こんばんは
カウンセラーの平です。
日曜日の恋愛心理学を原カウンセラーと隔週で担当しています。
失恋のご相談を受けたときによく、「執着を手放しましょう」というアドバイスをすることがあります。
パートナーのことが大好きなのに、そのパートナー本人から別れを切り出された‥‥、そんなときはほとんどの人が相手に執着してしまいます。
「私の愛は、こんなに大きいの。別れるなんて、考えられない‥‥。お願いだから、そんなこと言わないで」
思わず、こんなふうに言ってしまったりするものですよね。
しかし、そう言われたからといって、いったん別れを決めたパートナーが、もう一度、やりなおそうと思い直す可能性は2割もないのではないでしょうか。
執着していると、パートナーにしつこくメールやLINEを入れたりしてしまうかもしれません。
しかし、追いかければ追いかけるほど、パートナーはあなたから逃げまわります。
恋愛について、私はよくこんなお話をします。
「あなたがなにを感じているのかということよりも、あなたといっしょにいるとき、パートナーがどのような感情を感じているのかが恋愛においては大事なんだよ」
あなたに別れを切り出したことで、パートナーはあなたに対して「申しわけない」という罪悪感を感じています。
でも、なんらかの理由で、パートナーはあなたと別れたかったのです。
あなたがすがればすがるほど、パートナーはあなたから逃げ出したくなり、そんなあなたの姿を見ると、まるでかわいい子ネコを捨てるときのようないやな感情を感じてしまうわけです。
「お願い、捨てないで! みー、みー、みー!」と子ネコが鳴くほど、パートナーは罪悪感が強まり、自分を責めます。そのいやな感情と手を切るために、早くあなたと別れたいと思ってしまうわけです。
そして、別れたあとも、大なり小なり、罪悪感をもっているパートナーは、なにかと別れた相手のことが気になったりします。「あの娘、元気にしてるかな‥‥」とか、「あの娘にはほんとうに悪いことをしてしまったよなぁ」などと。
そもそも、なんらかのいやな体験があったりしたために、パートナーはあなたと別れたいと思ったわけですが、別れて半年ぐらい経つと少し様相が変わることがよくあります。
私が“思い出は美しすぎて症候群”と呼んでいる、思い出の美化が起こるのです。
つまり、あなたとの間であったイヤなことはどんどん忘れ、よかった思い出ばかりが頭の中に蘇ってくるのです。
こんなとき、恋のリバイバル・マッチの可能性は高まるのですが、あなたが彼に執着し、彼をコントロールして、「なんとか私を好きになってもらおう」と考えたとしたら、うまくいくことはありません。
なぜなら、人間は、自分が好きになるものを人に押しつけられたり、人に決められたりはしたくないと思っているからです。そうではなく、自分自身の意思で好きになりたいのです。
そういえば、子どものとき、おかあさんから「これ、おいしいでしょ、食べてごらんなさい」とか「体にいいから、しっかり食べるのよ」などと強要されたことはありませんか?
そんなときは、それがおいしかったとしても、なにか違うようなかんじがしたのではないでしょうか。自分の意思で、自分の好きなものを決めたいと思っているからです。
恋愛も同じで、お見合いなどして「この人いいから、決めちゃいなさいよ」などと押しつけられても、なかなか乗り気にはならないものですよね。
私たちは、自分の自由な意思で“好き”を感じたいと思っているからです。
ですから、あなたがパートナーに執着し、「あなたにとって、私がどれほどメリットのある存在なのか」と説得しようしても、パートナーはあなたからコントロールされているようにしか感じることができません。それでは恋はうまくいかないようなのです。
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