目を意識できるようになりますから、かっこ悪いことや、恥ずかしいことは、全力で阻止する思春期を通り抜け、大人への階段を上っていく過程で、自分の感情に振り回されたり、自分の感情を誰かにぶつけて、誰かを振り回してしまったりしないように気をつけるようになります。

 

自分を冷静にみつめ、落ち着いた状態にしておくためには、どうしたらよいか工夫できるようになります。これは、とても良いことですよね。

 

仕事で、ストレスフルなウィークデイを過ごしているなら、週末は、思いっきり好きなスポーツで汗を流す、温泉でゆるみまくる、友だちと美味しいものを食べて、いっぱい喋る、好きなだけ寝る、一人カラオケで発散・・などなど。

 

自分のご機嫌を、自分で取れるようになるのは、自立の第一歩といえるでしょう。

まずは、これができないと、恋愛もうまくいきません。

 

 

 『 自立 X 自立 』の組み合わせ 

 

 

パートナーシップは、『 自立 X 自立 』 だと、最初は、スムーズなんです。

自立的な人は、人を助けてあげたり、何か役に立ってあげることが上手な人が多いです。今、何が必要かを見極め、実行するんですね。本来は、無駄な争いごとを好まず、相手を尊重しようとするので、比較的平和でいられます。

 

そんな『 自立 X 自立 』カップルさんで、よくあるのは、つい相手のために、どうするべきか、が優先されやすいため、相手のことは大切にしようとしますが、自分のことが後回しになりやすく、二人の間に、自分のことを持ち込めないことが多いようです。

 

自立的な方は、一人で何でもこなします。1から10まで、自分でやるものだと思っています。

困りごとがあっても、放り出したりせず、何とか、歯を食いしばって、自分で頑張り切ろうとするでしょう。

 

ヘトヘトになっても、パートナーからは見えないところで、少しだけ休んで、ため息をついて、効き目の高い栄養ドリンクを飲んで、笑顔を作る練習をして、気合を入れてから、あなたの前に現れて、いつもどおりにふるまうでしょう。

 

「疲れているみたい。大丈夫?」

と聞かれても、

 

「大丈夫」

って答えるし、そんなふうに心配されることも、あまり好きではないことも多いものです。

 

 

 NO!愚痴、NO!弱音のガマン大会の果て 

 

 

パートナーが愚痴も言わず、弱音も吐かず、いつも頑張っている人だと、自分もそれがしにくくなりますよね。彼もがんばってるんだから、私もがんばらなくっちゃってなります。

 

でも、それって、結構キツイはずです。

夫婦ふたり揃って、愚痴も言わず、弱音も吐かず、でもしんどい。ガマン大会のようです。

 

すると、それぞれが、自分でなんとかするしかなくなりますから、一人で高い買い物をしてみたり、ギャンブルをしてみたり、弱音を吐ける相手をみつけたり、その人を好きになってみたり・・

 

パートナー以外の、ほっとできる場所やものを探すしか、パートナーとの関係を保てない!という本末転倒な事態になってしまうことも、少なくありません。

 

もしかしたら、これまで誰にも、言ったことがなかったとしても、パートナーには、愚痴を聞いてもらったり、弱音を吐いてみたりしてもいいんです。いえ、パートナーにこそ、そんなあなたのことを教えてあげてください。

 

「言いにくい」

「言いたくない」

「今更、ムリ」

 

そんな気持ちが出てくるかもしれません。たぶん、ずっと、たくさんのことを言わずに、ひとりで我慢してらしたのでしょう。そんな時は、少しずつ、です。

 

こんな方もいらっしゃるかもしれません。

 

「私は、結構いろいろ愚痴ってますよ」

 

あの我慢強いパートナーと比べたら、あなたはものすごく愚痴るし、弱音を吐く人のように感じるかもしれません。

 

でも、ほんとのほんとの辛い、しんどい、苦しいところまでは、パートナーに助けてもらえるほど、伝えてはいないのではないでしょうか。

 

パートナーに負担をかけたくない、パートナーもがんばってるのにって、思うからですよね。

 

 

 パートナーシップはニコイチ 

 

 

パートナーシップは、ふたりで一つなんです。

 

足りてるところ、足らないところ、得意と不得意、ポジとネガ、お互いのいろんな要素を持ち寄って、助けてもらったり、助けたり、補い合うこともあれば、相乗効果で、どんどんプラスのエネルギーが膨らんでいくこともあります。

 

『 X (かける) 2 』どころではないのが、パートナーシップのおもしろいところです。

 

自立的なやり方、ひとりでがんばる方法の向こう側には、ふたりで手を組んで進む、パートナーシップ(相互依存)のステージがあります。

 

ひとりで、なんでもできることが、一番良いわけでもなくて、これだけいつも心に留めて、機会あるごとに伝えていったら、最強ではないでしょうか。

 

 

できないことも、弱いところも、かっこ悪いとこもあるよね、お互いに。

助けてね、助けるよ。

ありがとう。

大事。大好きだよ。

 

 

人間なんて、完璧じゃないから、おもしろい。

不完全なところに、あれこれ助けが入るから、人は、幸せを感じるのかもしれません。

 

パートナーと、たくさんのものを共有してみてください。

ハートを開いて、開いて、あらゆる遠慮とがまんを手放して。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

次週、来年10月12日(月)は、池尾昌紀が担当します。

どうぞお楽しみになさってくださいね。 

 

 

池尾千里

 

 

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