浅野
カウンセリングサービス心理カウンセラー浅野寿和です。

いつもご覧いただきありがとうございます。

では今日のコラムです、よろしければどうぞ。

***

とある週末、彼と待ち合わせてデートっぽい時間を過ごす。

二人が一緒にいるときはとてもいい感じで、まるで彼・彼女のような雰囲気。
もう少し一緒にいたいと思えたけど、いい気分のまま帰宅。

 

うん、これはいい感じかもしれない!

そして翌朝。

「おはよう!今日も仕事頑張ろうね!」なんてLineを送ってみたら・・・やってきました、既読スルー。

えっ、って驚いてしまう私。

その日のランチ休憩。スマホをチェックしてみると、彼から敬語での返信が届いている・。

「昨日はありがとうございました。大変楽しい時間を過ごさせていただきました。ただ、少し馴れ馴れしい態度を取りすぎていたと思います。気分を害されていたら本当に申し訳ありません。」

・・・なんで?

 

どうしてこうなるの?
最後はお互いに笑顔で帰ったじゃない?
彼も私に甘えてくるような雰囲気があったはずなのに・・・あれは勘違い?

彼の反応の意味がわからない。

これってどういうことなんでしょう?



今日のこのやり取りは僕が創作した話ですけど、これによく似たお話って結構な確率で伺います。

いわゆる「近づいた!と思ったら、急に遠ざかった!」という、ヒットアンドアウェイ系男子の行動。


あれだけ良い雰囲気だったにもかかわらず、翌日には急にテンションダウン。
いきなりの敬語ラッシュ。
まるで私をあしらうかのごとく反応。

このような対応をされたらそりゃ不安にもなりますし、逆の立場なら彼もかなり動揺するはずなんですけどねー。
 

■ヒットアンドアウェイ系男子の気持ち

さて、このヒットアンドアウェイ系男子はどうしてこのような行動をとるのでしょうか。

ヒットアンドアウェイ系=謎多き男=プライベートがよくわかんない=自分を隠して生きている=恥ずかしがり、もしくは自己嫌悪が若干強め

ってことなんです。

自分を知られることが何よりも恥ずかしい。知られるぐらいなら一人のほうがマシ。

もしくは

ちょっぴり自信がなくて、デートが楽しければ楽しいほど「あれでよかったのか・・・」と自己反省会を重ね、デートが思ったようにうまくいかないと「やっぱり自分はだめじゃん」と、自己攻撃付きの自己反省会を重ねるタイプ、といいますか。

このタイプの男性は「自分の内側を隠すものすごい壁がある」ことが多いんです。

自分の内側を見られることが「めちゃくちゃ怖い」し、「死ぬほど恥ずかしい」と感じている人も少なくないんです。

 

 

■自己表現するとなぜか自己嫌悪に襲われる?

そもそも恥ずかしがり屋さんの一つの特徴に「自己表現するとなぜか自己嫌悪に襲われる」というものがあります。

仕事でも何でもそうなんでしょうけど、自分なりの成果、考え、思い、意見、感情表現をしている最中は、どこか夢中なんでなーんにも感じない。

ですが、全てが終わってから「あれでよかったのか、これは間違ってなかったのか、あー!あの時あんなこと言っちゃった・・・どどどどうしよう・・・。」を悶々と考え込むわけですね。

普段、自分を隠している人ほど、自分の内面を表現するとなんだかスゴイ嫌な気分になって、ついついいろいろと考えては「ミスや恥を取り返したい気持ち」が強く出てくるんです。

この考え方を今回の事例に応用すれば、楽しいデートっぽい時間を過ごして、私はとってもいい気分で眠ってたその時間、彼は「うーん・うーん」と自分の言動についてろいろ考えていた、と考えられるんですよね。




自分の内面を見られる、知られるってことは、よっぽどオープンな人でない限り恥ずかしいこと。

このタイプの彼は、自分の言動を常に(後出しで)監視しているような人、といえますね。

つまり、塩対応、もしくは敬語であったとしても、それは彼の自己反省会の結果であって、女性に対してあーだこーだ思う心の余裕は殆どないはずだ、と僕は考えるのです。

そこまで自分ばかり見ている男性が、相手のことを事細かく見ているとは思えない、という読みです。

デート中、彼があなたに若干甘えていたときは、彼はあなたの反応に安心してから自分の素の部分を出していた、と考えていいでしょう。

ただ、その後、彼が一人になったときにいろいろ考えちゃうタイプといえばいいでしょうか。


だから、この手の男性の冷めたレスがあったとしたら、「ああ、敬語使わなきゃいけないほど怖いのね。恥ずかしいのね」と理解しておくほうが無難だと思われます。

そう彼を理解しつつ、それでまた機会を見て少しずつ距離を縮めていけばいいんです。

少し時間を開けて、何も無かったかのように連絡してみればいいと思います。よっぽど頑なな人でない限り、また何気ない会話から戻ってきて、また普通に会話できたり、デートもできるようになります。

 

■ハートが開いては閉じるを繰り返すから

おそらくこのタイプの男性は、「ハートが開いて閉じる」というサイクルを繰り返します。それは付き合うまでも、付き合ってからもです。

しかも開いている時間のほうが圧倒的に短い。閉じるスピードは一瞬です。えっ!って思うほど瞬間的に表情も機嫌も変わります。

もしこのタイプの男性のそばにいるなら、そこで一喜一憂していると身がもたないんですね。

もちろん彼を選び続けるにはそれ相当のエネルギーが必要だから、カウンセリングでも「彼、もういい加減にして欲しい」というお声も伺いますよ。

いや、ホントそうですよね・・・と僕も思うんです。

ただこのタイプの男性って自分の内面を隠そうとするからこそ、彼女の内面を尊重する意識は強い人も多いですし、何か辛いことがあった時に力になってくれる場合も少なくなくて、そういったいいところもあると言えますね。

とにかくこのタイプの彼と向き合うなら、彼の事情をできるだけ客観的に見るのがポイントといえますね。

 

 

以上、何か参考にしていただければ幸いです。

 

 

 

【この記事を書いた人】


心理カウンセラー 浅野寿和(あさのひさお)

カウンセリングサービス所属・「名古屋・東京・大阪・福岡地区担当」

 

40代・男性・既婚。「恋愛」「婚活」「結婚」「ご夫婦の問題・関係性」などを男性・女性の心理面からバランス良く分析し解決に導く人気カウンセラー。東京・大阪では2ヶ月先まで予約が取れないカウンセラーでもある。屈託のない語り口と、明快な分析は目からウロコと評され、ユーモアを忘れない「話すと元気になる」カウンセリングは高いリピーター率につながっている。恋愛・夫婦カウンセリングの臨床数を多数保有。年間約400件の個人面談を行い、総臨床件数は6000件を超える。

 


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