毎週月曜日の「恋愛テクニック」は、「カップル・カウンセリング」と題しまして、パートナーとの関係をより良いものにするため、「男性心理」「女性心理」を紐解きながら、さまざまなご提案を、夫婦でさせていただいています。

 

 

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ゴールデンウィークは、いかがお過ごしでしたでしょうか。

パートナーと一緒にいて、楽しかった方も、うんざりした方も、いろいろいらしたかもしれませんね。

 

今日は、パートナーに怒ってしまっている状態について、いろいろ考えてみたいと思います。

 

 

パートナーに腹を立てている理由

 

パートナーに腹を立てている時、そこにはいろいろな理由がありますが、カウンセリングなどで伺うお話の中で、私がよく感じるのは、腹を立てていることについて、パートナーと共有がされていないことが多いということです。

 

「共有なんてものができていれば、こんなことにはなりませんよ!」

というお声も、もちろんあるかと思います。

 

パートナーに腹が立っているということを、烈火の如く訴える方々の態度とは裏腹に、しおらし過ぎるのではないかと思うほどの、謙虚で大人しい部分を、私はいつも、なんとも言えない気持ちで発見することがあります。

 

どのくらい腹を立てているか

どんな理由で

いつから

どんな気持ちで・・

 

何もパートナーに伝えていないことが、結構あるのです。

 

烈火の如く怒っている様子から想像するのは、さぞかしご主人(彼)は、責めに責められて、ボロボロの瀕死状態になっているのではないかと伺ってみると

 

「彼には、何にも言っていません」

 

とおっしゃるのです。

或いは、

 

「まあ、少し言いましたけど・・・」

 

ごにょごにょとお茶を濁して、肝心の「私があなたに腹を立てている理由」が、ご主人(彼)に、伝わっていないことが多いのですね。

 

 

自立とハートブレイク

 

「自立」というのは、大人になる時に必要な、とても大事は要素ですが、過ぎれば、問題を作る要因にもなります。

 

ポジティブな面で言えば、ひとりで責任を持つことができ、とても自由です。

ところが、ひとりであるために、ハードワークになったり、責任を負うことでストレスになることもあります。

 

「つながり」がない状態は、問題を生み、私たちを立ち止まらせるのに、エゴにとっては絶好の場所になります。「つながり」のない「自立」した状態に、私たちは、なぜなってしまうのでしょうか。

 

そこには、「ハートブレイク」という痛みがあります。

 

例えば、夫(彼)に、「荷物を持って欲しい」とお願いしたとしましょう。

そうしたら、断られてしまったり、嫌な顔をされたり、不機嫌になったりしたら、どうでしょう。

 

そんなことされたら、きっとこう思うでしょう。

「二度と頼むものか」と。

 

でも「二度目はないぞ」と怒る直前には、こんな感情を感じていたはずです。

 

「聞いてもらえなくて悲しい」

 

叶えられなかった「ハートブレイク」を感じているのです。

でも、この気持ちはあまりにも辛いので、いつまでも感じていられないのです。

 

すると、私たちは「怒り」を感じ、それを使ってパートナーを加害者にし、責めることで、その痛みから抜けていこうとするのです。

 

二度と傷つかないための行動をします。

 

もう何も頼まない。

もう何も言わない。

 

あの時のハートブレイクが、今の私たちのつながりのない自立的な生き方を作っています。

自立とハートブレイクは、いつもセットなのです。

 

自立的になることで、誰かを頼ることや、サポートを受け取ることが難しくなっていきます。

 

ひどくなると、その発想すらできなくなってしまい、やがて、ひとりきりで抱える限界が来ると、八方が塞がり、どうにも身動きができないという状態になります。

 

自立的になり、共有しない、つながりのないひとりの世界になることの、唯一の目的は、「二度と傷つかない」ようにすることなのです。

 

そして同時に、あらゆる「喜び」にも、ハートを開くことはないのです。

 

 

パートナーがキライになる時

 

パートナーとのつながりのない世界では、感情を共有することができないので、私が腹を立てていることを理解されません。

 

「夫(彼)のこと、大キライ!」

 

そんなふうになってくるでしょう。

すると、同時に起こるのは、夫(彼)のことが大キライなのと同じように、私が私のことを、どんどんキライになってしまうのです。

 

誰かのことを嫌うということは、私たち自身を苦しめます。

なぜなら、いくら相手が、明らかに間違っていて、悪かったりしたとしても、私たちは、それが、どんな理由であれ、相手を愛することができないと、とても苦しく、辛いのです。

 

愛したい私たちが、愛せないことで、自分を責めて、自分のことをキライになってしまうということが起こるのです。

 

 

パートナーとの対等さ

 

パートナーと喧嘩している時、自ら加害者になることもあれば、自分が被害者になり、パートナーを加害者にすることで、攻撃することもあります。

ここには、痛みしかありません。

 

パートナーとは、5:5のバランスがあり、被害も加害もありません。

どこまでも、水平な関係であるはずです。

 

でも、それが今、うまくバランスが取れていないのであれば、「自分を大切にできているか」チェックしてみましょう。

 

自分を怒らせてばかりいないか

誰かを嫌っている人にしていないか

辛い場所に置いたままにしていないか

 

パートナーシップとは、大切な人と、ふたりにとっての一番良きものを模索し、選び取っていくことです。

どちらか片方だけが、ハッピーでいることなどあるはずがないのですね。

 

パートナーの幸せのために、犠牲をすることが、パートナーの幸せを遠ざけていることには、私たちは、なかなか気づくことができないのです。

 

 

知っておいてもらう

 

パートナーに怒っているということは、パートナーとのつながりが切れていて、ひとりになっているという証拠です。

 

そして、その場所から、パートナーにたくさんの要求をしています。

でも、つながりがないために、気が付いてもらえません。

 

どのくらい腹を立てているか

どんな理由で

いつから

どんな気持ちで・・

 

パートナーに教えてあげてください。

 

パートナーは、悪い態度を取るかもしれませんし、

パートナーは、知らん顔するかもしれません。

 

でも、今、パートナーは、あなたのことを知ることができました。

 

自分の中の辛い気持ちに気がついた方が、橋を架けるリーダーです。

あの人に言ってもしかたがないと思っていたことこそ、大切に扱ってみてくださいね。

 

 

お役に立てれば嬉しいです。

 

 

池尾千里

 

 

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池尾昌紀・千里、ふたりのカウンセラーによる『カップルカウンセリング』ご好評いただいております。

おひとりでお越しいただくことはもちろん、お客さまのパートナーとご一緒にカウンセリングを受けていただくこともできます。

男性カウンセラーと女性カウンセラー、双方からのバランスの良いカウンセリングがご提供できます。

ご希望の方は、ご予約の際に「池尾家・カップルカウンセリング」とお申し出くださいませ。

 

池尾家カップルカウンセリングは、名古屋市の鶴舞にておこなっております。

 

カップルカウンセリングの料金

1時間 ¥14,500-(税込)

2時間 ¥27,000-(税込)

 

次週、5月14日(月)は、池尾昌紀が担当します。

どうぞお楽しみになさってくださいね。 

 

池尾昌紀のプロフィール&ブログ

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