浅野
カウンセリングサービス心理カウンセラー浅野寿和です。いつもありがとうございます。

 

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それでは今日のコラムです。よろしければお付き合いください。

さて、今日はご夫婦やパートナーと長く一緒にいる方の「関係性」についての話です。

特にご夫婦の関係性に関するご相談をお受けすると「切るに切れない関係」になっていることがあるんですね。


例えば、夫との関係にときめきを感じなくなったんだけど、いざ別れるとなると躊躇してしまう、とか。

もっと自分の時間を作りたいと思うけど、パートナーのことを思うと申し訳ない気がする、とか。

しかし実際は、普段の生活の中でパートナーなりの思いやりが自分勝手な意見に聞こえていたり、私の気持ちを無視するような言葉に聞こえていたりで、不満を抱えているというお話も少なくないわけです。



恋愛やご夫婦の関係性の中で、切るに切れない関係と感じると、ちょっとストレスを溜め込みやすくなることもあるんですよね。

もちろんご家族がいらっしゃれば、家族を大切にしないなんてとんでもないとお考えになる方もいて普通ですし、それはとても大切な家族への思いなのだと僕は思うんです。

しかし、一見すると強い絆のように見える二人の関係の中で、どこかパートナーに不満があったり、今のままの関係でいることが辛いと感じるなら、二人には「絆」があるように思う一方で、どこか窮屈な感じがするのではないでしょうか。

このような関係性って、どこか親子関係に似たカタチになっている可能性があるのですね。

例えば、お互いが家族のような印象の中で過ごしていたり、自分にとって(相手にとって)お父さん、お母さんのような存在になっていたり、子供のパパとママでしかない、みたいな感じになることも少なくないんです。

そもそも親子のような絆は、男女の関係と違う絆なんですよね。男女の絆と親子の絆なら、圧倒的に切れないし、心理的な距離も近いし、切ること自体に葛藤するのは親子の絆でしょう。

こうなると、どんなしんどいことがあっても絶対に関係性を切れない、って感じるようになるんですよね。だから、男女関係そのものがしんどく感じるようになることもあるんです。



例えばカウンセリングの中で「あなた自身の時間をぜひ作ってみてくださいね。たまにはお友達やお子さんと旅行に出かけるとか、いいかもしれませんよね」とお伝えすると、「そうですね、そんな時間が取れたらどんなにいいだろうって思うんですよ」と答えてくださる方がいます。

この男女逆のパターン、ご主人に「自分の時間を作っては?」とご提案すると、「仕事に穴を開けられないし、自分勝手は家族にも申し訳ないですから」とおっしゃるとっても謙虚な方もいらっしゃいます。

この言葉の真意が「いつも愛する人と一緒にいたいから」であれば、なんて素敵な話なんだろうと僕も思うんです。

しかし、「夫や妻を置いていくって、それはちょっと難しいですね」とだけ感じているとしたら、それも相手への思いやりには違いがないのですが、「切るに切れない親子のような関係性」になっているからこそ生まれる葛藤と罪悪感を感じている場合も少なくないんです。

この状態を続けると、二人の関係がつまらなくなってしまって、不満を抱えたり、文句を言いたくなるんですよね。まるでお互いがお互いを男女ではなく、ありふれた当たり前の存在と感じすぎてしまうといいますか。



二人の関係が煮詰まっているとき。

それは今のままの関係ではお互いにしんどいよ、というサインなのかもしれません。

今の関係が煮詰まっているから、今まで気にならなかった相手の欠点が気になることもあれば、相手なりの思いやりがウンザリだ、と感じることとも多いんですよ。

こんなときは、二人の関係性を見つめ直してみてもいいかもしれませんね。

ときには二人のケンカが、お互いに冷静さを取り戻すきっかけになって適度な心の距離を取れることもあるのですが、ケンカには一定のリスクがあって、むしろ逆に相手との心の距離が詰まってしまう場合もあるんですよね。

 

できれば、意識的に少し自分の時間を作ったり、お互いに自分が好きなことをする時間を作ってみたり。


もう一度、お互いを一人の大人、自立した大人として見つめ直せるように、自分自身のこと、相手のことを見つめ直してみてもいいかもしれませんね。


実際、カウンセリングなどを通じて、ご自分の時間をつくるようになると「どこかほっとする」「気持ちが楽になった」とおっしゃってくださる方も少なくないんですね。

実は、二人がよりよい関係になるように一人で頑張ってきたかたほど、めちゃめちゃ「ほっ」とするんですよね。

少しパートナーと距離を置くだけでほっとするほど、今まで頑張りすぎていた、ということなのかもしれません。

どこか「私が、僕が何とかしなきゃ」「頑張らないといけない」と思ううちに、どんどん自分自身の視野を狭めていき、二人の関係に限界を感じていたのかもしれませんよね。


また実際に、自分の時間を作り、少し相手の距離を取ることがきっかけで、パートナーとの関係が改善したケースもあります。

もちろんただ距離をとっただけで関係性が良くなったわけではないんです。

例えば、二人の関係に問題が起きて悩まれていた奥さんが、ある時お友達と旅行に行かれた。

そのとき、ご主人に「旅行に行く時間を作ってくれてありがとうね」「ご飯食べてる?」と連絡したそうです。

すると、最初は不機嫌だったご主人が「大丈夫」「楽しんでるか?」と気遣ってくれ、今までにない会話ができたそうですよ。それから二人の関係が徐々に良くなっていった、という話。

今までは、まるで親子のごとく近かった二人の関係に、若干の寂しさと距離ができ、かつ、お互いにお互いを思いやったことで、男女の関係のような距離に少し戻れたわけですね。

ここには見えない「二人のつながり方」が影響していた、ということのようですよ。
 

今回は以上です、最後までご覧いただきありがとうございました。

 

 

 

【この記事を書いた人】


心理カウンセラー 浅野寿和(あさのひさお)

カウンセリングサービス所属・「名古屋・東京・大阪・福岡地区担当」

 

「恋愛」「結婚」「ご夫婦の問題」などを男性・女性の心理面からバランス良く分析し解決に導く人気カウンセラー。明快な分析と的確なヒーリングセッションは目からウロコと評され、なりたい自分になれると人気。屈託のない人柄・語り口から「話すと元気になる・安心できる」と好評をいただく。20代〜40代のみなさんにリピーターが多い、年間約400件の個人面談を行う、ちょっとだけ予約が取りにくいカウンセラー。

 


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