長女さんの恋愛パターンの話

カウンセリングサービスの浅野寿和です。いつもご覧いただきありがとうございます。

さて、もう１１月も中旬を過ぎました。今年もあと１ヶ月半を切りましたね。毎日せわしなく動いていると時間の流れも忘れてしまいますが、そろそろ年末感、出てきそうですよね。

それでは今日のコラムです。よろしければどうぞ。

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長女さんは、恋愛でも「背負っちゃうもの」がたくさんありそう。

この話、以前にも似た内容を書いた記憶がありますが、やはりよく目にするケースなので再び取り上げたいと思います。

兄弟・姉妹によって違う性格、そしてその心理。

だから恋愛パターンも違うもの、と言えるかもしれません。

いわゆるいい子・優等生・頑張り屋さんが多い「長女タイプ」の方は、つい何事にも全力で頑張ってしまう傾向があるようですね。

もちろんそれは決して悪いことではなく、むしろ人望も信頼も集めるし長所とも言えますが、どこか疲れやすい側面や受け取り下手な一面を持っている方も多いようです。

例えば・・・

『私の妹や弟はさっさと彼をつくってた。

結婚もささっと早かった。

私より早く子供も授かった。

でも私は彼とまだ一緒になれそうになくて・・・。』

そんな長女さんからの恋愛・ご相談のご相談をいただくことがありますよ。

僕も長男ですから、個人的な心情として長子さんの恋愛パターンには痛いほど共感できるといいますかねぇ・・・。我が兄弟の中で最も結婚が遅かったのは僕ですから、年齢的に。

長女さんの恋愛パターンの特徴とは

一言で言えば「背負ってるものが大きい」でしょうね。

ここに自覚的な方から、ほぼ無自覚な方までいらっしゃると思うんですが。

特に長女さんのお話を伺うと、僕に話してくださることに

『お姉ちゃんは気を使いすぎなんだって！考えすぎなんだって！』

そう妹さんや弟さんに言われたことがある、という話。

いやーそれ、めっちゃ分かるといいますか、胸焼けするぐらい考え込む長女さんのお話は何度も伺ったことがありますよ。

まぁ他の人から見れば「考えなくてもいいこと」まで背負って悩んじゃう傾向が他の兄弟さんに比べて強めなようです。

親のこと、未来のこと、家族のことに責任感を感じやすいような長女さんタイプは

自分自身のことにもかなり気を使ったり、厳し目の評価を与えていることも多いのです。

一言で言えば「ちゃんとできているか、しているか」を気にしやすいといいますか。

だから、何かにつけて抱えがちなんですね。

もちろん好き好んで気をつかうキャラになったわけではないと思うのですが、長女さんという立場がそうさせるのかもしれません。

だから、例えばパートナーさんがいらっしゃる場合は、彼や夫を背負うような恋愛パターンになる方も少なくないですよ。彼のためにめちゃめちゃ気を使うって方もいます。

それはめちゃめちゃパワフルに彼を愛している、支えている、尽くしているということでもあるわけですが、なぜか急に彼のことを過剰に気を使ったり、何をしても不安が先に来るなんてパターンを持っている方もいます。

どこか二人の関係性の中で悪い想像が生じると、ガッツリ不安を感じながら、しかし気遣いと遠慮と笑顔で乗り切ってる、そんな方もいますね。

この長女さんの恋愛パターンは、「愛情深い」という才能があるんです。その愛情の守備範囲がめちゃめちゃ広いんですよ。だから多くの人を気にかけたり、心配したりすることができます。

守備範囲が広いので「取り越し苦労がめちゃめちゃ多い」という傾向が出てくるんですね。

まぁ微に入り細に入り、繊細なのですよ、その意識のセンサーがね。

また「パートナーに素直にハートが開けない」という感覚や、相手の愛情を受け取れない、という場合も意外と少なくないんです。

いわゆる長女さんタイプほど、まぁいい意味での「人の愛情を受け取らない選択」に慣れている方が多いんです。人から支えてもらったり、良くしてもらうと、それをすぐ頑張る動機にしていくことも多いもの。

「あーありがたいな」と感じる感覚がちょっと少なめ、といいますか。

いわゆる自立のパターンなんですが、一人で頑張ってなんとかしようという傾向が強いんです。

それが他の兄弟さんから「考え過ぎ〜！」と言われる所以といいますか、抱え込みがちで心配が先に出てくる傾向が強まる理由になっていることも多いですね。

このパターンをお持ちの方にはいつも「自分の愛に対する自覚」「意識の広さに対する自覚」を持っていただきたいな、と思うんです。

逆に、「自分が感じている感覚は当たり前でみんな同じなんだ」と思っちゃってると若干危険です。

それぐらい「いろんなものを背負う」長女だからこそ生まれる才能もあるってことですが、抱えなくてもいい不安もたくさんあるのかもしれませんよ、とお伝えすることもしばしば。

その才能と抱え込みがちな部分をどう活かすか？が、実は幸せの鍵だと言えます。

まず、このタイプの方ほど「ちゃんと人を愛せていること」を自覚していただきたいな、と思います。つい何でも抱え込みがちになると、気持ちを奮い立たせるために、自分を厳しい目で見つめることになります。だから、自己価値や愛情の価値を厳し目に見積もってしまいがちなんですね。

どうか自分自身の想いの大きさや素晴らしさをなんとなーくでも感じていただきたいと願っています。

そして若干心配しすぎ・気を使いすぎの部分はちょいと手放すと「うまくいくこと」が増えるのです。

この手放しには「楽しむこと」が有効ですね。

自分の好きなこと、自分をしっかり満たす、満足することに触れること。

好きなことをして、好きな洋服を買って、好きな人と遊んで・・・どこか自分優先な感覚で自分を楽しむことができると、この気を使いすぎる部分が解消されることもあります。

要はどこか我慢して人に気を使うというパターンを手放すために、自分を満たす、満足させていくんですね。

すると、自分が喜び、自分らしさも取り戻せるので、気をつかうにしても「それなり」担っていくことが多いようですよ。

もちろんこの考え方は長女さんタイプ以外の「気を使っちゃうタイプ」さんにも使える方法なので、是非参考にしてみてくださいね。

今日は以上です。最後までご覧いただきありがとうございました。

【この記事を書いた人】

心理カウンセラー 浅野寿和（あさの・ひさお）

・カウンセリングサービス所属・「名古屋・東京・大阪・福岡地区担当」

「恋愛」「婚活」「結婚」「ご夫婦の問題・関係性」などを男性・女性の心理面からバランス良く分析し解決に導く人気カウンセラー。東京・大阪では２ヶ月先まで予約が取れないカウンセラーでもある。