浅野

カウンセリングサービス心理カウンセラー浅野寿和です。

いつもご覧いただきありがとうございます。

 

さて、今週末に開催です!

カウンセリングサービス・名古屋感謝祭2019!

 

どなたでも楽しんでいただける、名古屋地区では年に1度のお祭りです。

もちろん僕も参加します。みなさんと直にお話させていただける時間もあるかも?

お時間がありましたらお越しくださいね。

 

詳細は記事の最後にございます。ぜひご覧ください!

 

それでは今日のコラムです。よろしければどうぞ。

 

 

男性の中に「何かに取り組み始めると周りが見えなくなる」人がいます。

 

いろいろ楽しみたくてたくさんの物事に興味を持ったり、いわゆる「ながら作業」が得意な女性が多いのに対し、このタイプの男性は、一つのことに取り組むと「もう、邪魔しないでくれる?」といった反応を見せるのです。

 

だから「仕事が忙しくなれば仕事のことだけ。今、解決したい悩みがあるならその解決が優先。恋愛や奥さん・彼女のことなんてすっかり忘れてる」ってことが起きるのです。

 

 

○周りが見えなくなる男性の恋愛パターン

 

例えば、出会った頃の彼は、もう彼女に一極集中なのでとにかくマメで一生懸命。

 

プレゼントはもちろん、デートプランも女性好みなお店をチョイスしますし、いきなり花束ぐらいのサプライズは余裕でこなすバイタリティを持ち合わせています。

 

恋愛初期は、連絡もまめでLineもほぼほぼ即レス。キャッチボールのごとく夜遅くまで何度もラブリーなメッセージのやりとりができたりします。

 

その態度を見て「彼は私のことがずっと大好きでいてくれるんだ」「このままずっと一緒に要られたらいいな」と思う女性がいらっしゃるかもしれません。

 

 

が・・・うーん。

 

そのままでいると肩透かしを食らっちゃうこともあるかもしれませんね。

 

 

実際にそういったご相談、めっちゃたくさんいただいています。

 

ある時を境に、あれだけ夢中だった彼が急にモードチェンジすることはザラに起きます。

 

そんな恋愛プロセスをたどった女性の皆さまがカウンセリングにお越しいただくと

 

彼ってもう私のことは好きじゃないのでしょうか?

彼に会えなくて寂しくて、他に女性ができたんじゃないかって不安なんです・。

 

といったお声を伺うことが多いんですよ。

 

 

○周りが見えなくなる男性の本音

 

カウンセラーというお仕事をさせていただいていると、女性だけでなく、このタイプの男性からのご相談もお受けするんです。

 

たまーに、彼女や奥さんに言われて渋々カウンセリングに行くことを了承した、なんてお話も無きにしもあらずでして。(その時点で女性も超まっすぐだよなぁ、と僕は思うのですが・)

 

そういったカウンセリングの多くは

 

「いや、僕はカウンセリングなんて必要ないと思うんですけど、彼女が(妻が)浅野さんと話してきて!と言うので

 

なんて感じで始まります。

 

その時点で「彼女(奥さん)のために」という思いが僕は感じられるのですよ。

 

これがこのタイプの「彼の本音」であることが多いです。

 

お話をじっくり伺っていくと、以下のような話になることが多いのです。

 

 

男性:「確かに彼女のことは大事です。

 

ただ、自分は彼女が望むように気が回せないというか。不器用なんでしょうね。一つのことに集中し始めると、他のことに目が向かなくなるんです。」

 

浅野:「そのお気持ち、個人的には凄く共感できますけどね」

 

男性:「そうですか・・・。

 

ただ、それを説明しても全然分かってもらえないですし、誤解されちゃうんですよね。

そのおかげで彼女とのケンカになりますし、いつも言い合いになってしまうんです。

 

同じようなパターンで失恋した経験もあります。その時は、彼女の気持ちに気づけなかった自分が悪いんだと思って何度も謝ったんですけど、全然許してもらえなくて。」

 

浅野:「なるほど」

 

男性「自分としては、もっと彼女の事に気づいてあげたいし、できることがあるならしてあげたいとは思っています。」

 

浅野:「そうでなければ、今日、ここ(カウンセリングルーム)に来てくださってないですよね。」

 

男性:「わかってくれますか?

 

いや、浅野さんには失礼かもしれないけど、たとえば今日であれば、僕がカウンセリングに来ることで、彼女の気持ちが収まるならと思ったんですよ。僕の問題は自分で解決しますし、浅野さんに伺いたいことや相談したいことって特にないんです。」

 

浅野:「いや、きっとそうじゃないかなぁと僕も思っていましたよ。

 

ただ、彼女のために、とお越しになられたことに大きな意味がありますよね。それがあなたという人なんですよね。」

 

男性:「そう言ってもらえるとは思っていなかったです。むしろ、もっと彼女のことを分かってあげなさいと言われるのかと思っていました。」

 

浅野:「カウンセリングってそういうものだと思われがちなのかもしれませんね。」

 

男性:「でも、そう思ってもらえるだけで嬉しいですね。わかってもらえるってこういうことですか?(笑)」

 

浅野:「まぁ40超えたおっさんにわかってもらえて嬉しいかどうかは別ですけどねー。」

 

男性:「はは(笑)面白いですね。そんな感じだとは思いませんでした。

 

ただ・・・ちょっと質問していいですか?

 

実は、僕、彼女が何を求めているかがよく分からない事が多いんです。

彼女がどうしてそんなに不安になるのかがよく分からない。僕は放っておいているのが悪いのでしょうが、次、どうしたらいいかわからない、というのが正直なところです。」

 

浅野:「そうだったんですね。」

 

男性:「せっかくカウンセラーさんと話す機会なので、「彼女はどうして僕にカウンセリングに行け」といったのか、その理由は知りたいと思うんです。

 

あと、彼女の気持ちですか。参考までに彼女にどう接したらいいのか。教えてもらえるなら、そのあたりですかね・・・」

 

***

 

男性:「彼女のこと、忘れてるわけじゃないんです。ただ、気が付くと2、3日連絡してないってことが多いんですよね。」

 

浅野:「で、今更送ってもな・・・と躊躇しちゃうんですよね?今送っても、彼女が逆に怒っちゃうんじゃないかとか想像したり。」

 

男性:「そうですね。気を使いますよね。

 

そもそもね、僕はLine自体ひらかないといいますか。浅野さんもひらきます?例えば、仕事が凄く忙しいときにいちいちチェックして返信します?」

 

浅野:「うーん、僕の話としてならお話できますけど。たしかに忙しいときはLineを見ないこともあります。

 

むしろ用もないのに連絡してきて?とか思っちゃったり?」

 

男性:「そうですよね?いや、そうなんですよ。彼女には申し訳ないけど・・・浅野さんもそう思いませんか?男ってだいたいそうですよね?」

 

浅野:「そういう人もいますよね。全てじゃないですけどね。」

 

男性:「いつも連絡をって、なかなかそんな時間ないですよね?移動中も他の仕事の準備してますし。(スマホの画面に)通知が出るじゃないですか。それを見て、緊急の用事じゃなかったらスルーしてしませんか?」

 

浅野:「その気持ちはよく分かりますよ(笑)」

 

男性:「ですよね、そんなマメな男って少ないと思うんだけどな。そんなに他の男性ってマメなんですか?仕事中に彼女にメッセージ返すとか、難しくないですか?」

 

浅野:「それはいい悪いではなく、得意不得意の話だと僕は思いますよ。」

 

男性:「そうなんですね。

 

でも、結果的に連絡を忘れてしまうのは僕ですからね。つい悪気なくスルーしちゃうんですよね。

ただ、仕事が忙しいのでそんな時間も取れませんし。それを仕方ないということ自体、言い訳になるのかもしれませんけれど。

 

ただ、冷静になって彼女のことを考えたら、僕みたいな男と付き合うと寂しいんだろうなとは思います。」

 

***

 

この内容はフィクションですが、まぁまぁ、だいたいこんな感じで話が展開していくことがあると思っていただいていいと思います。

 

 

ということで、お分かりでしょうか。

 

彼が恋愛初期に見せていた情熱的かつラブリーな態度は夢中だったから。

 

それぐらいあなたは彼を夢中にさせているのです。

 

そして、彼はあなたのことが好き、です。

 

ただし、このタイプの男性って女性の気持ちをよく知っているからガツガツ迫ってきていた、というわけではない場合が多いのです。

 

いわゆる世の中に存在する「恋愛テンプレート」に則って、大好きな女性との関係を作っていたケースって多いんです。

 

 

そして二人は付き合いはじめ、彼はそこに問題がなくなった。

つまり、あなたと付き合えた事実で安心したのです。

 

だからレギュラーモードの彼、つまり仕事に夢中になる彼に戻ったのです。

 

そして、二人が付き合う段階に入ってからの「女性が求めていること」が、わかるようでわからない状態になった。

 

そんな彼に罪があるかといえば・・・あるようで、ないのです。

もちろん、女性にも罪はありません。

 

ポイントは、恋愛初期にガツガツ来ている彼はあなたに惚れている状態であって、恋愛や女性の心理というものを必ずしも理解している状態とは限らないですよ、ということです。(その理由はまた別の機会にでも)

 

もちろん、みんながみんなそういうわけではないのですが、こういったいわゆる「なにかに夢中になると他が見えなくなる彼」のマインドを、どうか理解してあげて欲しいなと切に願うわけであります。

 

彼は「好き」は変わっていないと理解していいケース、結構多いですからね。

 

 

○では、女性としてはどうしたらいいのか?というと・・・

 

まずは、その彼に嫌われてるわけでもないし、愛が冷めたわけでもない、と理解してみることです。

 

すぐには信じられないかもしれませんが、まずそこから。

ここが信じられないと不安や不信感のぶつけ合いになってしまいますもんね。

 

そう信じやすくなるために、カウンセリングで男性の心理分析を試してみてもいいかもしれませんね。男性の気持ちを理解することで手放せる不安もたくさんありますから。

 

 

そして、彼の興味の対象が仕事や他のことに向いているわけですが、おそらくカットインは可能です。

 

ただ、ぶっちゃけた話、女性が不安を抱え込んで彼に気を使いすぎたり、彼に鬱陶しがられることを怖れていると、カットインは難しくなります

 

彼に嫌われたらどうしよう。

彼にうざがられるのは嫌だ。

相手の邪魔をするような、足を引っ張る彼女にはなりたくない。

重い女、めんどくさい女だと思われたくない。

彼の気持ちが離れていったら・・・

 

そこはしっかり手放したいところですね。真実は全く異なるはずですから。

 

 

女性からよくいただくご質問の中に「彼に対して何をしてあげたらいいのか悩みます」というものがあります。

 

そのようなお話を伺うたびに「女性の愛は深いなぁ・・・」と感じるのです。

 

が、その「彼にしてあげること」が、女性の不安を覆い隠すものになっていると、うまくいかないことが多くなります。

 

なぜなら不安を隠すために愛情を与えても、相手に伝わるものは「無理をしている」という部分になるからです。つまり、与える気持ちは素晴らしくても、結果として「犠牲」っぽくなるんですね。

 

すると、男性は女性の加害者になってしまうので、なかなかね、気を使われても素直にありがとうと言えず、申し訳ない気分になっちゃうことも多いようですよ。

 

だから、女性側の内面的な怖れ・不安を徹底的に癒やすなんてことをカウンセリングではご提供することが多いんですね。女性の悩む理由を徹底的に手放していただくようなイメージです。

 

いわば、笑っていられるようになりましょう、心に余裕を感じられるようになりましょう、という感じ。

 

そうでないと、女性が頑張っても彼の態度が何も変わらないという状態に陥ってしまい、女性の深い愛情が伝わらないことも多いからです。

 

 

実はですね、この手の男性に関わると、男性が一旦嫌がったり、ウザそうな態度をとるのですけど、それって本音ではない事が多いです。

 

むしろ本音だったら、その男性と長く関係を続けるってすごく大変だと思います。

 

実は、自分の集中力が切れることでウンザリしている男性も多いですけど、冷静になってみると、彼女の存在が凄く嬉しいと感じている人も多いもの。

 

だから、彼女と別れたあとでめっちゃ後悔する男性や、あからさまに嫌な態度とる自分に「あかんなぁ、俺」と思っている男性は多いものでしょう。

 

ただ実際には、どう彼女と関わるといいが分かっていなくて悩んでいたり、また仕事に意識が向いている人も多いんです。

 

そんなに数は多くないですけど、カウンセリングなどを通じて「女性の気持ち」が少しづつ分かってくると、彼女に余裕を持って接するようになっていく男性、僕は何度も見てきました。

 

だから、こと恋愛や夫婦関係に関しては、男性がわからない「女性のみぞ知る領域」というものが存在すると理解してみてください。

 

そして彼女から「どうすると嬉しいか」を伝えてもらえると実際に行動し、彼女を少しづつ理解していく男性も多いですよ。男性が「素直」に反応するかどうかは別ですけどね・。

 

 

ということで、このタイプの彼と付き合うと不安も感じることもあるでしょうし、相手に嫌がれそうと警戒してしまうかもしれませんが、そんなに気にしなくていいことも多いんですよ。

 

僕もカウンセリングルームで「こうしてみます?」「ここは気にしなくていいですから・・・」とあーだこーだお話しております。

 

ここで上手に踏み込んでいければ、彼の意識があなたに向き、あなたを守りたいと強く願うようになることもあって、そこで得られるロマンスはとても大きいと思いますよ。

 

 

今回は以上です。最後までご覧いただきありがとうございました。

 

 

 

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 お子様の待機スペースなどはございませんのでご了承ください。

 

 

 

 

【この記事を書いた人】


心理カウンセラー 浅野寿和(あさのひさお)

カウンセリングサービス所属・「名古屋・東京・大阪・福岡地区担当」

 

40代・男性・既婚。

屈託のない語り口と、明快な分析は目からウロコと評され、「話すと元気になる・安心できる」カウンセリングが特徴。「恋愛」「婚活」「結婚」「ご夫婦の問題」などを男性・女性の心理面からバランス良く分析し解決に導く人気カウンセラー。東京・大阪では2ヶ月先まで予約が取れないカウンセラーで高いリピーター率を誇る。

年間約400件の個人面談を行い、総臨床件数は6000件を超える。

 


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