毎週月曜日の「恋愛テクニック」は、「カップル・カウンセリング」と題しまして、パートナーとの関係をより良いものにするため、「男性心理」「女性心理」を紐解きながら、さまざまなご提案を、池尾昌紀池尾千里、夫婦でさせていただいています。

 

今週は、私・池尾千里が書かせていただきます。

お読みいただけたらと思います。

 

 

ニコニコ おねがい 爆  笑

 

 

カウンセラーになり、男性の心理と女性の心理には、本当に大きな違いがあることを知りました。

 

これまでは、「人同士なんだから」とひと括りにして、分かり合えるものに違いないと信じていましたが、だんだんと、パートナーシップにおいて、こんなにもすれ違ってしまう男性と女性がいるということは、ひと括りにして、何もしない状態では、分かり合うことは、とても難しいものだと思うようになりました。

 

それは、ちょっとがっかりなことではありますが、このすれ違いが、実は、男性と女性の感じ方や、考え方、心理と思考の違いのせいだったのだという事実は、これからも長く一緒にいるパートナーとの未来に、光が射すような希望でもあると、私は思っています。

 

 

■パートナーシップを人生の重しにしないために

 

 

個人として、輝いて生きていく方法がみつけられたのに、パートナーシップに関しては、まるで死んだように停滞しているという、バランスの悪さを解決できるということです。

 

パートナーシップがより良いものに(せめて、心を重しにならないものに)なるということは、もっと軽やかに、自由に、もっと自信を持って、豊かに生きることを、ぐっと後押ししてくれるものです。

 

男性と女性は、いいとかわるいとかではなく、まったく違う生き物だと理解しておくことが、パートナーシップを進めるための、まず第一歩といえるでしょう。

 

今日は、「寂しさ」という感情を男性側、女性側から見てみたいと思います。

ここにも、大きなちがいがあり、すれ違いを生みやすいポイントでもありますから、是非お読みいただけたらと思います。

 

先述のとおり、男性と女性の「感情」というのは、感じ方から、表現の仕方、理解の度合いなど、大きな違いがあります。同じ人同士、同じ日本で生まれ育っていて、年齢もそんなに変わらないとしても、男性と女性は、本当に違います。

 

「国際結婚」くらい違うと思うとちょうどいいと、私はお伝えするようにしているくらいです。

 

 

■男児に学ぶ「男女の違い」

 

 

父、母、妹、祖母、という家族構成で育った私には、男性モデルは、父しかいなかったため、娘の3年後に生まれてきた息子に、正直にこう思いました。

 

 

「なんだろう、この生き物はっ?!?!」

 

 

子育て中でも感じる、この「違う星」感。

赤ちゃんの頃からも違いがありました。

 

物理的にも、娘より小さく生まれた息子ですが、やたらと重たい。(娘は、ふわふわした抱き心地)

気に入らないと、ずーっと泣いているスタミナ。(娘は、やがてあきらめて寝落ち)

あの辺で止まるだろう。戻ってくるだろう。これはしないだろう。などという予想をことごとく覆す行動力と破壊力。

超甘えん坊。

収集癖。(棒状のものを溺愛。石、ダンゴムシ、葉っぱ、何かの欠片・・コンセプト不明)

 

などなど、これは、我が家の息子についてですので、ひとつのサンプルではありますが、私たちが女性として見てきた世界とは、異なる世界に生きているようでした。

 

 

■小5男子に学ぶ「男性心理」

 

 

小学校の先生に伺うと、小学校3年生くらいから少しずつ「ギャングエイジ」と呼ばれる時期に入るのだそうです。

 

例えば、これまでは、席が近くのお友だちと仲良くなり、いつも一緒に遊ぶ。

そして、席替えがあると、また近くになった別の子と仲良くなり、いつも一緒にいる。

 

交友関係が、物理的な距離と比例しているんですね。

 

しかし、ギャングエイジに突入すると、気に入った友だちとだけで小さなグループを作り、遊ぶようになります。

それだけでなく、グループに気に入らない友だちを入れないようにする、なんてこともし始めたりします。

 

「ギャング」なんていう名前がついているのは、このせいかもしれません。

 

すると、交友関係は、単純に最寄りの子と遊ぶ時代から、気に入った子と遊ぶようになったり、自分を気に入ってくれる子と遊ぶようになる、みたいないろいろ複雑な交友関係が出現してきます。

 

自分だけの世界から、自分と他者(お友だち)を認識でき、そこでの関係がいろいろと複雑であることを学んでいくんですね。どうすると、相手と上手くいくのか、試行錯誤が始まります。

 

もちろん、上手くいかないことが出てきて、腹が立ったり、悲しくなったりすることもあるでしょう。

それは、長い目で見れば、良い経験です。

コミュニケーションのスキルはこうして上がっていくのです。

 

でも男女問わず、初めて出会う、他者との関係での難しさや、それに伴う辛さというのは、なかなか自分では抱えきれないものでもあるようです。そりゃそうですよね、まだ、人間やり始めて10年くらいしか経ってないんですから。

 

そんな時が、娘にも、息子にもありました。

表現の仕方には、明らかに大きな違いがありました。

 

娘は、悲しい時は、泣きながら帰ってきました。

どんなことがあったのか、何が悲しかったのか、詳しく言ったものでした。

 

・・というか、黙っていられないというのが本当のところだったのではないでしょうか。

 

なので、泣いて帰ってくる娘を見るのは、なかなか辛いことではありましたが、何があったのかを理解するには、とても助かったし、どう対応すればいいか、検討しやすかったものでした。

 

ところが、息子は、泣いて帰ってくることはありません。

何があったとか、普段からあまり話さないのです。

 

でも、宿題をやる頃になると、イライラし始めたり、娘と喧嘩を始めたり、一向に宿題をやらない、やってもぐちゃちゃだったりすることがあります。

単純に宿題がイヤな時と、そうでない時があるようです。

 

そして、ある日突然「学校行きたくない」と言い始めて、こりゃ何かあったなと、やっとわかる。

でも、何があって行きたくないのかを聞き出すのに、また時間がかかる。

やっと話を聞き出してみると、何かしら我慢してたことがあるけど、もう無理っていう状態にいることがわかったりします。

 

とにかく、しんどいことほど、男子は言いたくないようです。

これは、小学生であってもそうなんですから、大人の男性なんかは、もっと言いたくないでしょうね。

 

 

■男性と女性にとっての「感情」

 

 

「言いたくない」理由があるはずです。

 

例えば、単純に、言葉が足らなくて、どうやって伝えたらいいかわからない。

もやもやした気持ちを、どうしても説明できないということも多いようです。

また、イヤなことを思い出したくない、ということもあるでしょう。

自分のことを「弱い」と感じてしまうのが辛いというのも、あるはずです。

事を大きくしたくない、という影響力を怖れることも。

それを聞いた人(とくに母親)を悲しませたくないというものや、トラブルになっている相手を気遣うこともあります。

 

女子たちが、自分の気持ちを、比較的うまく説明できたり、泣くという行為で表現できるというのは、大人になっても(人前で泣いたりはしませんが)「感情」に対するやり方の、男性との大きな違いなのではないでしょうか。

 

女性が、「今日は、ちょっとブルー」とか「上がる~」なんて言って、自分の「感情」や「ご機嫌具合」と仲良しなのに比べると、男性にとってのそれは、うまく説明できない、なかなか厄介なもののようです。

 

だから、つい隠してしまったり、ないものにしたり、そもそも気づかなかったりということが起こるんですね。

 

でもけして、「感情」がない、というわけではないのがポイントです。

男性の中にある深い「優しさ」が、「感情」を隠すということをさせているというのも、女性にとっては理解しておきたいものです。

 

男性の中にある男性性には、強さ、破壊力などといった、コントロールしておかないと怖いと、男性自身が思っている要素があります。

誰かを傷つけないように、大切な人を傷つけないようにと、ぎゅっと抑制する傾向が男性にはあるようです。

 

その優しさは、あなたのためかもしれません。

 

 

■男性の「寂しさ」を理解する

 

 

女性が、「感情」や「ご機嫌具合」と仲良しだと、「寂しい」と感じた時に、それがわかるし、それを誰かにシェアできたり、寂しさを解消するために、お友だちに連絡してみようとか、久しぶりに実家に帰ってみようとか対応できます。

 

でも、男性の場合、その部分がごっそり抜け落ちていることが多いのです。

「寂しさ」があるにもかかわらず、感じることも、シェアすることも、紛らわすことも、上手にできないとしたら、どうでしょう。

 

「感情」は、消化できないといつまでも、もやもやと溜まり続けます。

それでも、そのまま押し込めておけば、やがて、凝り固まって、「感情」は動かなくなります。

そうなったら、もう振り回されることはありませんが、人生の彩りも失ってしまいます。

 

男性は、こうして、社会で闘っているようなのです。

女性が、社会で闘っていても、何か人生のどこかに、日常のどこかに楽しみをみつけ続ける柔軟さとは、違いますよね。

 

そんな、男性自身でさえも気づいていないかもしれない「寂しさ」を、パートナーが持っているかもしれない、そんな部分を、女性が知っていてあげること。

 

どうにもしてあげられない。どうしたらいいかわからない。

 

それでも、知っておいてあげるだけで、そんな部分を理解しようとしてあげるだけで、そんな不器用な優しさを、愛おしいと思うだけで、男性は、また頑張れる、また闘えるのだと思います。

 

 

お役に立てれば嬉しいです。

 

 

池尾千里

 

 

池尾昌紀・千里、ふたりのカウンセラーによる『池尾家・カップルカウンセリング』ご好評いただいております。

おひとりでお越しいただくことはもちろん、お客さまのパートナーとご一緒にカウンセリングを受けていただくこともできます。

男性カウンセラーと女性カウンセラー、双方からのバランスの良いカウンセリングがご提供できます。

ご希望の方は、ご予約の際に「池尾家・カップルカウンセリング」とお申し出くださいませ。

 

池尾家カップルカウンセリングは、名古屋市の鶴舞にておこなっております。

 

カップルカウンセリングの料金

1時間 ¥14,500-(税込)

2時間 ¥27,000-(税込)

 

次週、5月27日(月)は、池尾昌紀が担当します。

どうぞお楽しみになさってくださいね。 

 

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