毎週月曜日の「恋愛テクニック」は、「カップル・カウンセリング」と題しまして、パートナーとの関係をより良いものにするため、「男性心理」「女性心理」を紐解きながら、さまざまなご提案をさせていただいています。
恋愛・夫婦問題で悩んでいらっしゃる方、パートナーをみつけようと思っている方、現在の、また将来の結婚生活に、役立つご提案を発信してまいります。
担当は、池尾昌紀・池尾千里の夫婦カウンセラー。毎週交代で発信していきます。
今週は、池尾昌紀が担当です。どうぞよろしくお願いします。
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<新企画スタート!心理学ワークショップのご案内>
【わかりやすく・シンプルな心理学を体感する !池尾・浅野の名古屋限定4時間ワークショップ】
【第二回:5月19日(土)】13:00−17:00
講師:池尾昌紀 (金山・名古屋都市センター)
<セルフワース(自己価値)実現ワークショップ>『誰かのために自分の力を使いたい人のための自己肯定感講座『基礎編』~なぜ仕事・恋愛・貢献に役立つのか~』
◎2018年4月から名古屋で新企画が始動!。新しく4時間の心理学ワークショップを浅野寿和・池尾昌紀が交代で毎月開催!。4月から12月までの9回シリーズでお届けします。
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「妻を愛する夫たち」と言うフレーズを聞いて、どんなことを感じますか?
「私の夫も私を愛してくれている」と思う方もいるでしょうし、逆に「うちの夫は私を愛しているとは思えない」と思われる方もいるでしょう。
あるいは「どういう人たちが妻を愛してくれるタイプの夫なのか?」とその理由について知りたいと思われるかもしれません。
夫婦の形はいろいろなので、ケースバイケースではあるのですが、夫という存在は、実は、妻を愛している人の方が多いように私は思います。
カウンセリングで長くお話を伺っていると、本当にたくさん出てくるのが「夫は実は妻を愛しているが、全く表現していないために、妻にはそれが伝わっていない」というもの。
妻からしたら、夫が自分を愛している、大切にしたいと思っているなんて感じられないことがたくさんあるので、とてもじゃないけれど夫が愛しているなんて思えないものです。
例えば、夫に対して
「全く家事を手伝ってくれない!」
「仕事ばかりしていて家に目を向けてくれない!」
「自分の話はするくせに、私の話は聞いてくれない!」
こんな風に夫に怒っている時。
どう見ても、夫に愛されている、大切にされているとは思えません。
しかし、ここに新しい視点を入れた時、見えてくる世界が違ってきます。
それは、世の中の夫という生き物は、思っていることを口に出すのが苦手である、ということ。
また、結婚生活が長いほど、恥ずかしさが邪魔をして、表現しにくくなる、ということ。
さらに、夫が「言わなくても察してくれるだろう」と思ってしまっている、ということ。
つまり、夫は仕事の愚痴や、夫が興味を持っていることや、不平不満などはよく話すので、それが夫の気持ちなんだろうと思うのではなく「肝心なことは話してない、時には話せないでいる」ということなんですね。
特に日本の男性はその傾向が強いと思います。
これは、私が提唱している心の法則の一つ
「『言動=愛情』とは限らない」
にもつながる話です。
私たちの心は目に見えませんから、相手の言動から、その気持ちを察するしかありません。
ところが、相手の言動と、その本心がずれているように感じることも、たくさんあります。
典型的なものが、好きだから意地悪しちゃう、というケース。
意地悪な態度だけ見ていたら、相手が行為を抱いているなんて絶対思えませんよね。
けれど、実は好きだった、なんて話はよくあること。
こうした話は、結婚生活の中には、たくさんあるものなのです。
もちろん、これは夫にも問題があるのは間違いありません。
もっと思っていることを口に出すべきなのです。
そうしたら、妻だって、夫の気持ちを知ることができ、余計な心配や不安や寂しさを感じなくても済みます。
しかし、それができない理由が、夫は夫なりにあるのです。
妻に甘えすぎているケースも多いのですが、
そもそも男性は感情を感じるのが苦手なので、自分の気持ちに気づけない人も多い。
愛情の証は仕事をきちんとすることだ、と思っていたり、家庭が安心できる場所だから、緩んで、気遣いができなくなる人もいます。
それに腹が立つのは当たり前。
しかし、それでは夫婦の関係性は変わっていきません。
言動=愛情とは限らない。
もしかしたら、あの悪い態度の夫は、表現できないだけで、妻である私のことを愛しているのかもしれない。
ますは、疑いながらも、そう思ってみます。
この「疑いながら」というところがポイント。
無理やり思い込んでしまう方が、この見方をするのが難しくなります。
もし、そうだとしたら。
そう思いながら、夫の様子を見ていくと、今まで気づかなかった愛情が見えてくることも、たくさんあるのです。
例えば、こんな感じ
・もし、私を愛しているのに、家事を手伝ってくれないのだとしたら?
・もし、私を愛しているのに、仕事ばっかりしているとしたら?
・もし、私を愛しているのに、私の話を聞いてくれないのだとしたら?
そこには、必ず何かの理由があるはずだ、となってくるはず。
その理由ってなんだろう?と思ってみます。
・家事をやったことがないから、やり方がわからない。
・仕事をがんばるのが家族を守るためだ、という思いや、責任感から頑張っているとしたら。
・妻の話を聞きたいが、仕事がいっぱいいっぱいで余裕がない、あるいは、妻の話を聞くだけでいいと思っておらず、何か答えを出さないといけないという使命感を感じるのがしんどくて、聴けてない。
こうやって考えてみると、「私には愛情を持っていても、仕方がない理由があって、それが表現できないだけ」と思えるようになり、すると、腹が立ちにくくなります。
理由があるから、だとしたら、私は愛されていないんだ!という思いを持たなくてもいいということになります。
そうは言っても、この視点を持つのは難しいもの。
でも、この視点を持つことで、夫の態度がどんどんよくなっていくケースがたくさんあります。
それは、夫が愛してくれていると思えたら、妻は笑顔になりますから、夫はその様子を見て、嬉しいく思うから、悪い態度になる必要がなくなっていくからなのです。
また、夫が愛してくれているなら、私も愛してあげようと思えるようになり、夫が喜ぶことをしてあげる、そのことで、夫が喜んで、悪い態度が減る、なんてこともあります。
難しいようですが、一言で言ってしまえば、夫に感謝を伝え続ける、ことで、夫の気分もよくなっていくのです。
夫が「俺が愛情を注いでいることが伝わって嬉しい」と感じるからなのですね。
私ばっかりなんでやらなきゃいけないのよ!
男はそんなにめんどくさい生き物なのか!
と腹が立つ人も多いのですが、しかし、チャレンジする価値は必ずあります。
妻を愛する夫たち。実は私の夫もそうなのかもしれない。
そう思った時、夫婦関係が変わる大きなきっかけをつかんだことになるのです。
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おひとりでお越しいただくことはもちろん、お客さまのパートナーとご一緒にカウンセリングを受けていただくこともできます。
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ご希望の方は、ご予約の際に「池尾家・カップルカウンセリング」とお申し出くださいませ。
池尾家カップルカウンセリングは、名古屋市の鶴舞にておこなっております。
カップルカウンセリングの料金
1時間 ¥14,500-(税込)
2時間 ¥27,000-(税込)
次週、2018年5月7日(月)は妻、「池尾千里」が担当します。
池尾千里のプロフィール&ブログ
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【第二回:5月19日(土)】13:00−17:00
講師:池尾昌紀 (金山・名古屋都市センター)
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