毎週月曜日の「恋愛テクニック」は、「カップル・カウンセリング」と題しまして、パートナーとの関係をより良いものにするため、「男性心理」「女性心理」を紐解きながら、さまざまなご提案を、池尾昌紀・池尾千里、夫婦でさせていただいています。
今週は、私・池尾千里が書かせていただきます。
お読みいただけたらと思います。
パートナーシップは、常に同じ状態ということはありません。
いい時も、そうでない時もありながら、ふたりにとってのベストな関係を模索しているといえるでしょう。
今日もお付き合いいただけたらと思います。
お付き合いをし始めた頃は、何もかもがきらめいて見え、相手の何もかもが好ましく感じられます。
ロマンス期と呼ばれる時期です。
やがて、浮かれた状態から、平熱状態になってきます。
ここで、「もう好きじゃなくなった!」「いい人がなかなかいない!」と別れてしまうパターンがあると、恋愛のサイクルが速くなります。見切りをつけるのが早くなるのですね。
「ロマンスこそが恋愛である」とするなら、一旦おさまってしまうこの時期に、「はい、次!」となってしまうのもわかります。
しかしながら、ロマンスは、実はまた巡ってきます。
しかももっと深い信頼関係や、親密感を携えてやってくるとしたら・・もうちょっとがんばってみてもいいかもしれませんよね。
パートナーシップは、より良いものへ向かって変化し続けるものなんです。
ロマンス期の後、あんなに大好きで、すべてが好ましかった相手に、なんだかがっかりしたり、腹が立つことが出てきたりします。
もともと恋愛が成立するには、ひとりで立つことのできる者同士のほうが上手くいきます。
ひとりで立つことができるというのは、自分で自分の面倒がみれている、または、ご機嫌が取れる状態という意味ですが、そうなると、だんだんと時間が経つにつれ、お互いにこんな気持ちが出てくるんです。
「私のやり方で、この関係を進めたい」
主導権を我が手に!という気持ちになるわけです。
ふたりが、それぞれ生きてきた中で培ってきたやり方を持っています。
そして、そのやり方が、そこそこ上手くいっていれば、尚更「私の方法で!」となりますし、上手くいっていなかったとしても、その方法に慣れているとか、それしか知らない時にも、「私の方法で!」が出てきます。
そうなると、主導権争い(パワーストラグル)「自立 VS 自立」の戦いの火蓋が切って落とされるんですね。
主導権を取るために、お互いが「正しさ」を盾に戦います。
戦うと、いずれどちらかが、勝ち、どちらかが負けてしまうのです。
勝った方は、自立の位置に立ち、負けた方は、依存側に立つことになります。ふたりは、両極に離れた位置に立つことになるんですね。
この正反対の位置に入ると、いろんなことが大きく違ってきます。
例えば、感情面についていえば、自立側は切り離してしまっていることが多く、あまり感じることができないのに対し、依存側は、あらゆる感情、良い気分もそうでない気分も感じているといわれています。
自立側に立つと、リーダーシップを取る側となり、外見的には社交的で楽しそうにみえます。依存側では、つい要求が多くなったりして、不機嫌になったり不安が強くなることが出てきます。喜びも感じますが、ネガティブな感情も担当しているせいなんです。
もちろんきっちりとそうなるということではないのですが、そちら側のジャンルを担当するような傾向があるということなんです。
では、どうすると、ふたりの関係がより良くなるのでしょう。両極に離れてしまったふたりを近づけるための助けとなる方法をみてみましょう。
自立側の方は、忙しくて、とても疲れていることが多いです。日々の外にあるさまざまなタスクに追われているため、自分のことだけでなく、パートナーに意識を向けたり、優しくすることが難しいのです。
ですから抜け道としては、なるべく余裕を作ること。そして自分が感じられなかったり、扱えないと思っている部分を、パートナーが代わりに担当してくれていることを理解することが必要になってきます。
そして「ごちゃごちゃうるさいなぁ」と遠ざけてきた代わりに、パートナーのことをきちんと見て、ケアやサポートをしたり、コミュニケーションを取ることを心がけてみましょう。
その「ごちゃごちゃ」こそが、あなたが苦手としてる分野であり、パートナーはそれを、あなたの代わりに担当してくれているわけです。
パートナーは、愛されている感覚や、安心感を求めています。
そこに飢餓感があり、ニーズになって出てきているのですから。
また、依存側では、こんなところに意識を向けてみると良いでしょう。
自分のニーズよりも、ふたりの関係がより良いものになることを大切にしましょう。
パートナー次第で、自分が幸せになると信じている部分はないか、チェックです。自分の人生の責任を相手に押し付けていたり、相手をコントロールしたくなっているような部分です。
ニーズというのは、相手から奪うエネルギーであり、愛は、与えるものなんですね。
「愛しているのに!」思うようにならない時には、目的を見てみるといいのです。
目的が「ふりむいてもらうため」「愛してもらうため」だったとしたら、それもまた、相手から何かをもらおうとしているものであり、与えてはいないのです。
自立と依存の要素は、お互いを尊重し、理解することで、近づくことができます。
なぜパートナーがこうなっているのかを、批判するのではなく、理解する視点がそれを助けます。
そして、このまったく異なる要素や、感じ方の違いのどちらかを取る、ということではなく、ふたりの関係の中に、両方がバランス良く共存していることがタッグとしては、最強なのです。
ネガティブばかりでは、うまくいきませんが、ポジティブばかりでも、やがて息が切れてしまうでしょう。
パートナーシップは、しなやかに変化しながらバランスを取ることで、より良く息の長いものになります。
だから、パートナーシップって飽きないのですね。
あなたとパートナーが、最強タッグになるための変化をし続けているといってもいいでしょう。
最強と言っても、何かと闘うわけではありません。
何があっても、「どうせ幸せなんだから」と思えて、笑っていられるという最強なのです。
お読みいただきありがとうございました。
お役に立てれば嬉しいです。
池尾千里
次週、来年2月3日(月)は、池尾昌紀が担当します。
どうぞお楽しみになさってくださいね。
2/22(土)10:00〜名古屋(ウィンクあいち)にて開催です。
1日で大きな変化を得られるとご好評いただいているワークショップです。
是非おでかけください。
池尾昌紀がトレーナーをさせていただきます。
私も伺います。
よろしくお願いします。
カウンセリングサービスの「感謝祭」。
西からやってくるこの大イベントは、
まずは、福岡からスタートします!
お近くの方はもちろん、
福岡観光・福岡グルメとセットで
たずねてみるのもオススメでーす!
是非、お出かけくださーい。
名古屋は、9月に開催ですよん。
カウンセリングサービス・福岡感謝祭2020
聞いて学べる講演!無料でカウンセリングをプチ体験!
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カウンセラーや、心理カウンセリングを身近に感じていただける1日です。
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<池尾千里の面談カウンセリング>
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