毎週月曜日の「恋愛テクニック」は、「カップル・カウンセリング」と題しまして、パートナーとの関係をより良いものにするため、「男性心理」「女性心理」を紐解きながら、さまざまなご提案を、池尾昌紀・池尾千里、夫婦でさせていただいています。
今週は、私・池尾千里が書かせていただきます。
お読みいただけたらと思います。
その前に、ひとつご案内です。
クリックで詳細に飛びます
日 時:2020年4月18日(土)13:00~17:45
料 金:¥3,300-(税込)
新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から、みなさんに安全にご参加いただくために、名古屋カウンセラーズ・フェスタは会場での開催ではなく、オンライン配信で開催します!
会場での開催と同じく、カウンセラーもみなさんも同じ時間を共有していただきますので、ライブ感はそのまま!
これまで名古屋近郊ではないため、なかなか名古屋カウンセラーの講演を聞くチャンスがなかったみなさんも、名古屋カウンセラーの講演を聞いていただくチャンス!です。
名古屋カウンセラー一同も、全国の皆さんにお会いできるのを楽しみにしています。
メインテーマ:
「世界中の人に聞いて欲しい!こんな時だからこそ出来ること」
池尾千里・講演テーマ(15:50〜16:20):
ライブでお送りします。
是非、お気軽にご参加くださいませ。
お待たせしました。
ここからが、本日の記事となります。
落ち着かない日々が続きますね。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
子どもたちの学校が、長い休みになっていることだけでも、食事を3度、3度と準備する大変さや、勉強をやらせることや、ゲームやり過ぎを注意したりと、気が休まりません。
また、子どもだけでなく、在宅勤務に切り替えて、夫が家に居るようになったご家庭も、増えているのではないでしょうか。
在宅でなくとも、早く帰ってきたり、逆に、激務になっている方もいらっしゃることと思います。
新型コロナの影響で、様々な状況が大きく変わっていて、その変わり方が、急を要することが多く、その対応に、私たちは、必死ということも少なくありません。
ウィルス感染の不安については、最近では、「うつったらどうしよう」だけでなく、もし、自分が無症状の保菌者で「うつしたらどうしよう」という、二重の不安を抱えることになってきました。
人生に「気になること」「不安なこと」がひとつでもあると、私たちは、その分、余裕がなくなります。小さなことであっても、影響が出ますから、今回のような場合は、世界中の人たちの心には、大きな負担がかかっていて、誰もが余裕がなくなっているといえるでしょう。
■「距離」を取るための代替え案
そんな不安のベースの上に、仕事のやり方を変えなくてはいけなかったり、子どもたちが1日中、家に居て見てやらなくてはいけなかったりするのですから、実は、とても大変な状況なんですね。
近頃、イライラしちゃうからと、気分転換をしようにも、困ったことに、今は制限がかかっていますから、ちょっと旅行とか、レジャーなんていうことも難しくなっています。
すると、家族という、距離の近い人たちと、いつもいつも一緒にいる、顔を合わせる、ということが続きますから、煮詰まってきたり、イライラが続いたりと、穏やかで、ハッピーな状態でなくなってくることも少なくありません。
世界中が、この状況になってから、いろいろなものが、通常のやり方ではできなくなりました。
それに関する主なものは、「距離」ではないでしょうか。
感染リスクがあるため、私たちは、人と「距離」を置かなくてはいけなくなりました。
例えば、仕事で、あたりまえのように行ってきた、取引先や支店に出張することも、会議も、同じ場所で働くことも、難しくなりましたよね。
じゃあ、どうしようか、ということになり、出張は取りやめて、会議も、遠隔で開催したり、仕事を在宅でするようになったりしています。
代替え案を模索することになったんですね。
■「距離」挟んでも、つながる方法
インターネットが定着している現代には、オンラインでつながる方法があります。
直接会えなくても、画面越しで、顔を見ながら話をすると、ちゃんとつながることができることを実感されている方も、多いのではないでしょうか。
また、仕事以外でも、あまり連絡など取っていなかった人たちと、ふと「どうしているかな」なんて、連絡を取ってみたりした方も、いらっしゃるのではないでしょうか。
もし、心配してるけど、ご無沙汰な方が浮かんだら、こんな時です、先方も心配されているかもしれませんから、近況をたずねあう機会を、持たれるのはいかがでしょうか。
「距離」を挟んでいても、いろんな方法でつながることが、ぐっと進んでいるような気がしています。
そして、その手間がかかっている分、つながりが深くなるようにも感じます。
それが、手はつなげませんが、手と手を取るということなのかもしれませんね。
■家族との関わり方の変化「夫の役割」
「距離」が離れている場合と、夫婦や家族のように、もともとの「距離」が近い人たちのと関わりもまた、変化させられているといえるのではないでしょうか。
先述の通り、夫が在宅勤務、早帰り、休日続き・・子どもは、あいかわらずずっと家に居て、おやつとゲーム三昧。そんなふうに、物理的にぐっと近づくことになっています。
夫がいつもいつも帰りが遅い、休日もないようなご家庭だったら、それはきっと喜ばれるでしょう。でも、いつも居る夫、パパになったら、やがて、レア感はなくなりますから、どうなるか・・
夫、パパの役割が変化することになるでしょう。
しかしながら、多くの場合、夫たちは家の中で、どういう役割を担えばいいのか、よくわからないことも多いようです。それには、理由があります。
私たちの中にある、「責任の負い方」に関する理由です。
わかりやすいことで言えば、「結婚」というキーワードに対するイメージで考えてみましょう。
女性は、「結婚」と聞くと、温かい家庭、美味しい料理、明るいリビング、だんらん、など、家の中に関するイメージが湧くことが多いのに対し、男性は、経済的に、社会的に、家族を外側から守るという「責任」を一番強く感じることが多いようなんです。
すると、夫は外では、仕事も町内の役なんかも、バリバリやっててすごいのに、家に居る時、なぜこんなに、腑抜けたようになってしまうのか?!と不思議に思われた奥さま方にも、ひとつご理解いただけるのではないでしょうか。
■家の中での「役割」がわからない夫
男性は、外では「役割」をみつけやすいし、責任を果たしやすいけれど、家の中では、自分の担える「責任」をみつけにくいようです。
「奥さんのテリトリーで、どう手を出していいやら、よくわからん(から、しない)」
といったところでしょうか。
また、外での「責任」を果たしている分、家で、オフモードになるということもあります。寛いで、充電できるから、また外で頑張れるということも、バランスとしてあるんですね。
しかし、仕事の仕方が変化して、家で過ごすことが多くなる場合、これまでの「よくわからん(から、しない)」だと、バランスがよくないわけです。奥さま方のご機嫌も、穏やかではいられなくなるのは、時間の問題です。
ただ、この部分を、男性にまかせておいて、「いつになったら、家の中のこともしてくれるかしら」と、息を潜めて様子を伺っていても、恐らく思ったような効果は得られません。
イライラと怒りが膨らむのを、夫の顔を見るたび、抑え込んで、余計な労力を使うのはおすすめできません。では、どうしたらいいでしょうか。
■話をすることは「共有事項」を増やすこと
こんな時ですから、話をされてみるのはどうでしょう。
そして、頼ってみる、アテにしてみるのはいかがでしょうか。
「話し合い」ではありません。「話し合い」を計画した途端、男性陣は、音もなく、気配を消して、どこかにいってしまうでしょう。怒られる!責められる!って感じてしまうからです。
男性は「自分が悪い」を感じるものには敏感です。それを感じると、遠ざかってしまいます。
なぜならそのくらい、あらゆる場所で、いつも感じていることだからです。
日頃は、お互いに仕事があり、忙しいふたり。
子育てにエネルギーが向いていた。
家族になったら、あまり話をしなくなってた。
そんなご夫婦は、実はとても多いです。
なんだかいつの間にか、心の「距離」が空いてしまった。どう埋めたらいいか、わからないでいた。
今、世界中が、いつも通りではありません。
不安と恐れで、余裕もありません。
そんな時、一緒に居られる人、頼れる、アテにできるパートナーと、今こそ、しっかりとつながる時です。
不安な時は、私たちは、とても不安定なのです。足元がグラグラしています。何かに掴まったり、支えあえたりすれば、安定します。
急に仲良しになったり、ラブラブにならなくてもいいんです。
世界で起こっていること、不安になること、家での過ごし方で悩むこと、イライラしちゃうことがあること、仕事の不安や、子どもの心配などなど、話しやすいこと、日常のこと、世間話からで大丈夫ですから、話をしてみましょう。
聞いてくれるだけでいいよって言ってから話すのもいいですね。
たまに、相槌してねって言っておくのも、可愛いですね。
気持ちの「共有事項」を増やすことが大切なんです。
■夫婦の新しいバランス
嬉しいことや、楽しいことを共有すると、それが大きくなりますよね。もっといい気分になれます。逆に、悲しいことやつらいことを共有できると、くるしさが減って、楽になれます。
誰かが、自分のことを知っていてくれることは、私たちを支えることになるんです。
「共有事項」が増えれば、バランスが取りやすくなります。
どちらかが、落ちていたら、どちらかが引っ張り上げる役になります。相互に助け合えるんです。
洗濯物を干して欲しいこと、お昼にラーメン作るのは、お願いしたいことなども、その中でやりくりしやすいでしょう。なぜなら、妻が、なぜそれを頼んでくるのかが、ちゃんとわかるからです。
「わからんかったんかーいっ!」
と、ご立腹な奥さまもいらっしゃるかもしれませんが・・。
一つ言えるのは、それだけ「家の中の責任」を女性たちが一手に引き受けて、がんばっているということなんです。とっても偉いんです。
今、新しいバランスを取り入れることで、うまくいくことがあるようです。
そのためには、パートナーと「共有事項」をたくさん作ること。
話をされること、つながることをご提案させていただきました。
どうぞ、みなさま、お元気にお過ごしくださいね。
お読みいただきありがとうございました。
池尾千里
次週、来年4月13日(月)は、池尾昌紀が担当します。
どうぞお楽しみになさってくださいね。
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