■カウンセリングサービスの浅野寿和です。いつもありがとうございます。
今年も8月26日(日)に名駅・ウインクあいちで、感謝祭を行います。
実際に動くカウンセラーと話せて、心理学を学べて、様々なイベントで楽しめる1日。
ぜひぜひご来場くださいね!
<カウンセリングサービス名古屋感謝祭>
・日時:2018/8/26(日) 10:00~19:30 (出入り自由のフリーパスです)
※受付は9:30より行います
・会場:名駅・愛知県産業労働センター・ウインクあいち9F
※まずは904号室の「総合受付」にお越し下さい
・料金:¥3,240-(当日支払い・現金のみ)
※終了後の懇親会(打ち上げ)に参加される場合は別途、ご用意下さい
・参加条件:18歳以上の方。ただし、2歳未満のお子様に限り、お一人様まで無料でご参加頂けます。
※会場には授乳・おむつ替えに対応出来るスペースやお子様の待機スペースがごさいません。必要なものは各自でご準備の上、お持ちください
では今日のコラムです。よろしければどうぞ。
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「君ならきっとわかってくれると思っていたのに」
「僕はこういった関係を望んでいるのに」
「君にはこうしてほしいと思っているのに」
恋愛やご夫婦のご相談をいただくと、彼からいろんな期待や要求をされていて、それに応えられずに悩んでいる、なんてお話を伺うことがありますね。
まぁその男性の期待や要求ってどうなのか?は個別ケースの話、とさせていただいて・・・
彼に期待されたり求められると気持ちがやたらブレてしまったり、焦ってしまったり。
相手の期待や要求にうまく応えられないと、この関係がだめになってしまうのではないかと不安になり、つい彼に合わせすぎる、無理ばかりしてしまう。
そんなご相談もいただきます。
だからこそ
「彼は今どんな気持ちなんでしょう、何を求めているんでしょう」
そんな男性心理に関するご質問をいただくことは稀ではありません。
もちろん僕も可能な限りの分析はお伝えしているところなんです。
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しかし・・・こういったお悩ってどこか切ないですよね。
本当は対等であり、互いを尊重しあうはずの恋愛やパートナーシップがそうではない様相を呈してくる。
不安が強まって、相手の思いに応えないと・・・という、時には強迫観念に近いものをお感じの方もいらっしゃるようです。
「まぁこれも一つの恋愛、その経験だから・・・」と割り切れていれば問題にはならないのかもしれませんが、「今の関係が壊れる」という怖れが強いと辛い問題になりがちです。
だからでしょうか。
「やっぱり私に至らないところがあるのでしょうか」
そう自分自身を疑うようなお話をしてくださる方もいます。
もちろんそういった側面も全て否定できないのかもしれません。しかしそれは課題であって自分を責める必要はないはずです。
だからこそ「んーあなたが至らない・・・とも限らないかもしれませんよ?」とお話することがあるんです。
前置きが長くなりましたが、今日のコラムはこの話がメインなんですよね。
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恋愛や夫婦関係の中で、どうして相手に強い期待や要求をする人がいるのか。
この心理を見つめていくと、どうしても「今まで満たされていなかった依存心がある」という見立てにいきつきやすいのです。
今まで自分では満たせなかった思い、感情を、パートナーとの関係で埋めたい、満たしたい、と願う人もいるわけですよね。
そんな人ほど、恋愛やパートナーシップに期待をするし、その期待を現実にしたいがゆえに要求します。
僕もその気持ちは心情的に理解できるのです。だからそれがどうのこうの、と言いたいわけじゃないんです。
が、私達が学ぶ心理学にはこんな話があるんですよ。
「期待は失望の母」
自分が期待したものって、手に入っても大した満足考えられないんですよ、という話なんですね。
ものすごく欲しいものを自己実現として叶えることと、自分が期待して待っていることとは全く違うって話なんです。
つまり、期待とよく似ているけれど、しかし全くものに「目標」がありますが、目標が達成された状態と、期待が満たされたような気がするような状態では、手に入っている感情は相当に違うんです。
そもそも強い期待って際限のないものなんですよ。
その理由は「期待あるところに不十分さあり」という話に求めることができます。
どこか自分の不十分さ(満たされていない思い)が強いので、ついなにかに期待してしまうのが、期待の心理のメカニズム。
自分が不十分だと感じていない、つまり、自分を肯定できていたり、自分自身の欠点や不足感を自分で受け入れていれば、「期待」ではなく「自分はどうなりたいか」を目的として設定することが多いはずなんです。
だから、そういった目的設定できている人=自分を受け入れ、肯定している人、ほど、「相手に求める」のではなく、「二人でどういった関係を作りたいか」を語るし、考えていくことが多いでしょう。
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ここで僕は何が言いたいか、といいますと・・・
「やたら期待ばかりする男性の気持ちに応え続けても、その期待が終わることはない可能性もありますよ」
ということ。
愛が深い女性のみなさんは、相手が求めていることに応えてあげたい、と必死になって相手の期待に応えておられる方もいらっしゃいます。それはもう、すごい頑張りだと思うし、その頑張りは尊重されることだと僕も思うんです。
が、そもそも相手の期待が常に正しいわけでもないし、期待に応えられないから、あなたが何か不足している、ということではないはずです。
もし、あなたが、相手の期待に応えられないと気持ちがブレる、不安を煽られるなら
【相手に期待される・要求される→求められている私を感じる】
そんな心理状態になっているのかもしれません。
どこか期待に振り回される側も、相手に反応によって自分の価値を推し量っている、という部分が大きいのかもしれません。
つまり、あなたがもっと自分を大切にするときであり、いろんな自分を受け入れ、自分の価値を肯定するときなんだろうと僕は思うのです。
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ということで、僕はカウンセリングの中で
「あなたはあなたとして素晴らしい。そこを徹底的に強化していく方向がいいと思います」
とご提案もしています。
軸を自分に戻す感じです。
「え?でも今の自分のままでは不安ですし・・・」
というお声も伺いますが、「今のあなたを好きになったのが彼なのではないですか?」と僕はついツッコミをいれちゃうかもしれません(笑)
だから、彼の期待に振り回されてしまうというご相談には、しっかり自分を大切にしていただくプロセスをご提供しています。
それだけでずいぶんといい方向に変わる事が多いからですね、状況も、そのクライエント様も。
(※ちなみに僕が「彼の気持ちが知りたい」というご質問に応えている理由は、「そのクライエント様の怖れを手放す材料」をしっかりご提供したいからなんです。
彼の期待や要求に応えないと・・・という不安が強いと、どうしても軸を自分に戻せず、相手の思いばかり気にしてしまいますもんね。)
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もし、あなたが彼(人)の期待や要求に応えないと・・・と感じやすいなら、自分の価値は自分で認める、と考えてみてください。たくさん自分を認めていきましょう。
それが期待や要求ばかりする相手を納得させる「毅然とした態度」になることも多いのです。この毅然とした・・・つまり、凛とした態度が、イコールパートナーへの道になることも多いんですよ。
今回は以上です。最後までご覧いただきありがとうございました。
【この記事を書いた人】
心理カウンセラー 浅野寿和(あさの・ひさお)
・カウンセリングサービス所属・「名古屋・東京・大阪・福岡地区担当」
恋愛・パートナーシップカウンセリングの臨床数を多数保有。「恋愛」「婚活」「結婚」「ご夫婦の問題・関係性」などを男性・女性の心理面からバランス良く分析し解決に導くカウンセラー。屈託のない語り口と、明快な分析、なぜか笑いが絶えないカウンセリングが好評で、高いご予約率・リピート率を誇る。
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