カウンセリングサービス・心理カウンセラー浅野寿和です。いつもありがとうございます。
それでは今日のコラムです。よろしければどうぞ。
○元カレを見るとまだ心がズキッと・・・
恋愛カウンセリングの中で「元カレのことを見ると心がズキッとします」というお話を伺うことがあります。
例えば・・・
「ある時、彼から「別れよう」と言われて、そのときは辛くて辛くて仕方なくって受け入れたくなくて、なんとか復縁したいと思っていたけれどダメで。
友達やカウンセラーに話をたくさん聞いてもらって支えてもらって、時間はかかったけれど今はなんとか元気になってきた感じになれた。
もう一度恋愛してもいいかな、って思えるまでに立ち直れた。
ただ元カレとはSNSでつながっているまま。
今まで見ないようにしてきたけど、つい気になってみてみたら、新しい彼女?と思える人の写真。
すると「もう大丈夫」と思えていたのに心にズキッとした感覚が。
別れてから随分時間が経過したのに、まだ元カレのことを忘れられないのでしょうか。」
*
いわゆる昔の恋の手放しについてのご相談ですね。
過去の恋愛はたしかに色濃くその影響を残しておくと、次の恋愛に情熱を傾けられなかったり、また人を好きになることが怖くなる理由になることもあって、できれば手放しておきたいものです。
ただ、こういったお話を伺うと、どうやら「元カレのことを嫌いになろう」と必死だった方のお話もたくさん伺うんですね。
そのお気持ち、心情的には理解できるなぁって思うんですよ。
あまりに辛い別れがやってくると「嫌いになれたら楽になれるのに」と思うことも多いですしね。忘れられるぐらい嫌いになれたら、きっと自分が思う方向に進めるんじゃないかって思いたいですもんね。
でも、「嫌いになろう」と思うってことは、それぐらい「好き」ってことでもありますよね。
だから今、彼の様子を知ると、気持ちが揺さぶられてしまうことも多いと思いますよ。とても切ないことではありますけども。
○嫌いになろうとして忘れようとした彼は何故か心に残る?
さて、「元カレの手放し」ってどのように進めればいいかといいますと、一言で言えば「好きなまま手放す」感じなんですね。
私は彼の幸せを願います、私も幸せになります
そんな意識で手放せると、いい感じに手放しが進みます。
ただ、好きな人ってなかなか手放せないんですよね。嫌いで別れたわけじゃない場合は尚更。
失恋直後はもちろん、手放しのタイミングでも同じですけど、「あんなに大好きな人ともう関われない、愛せない」と思うと胸が締め付けられるような思いを感じますから。
だから頑張って「嫌いになれば忘れられる」って思うのかもしれません。
ただ、この嫌いになる努力は、「好き」「愛したい」という気持ちを解放しているわけではなくて、必死に彼という存在をネガティブなイメージにして愛さないようにしようとしているようなものなんですよね。
だから「好き」という気持ち、「愛したい」という気持ちがその心のなかに残ったままになっていることも少なくないんですよ。
なので、もう大丈夫かな?と思って彼の様子をSNSで覗くと・・・あれ?大丈夫じゃないかも?という反応が起こる。
元カレに新しい彼女ができた?という事実も不安になるんです。
○もし、元カレへの好き・愛したいという気持ちが残っているとしたら
もし自分の中にまだ「元カレが好き」という気持ちが残ってたとしたら・・・
元カレの新しい彼女は私の恋のライバル的立ち位置になるわけですし、彼を愛せる位置にいる女性、という意味で、別れているのに未だ嫉妬の対象にもなるんですよ。
例えば
「別れた彼(夫)がどうしていようと自由だと頭では理解しているんだけど、なぜか今カノ(妻)に嫉妬してしまう私がいます。私、どうしちゃったんでしょうか・・・」
実はこれによく伺う話なんです。
もし、自分でも「そんなのおかしいよ」って理解しているのに、元カレの彼女に嫉妬してしまう気持ちが生まれるなら、まだあなたの中で「元カレへの思い」が残っているのかもしれませんね。
それは「好きになってほしい」より、「もっと愛したかった、喜ばせたかった」という気持ちを残すと執着になりやすいですよね。
そんなときほど元カレに対して「なんで愛してくれなかったの?もっと愛されたかったのに」という受け身な思いになっている場合も多いですが、それが本当に執着の理由になっているかどうかは、ホント人それぞれ、ケースバイケースなんです。
確かに「もっと愛されたかった」という気持ちで執着し、元カレを忘れられない人もいます。
しかし僕のカウンセリング経験では、その「愛されたかった」という受け身な気持ちを使って「もっと愛してあげたかった」というどこか上手に愛せなかったという後悔を隠している方も相当数いらっしゃると思っています。
被害者意識は加害者意識を隠すものになることがありますからね。
もっと愛してほしかったより、「私が彼を上手に愛せなかった」という気持ちのほうが痛烈に響くし、自分を責める理由になるんですよね。
この「私が愛してあげたかった、でも愛せなかった」という気持ちが残れば残るほど、「人を好きになる」ことを躊躇する理由にもなりますし、なかなか次の人を好きになることをためらったり、やっぱり彼がいいと思い出す理由にもなります。
○愛したかったことを完了させる
だから、例えばカウンセリングでなら
「元カレに対してあなたができなかったこと、伝えられなかった思いってなんでしょうか」
とお聞きして、そこを解放していくセッションをご提供することも多いんです。
すると、心のなかで徐々に「好きだと思っている元カレを愛せた私」の状態に近づくことができますから、どんどん彼への気持ちが完了していくんですね。
もちろん実際にはすっと手放せるとも限らなくて、三歩進んで二歩下がるのような状態になることもあるんですけどね。
なにより「好き」という気持ちを完了させるわけですから、時に寂しく切ないものではありますが、ずっと「愛したかったのに愛せなかった」という後悔を残し、その心の時間を止めてしまうよりは随分と楽に前向きな気分になれます。
そういう意味では「私が愛しても相手は喜ぶのかな?」と自分の愛情が信頼できない状態が続くと、元カレに執着しやすくなるといえます。
だから、元カレ・、昔の恋愛を手放すカウンセリングでは、「自分なりの素晴らしさ」を実感していただくプロセスも大切にしていくんですね。
*
もし、あなたにとって今も忘れられない元カレがいるとしたら。
今も、元カレの様子を見て心が揺さぶられるなら。
もっともっと彼のためにしたかったこと、伝えたかったことを髪やノートに書き出して完了させてみてもいいかもしれませんね。これは一人でできるエクササイズです。
また、できれば信頼できる人に話を聞いてもらえると効果が大きいですし、楽です。話すことで気持ちを完了させて、最後に彼の幸せを祈り、私も幸せになる!と決めるといいですね。
そこでスーッと心が軽くなる感じがしたら、手放しが進んでいる証拠です。
ただですよ、今更、昔の彼の話を聞いてくれる人がいないって場合もありそうです。そんなときは僕たちカウンセラーに話してみる、という選択肢もいれていただけるといいのかなと思います。
今回は以上です。最後までご覧いただきありがとうございました。
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【この記事を書いた人】
心理カウンセラー 浅野寿和(あさのひさお)
カウンセリングサービス所属・「名古屋・東京・大阪・福岡地区担当」
40代・男性・既婚。「恋愛」「婚活」「結婚」「ご夫婦の問題」などを男性・女性の心理面からバランス良く分析し解決に導く人気カウンセラー。明快な分析と的確なヒーリングセッションは目からウロコと評され、なりたい自分になれると人気。屈託のない人柄・語り口から「話すと元気になる・安心できる」と好評を頂いています。20代〜40代のみなさんにリピーターが多く、年間約400件の個人面談を行う、ちょっとだけ予約が取りにくいカウンセラーです。
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