相手を「見る」ことで、ロマンスがはじまる

■カウンセリングサービスの浅野寿和です。いつもご覧いただきありがとうございます。

新年明けましておめでとうございます。
みなさまにとって今年が幸せな年になりますようにお祈り申し上げます。

本年もカウンセリングサービスをよろしくお願いいたします。

では今日のコラムです。よろしければお付き合いくださいね。

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「誰かの視線」を感じて、ドキッとすることってないですか？

特に意外な人からの視線は「なーんであの人はこちらを見ているんだろう？」という興味に変わるものですね。

それぐらい私達の目、視線にはパワーがあります。

あなたが相手を「見る」ことで相手に「興味がありますよ」という印象を与えることができるのです。

相手を見ることで、より相手を知ることもできます。なるほど、相手はこういった言動をしているのね、と。

恋愛テクニックとして考えるなら、自分にとって興味のある異性に視線を送り「あなたに興味がありますよ」と声なきメッセージを伝え、相手を理解していくことは、恋を始める段階でとても有効な方法と言えますね。

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僕の知り合いに「かつてとても恥ずかしがり屋だった女性」がいます。

しかし、今の彼女は本当に「人をよく見ている人」なんですよ。

パートナーのことも友達の事もよーく見ている。
その話を聞くと僕も驚くぐらい。

そこまで気づいているんですね・・・と。（僕がボーッとしているだけかもしれませんが・・・）

もちろんジロジロ見ているということではありません。
いい意味での興味を持って相手を見つめている、という感じ。

今の彼女はとても気づく人なんですね。

相手のことをよーく見ているから、相手の変化に気づいて声をかけたり、逆に相手の嫌がることはしないんですね。

この「相手のことをよく見て、感じている」ってモテる要素なんですよね、確かに。

人って驚くほど「自分に興味がある人は少ない」と思っていることが多いのですよ。だから「自分のことを気にかけてくれている・気づいてくれている」ってとっても嬉しいんですよね。

これだけでかなり好感アップにつながるわけです。

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ただ、こういった相手を見る、というお話をさせてもらうと

「えーそれって相手に迷惑じゃないですか？」
「私の気持ち、バレちゃうじゃないですか？」
「それって恥ずかしい・・・」

そんなお声を実際伺うことが多いのです。

えぇ、そうですよね。
そうお感じになる方がいても不思議ではないし、おっしゃることはよく分かるんです。

ただですね・・・。

僕たちの魅力って、ある意味「怖れ」「恥ずかしさ」を感じているときほど発揮される、とも言えるんです。

人が少し怖がっていたり、恥ずかしがっているときって、なんとも言えない「その人らしさ」を感じるものですし、愛らしさや可愛らしさも感じますよね。

しかし相手を見ることが苦手な方ほど「怖れ」「恥ずかしさ」などの感情を「苦手なもの、嫌なもの」という意識付けをしてしまっている事が多いんですね。

だからでしょうか。

自分自身が誰かに見られることに抵抗感があるから人を見ない、という方もいらっしゃる。

ここには「自分の嫌がることを人にしない」という気遣いがあるわけですから悪い事のようには僕も感じていませんよ。

ただ、あなたにとって意識してしまう異性がいるとしたら、相手を「見ない」ことは、相手にとっては「拒絶」のように感じ取られることも少なくないんですね。

恋愛のご相談でも

「気になる人に近づいたら『僕、○○さんにずっと興味持ってもらえてないんだと思ってました』と言われちゃったんですよね・・・」

というお話も伺うわけです。

もしあなたに気になる人がいて近づきたいと思われるなら、勇気を持って相手を見る、相手に気づく、ということは必要かもしれませんね

それがロマンスの始まり、そのきっかけになることも多いものです。

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それでもやっぱり「なかなか気になる人のことを見れない」というお話も伺うのです。

僕たちは人を好きになると、つい自分を見てしまうことも多いので仕方のないことなのかもしれません。

が、できればいい意味で相手を見つめることができると、そのメリットも享受できるものですよね。

特に「人が見れない人」ほど、なぜか「あなたって自分のことしか考えていないよね」という印象を持たれやすい弱点があるといえます。

つい他人を意識したときに恥ずかしさや恐れを感じ、その感情を隠そうと自分ばかり見てしまうので、相手は「あの人は自分にしか興味が無いんだろうか、こちらのことを見ているんだろうか？」と悪気なく思わせてしまうんですね。

でもほとんどの人がそうではないと僕は思うのです。カウンセリングでお話を伺うとそれは特に顕著で、本当は周囲や相手に気を配っている人が多いですからね。

そういったお話を伺うと、僕はよくこんなお話をしますよ。

「あなたが相手を見て、興味をもつことが悪いことではありませんよ。

人を見ることが苦手な人は、相手に興味をもつことを悪いこと、迷惑なことにしてしまっているんです。自分に禁止するための理由を作っているんですよね。

これは『人の目や社会の目を使って、自分は迷惑なんじゃないか』と感じていることと似ているんです。これはあなた自身のペース・リズムではないですし、どこか他人の視点で自分を扱っているとも言えるんです。

これが恋愛の大きなブロックになっているケースはとても多いんですよ。

もちろん、あなたが相手から奪ったり、相手を欺いたり、相手を拘束するために相手を見つめるなら話は別です。

しかし、あなたが相手を大切に思うならば、それは相手のためになること、とも言えませんか？

その思いを受け取るかどうかは相手次第なだけ。

今のあなたにできることで、あなたは人を喜ばせることができます。

私は人を愛し、大切にすることができる人。

そう自分に伝えてみてください。

それがじんわり自分のハートに響くように、何度も声をかけたり、それにふさわしい自分のイメージを作っていきましょう。」

もしあなたが「相手を見るって迷惑なんじゃないか」という思いがあるなら。その裏に「自分は迷惑をかける存在」という自己概念が隠れていることも多いのです。

でもそれって真実ではありませんよね・・・。

もし、あなたがなかなか相手を見れないタイプなら、ぜひ自分自身のイメージをチェックしてみてください。そして本当にあなたのふさわしいイメージを持てるように意識してみてくださいね。

それだけで気になる人に対して積極的になれる人も、人に対して優しくなれる人もいらっしゃるのです。