■カウンセリングサービスの浅野寿和です。いつもご覧いただきありがとうございます。
さて、今日は恋愛やご夫婦のご相談の中で登場する「自立男性とのおつきあい・関係性」がテーマ。
男性の中には、どうやら親密な関係になると、つい人を拒絶したくなる方もいるようですね。
よろしければお付き合いください。
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「自立して生きている人ほど、依存に抵抗感を持つ」
これまでもこのブログでも書かせていただきましたが、自分が一人で頑張っている時ほど、人の依存は気になるものですね。
例えば、職場でも、一人でたくさんの案件や作業量を抱えている時、自分より少ない仕事量をこなして早く帰る人がいると、なんだかモヤッとすることってないでしょうか。
自立的に生きると、つい「依存の要素」を嫌ってしまうこともあるようです。
この感覚が恋愛やご夫婦の関係の中で浮き彫りになると、つい「パートナーの依存的な部分を受け入れがたい」といった感覚が出てきます。
すると、ついつい女性が男性と親密になりたくて関わろうとすると、急に抵抗し始める、といったこともあるようです。
どこか恋愛の中での関わりが依存的なもの、と感じてしまい、抵抗感が出るんですね。その抵抗感と同時に感じる嫌悪感ゆえに、女性と距離を取り始める、といったケースも実際にはあるんです。
そんな時、男性のココロの中は「苦手な感情・感覚を感じている」状態になります。
もちろん、あくまで苦手で受け容れられないような感覚が男性の中にあるわけです。
が、しかし実際に男性がそういった認識を持つことは稀。むしろ女性に「依存しないでほしい」と感じることのほうが多いようです。
だから、依存されないように距離を取る。時には女性に何か奪われるのではないか、と感じている男性がいるとかいないとか。
もちろんこれは男性側の心理なので、傍にいる女性の問題ではありませんね。
しかし、つい自立男性との恋愛を選び続け、しかしなぜか距離を取られる経験を何度もしているのであれば、まずこういった自立男性の気持ちについて知っておかれると、消化剤的に「自分を責めないための材料」になるかもしれません。
ただ、自立男性に依存的だと感じられやすい女性って、実はどこか依存的な女性だけじゃないんです。
普段は自立的に行きていて頑張っておられる女性も、男性にそう感じ取られて距離を置かれることも実際にあるお話。
ご相談の中でも男性から「君はもっとしっかりしている人だと思った」「俺に依存しないで」なんて言われちゃいました・・・といったケースがその代表例。
そもそも恋愛などの関係で「もっとしっかりしていてほしい」と願い続ける関係ってどんなもんなんだろう？と僕は感じることもありますけど、自立男性からすれば「適度な距離感と自立的な関係性が好ましい」と思っているようなんですよね。
だから、女性の中の弱い部分が見えるだけで距離をおいたり、女性の皆さんがもっとロマンスを感じたいと思って距離を詰めようとすると、依存しないで、といった反応が男性に返ってくることがあります。
依存しないでって・・・ねぇ。これがいいか悪いかは別にして、ですね。
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さて、ここで少し話は変わります。
カウンセリングをしておりますと、一般的に自立的男性は女性の感覚的に「男性的な包容力がある」ように感じることが多いようです。
だから、自立男性に女性が心の支えを求めることも少なくないお話。
実は、こういった問題でご相談いただく方ほど、普段感覚レベルで自立して頑張っている女性が多い、という傾向があります。
しかし男性側が、関わられることがなんでも依存と感じてしまうタイプであると、そこに女性の愛情だけではなく、心の支え的な感覚を置くことが難しくなるんですね。
もし、あなたがこういったケースでお悩みなら、まず『あなたの心のバランスを取ることが有効ですよ』といったお話をすることがあります。
このお話をすると、「ん？私の心のバランスを取るとどうして男性との関係がうまくいくの？」と率直なご質問をいただくので、その答えとなりえるであろう、一つの考え方をご紹介したいと思います。
もちろん私にとって恋愛対象となる異性のタイプは人それぞれ。あなたがどんな人を好きになるかにいい悪いなんてありえませんし、だから僕はそこにどうのこうの突っ込んだお話をするつもりはないんです。
が、例えば・・・
普段あまりに感覚的に一人で頑張りすぎている人は、どうしても男性のたくましさ、頼りがいに意識が向くことが多いようです。
どこか怖がりさん（敏感な方・思い悩みやすいタイプの方）は、男性に優しさや安心感を求めるでしょう。
その結果、お互いの感覚がガッチリハマり合い信頼関係につながれば幸せですね。
ただ、頼りがいがある彼だと思っていたのに、実は違った。
安心できる人だと思っていたけれど、あまりに牧歌的すぎてつまらない・・・。
そんなお話も実際に伺いますし、その結果「パートナーに不満を持ち続けている」「私が求め過ぎなのかな・・・」とお感じになる方もいるようです。
このお話を僕の視点で解釈しますと
『もし、あなたの心に何かしらの感情・感覚のバランスに偏りがあり、その状態で好きになったパートナーだとすれば。
あなたが「一人じゃない」といった安心感を感じ、心のバランスが少しづつ整うと、なぜかパートナーに違和感を感じ始めることがある。』
その結果、パートナーに対する不満が湧いたり、私がパートナーに期待しすぎなの？依存しすぎなの？といった疑問や切ない気持ちが湧いてくる、とも考えられます。
これは、あなたがそもそもパートナーを選ぶ時点で間違っていた、ということではありません。
例えば、あなたがいつも気持ちの面で頑張りすぎていたり、怖れが強まっているなど、感情のバランスが偏っていると、どうしても「好みの男性の幅・選択肢」が限定されてしまう傾向がある、と僕は考えるんですね。
辛い時は、優しい人がそばに居てほしいように。
苦しい時は、支え、見守ってくれる人がいてほしいように。
寂しい時には、関わってくれる人がいてほしいように。
あなたの心の何かしらの感情に偏りがあると、その感情に影響されてパートナーを選ぶことがあるわけです。
なので、カウンセリングでは、あなたのストレスケアや感覚の手放しをしながら、心のバランスをとっていただくようなサポートをカウンセリングの中でさせていただくことがあるんです。
例えば・・・まず、あなたがそのココロのバランスを取る。
すると、実はいろんな異性のタイプに興味や魅力を感じる状態になれるんですね。いろんなものに興味が持てる、魅力を感じられる状態って、心としてはとてもリラックスできていて安定している状態ですから。
その結果「頼りがい」があるタイプがいいね、と選ぶとします。
すると、その頼りがいのあるタイプ（自立タイプ）の男性の内面的な要素・・・優しさ、慈愛、誠実さ、情熱など、いろんなものをあなたが感じやすくなるのです。
だから、彼を褒めたり、承認する時に、さまざまな男性の内面にあなたが気づき、時には男性が気づいていないような部分を見つめて褒めてあげることもできるようになるんです。
まぁ頑張りやさんに、頑張ってるね、といってもあんまり喜ばないかもしれません。自そんなことはわかってるよ、となりそう。
かといって「そんなに頑張って大丈夫？」と心配してもあまり喜ばないのが自立タイプの男性かもしれません。
自分が良かれと思ってやってることを邪魔されたくないと感じるでしょうからね。
ただですね・・・。
例えば、あなたが「実はあなたにはこんな素晴らしい部分があってね」と、気づきもしない才能を見つけてもらえたら、どんな気持ちがするでしょうね。
あなたが悩んでいる時に、あなたには実はこういったいい部分があるから、今悩んでいるんだよ、だからあなたは素敵な人なんだよ、と承認されたら、どんな思いを持つでしょうか。
もし、あなたが男性にとって自覚がない才能や魅力を承認できるようになるとすれば、これは男性にとって、かなり嬉しいことだと思いますし、彼の自信のタネにもつながります。
表面的には受け取らないまでも「そうかなぁ」「え、そんなことを言ってくれるのは君だけだよ」なんて感じになることもしばしば伺うお話です。
女性のみなさんが自分を慈しみ、また感情面でのケアや偏りに気づいてバランスをとることが、男性にとっていい効果となることもあるようです。
もちろん男性も心のバランスを取ると同じような効果が出ることが多いんですけどね。
なおこういった感情・感覚面でのバランスを整えるプロセスを僕のカウンセリングでもかなり取り入れていますので、良ければこちらもお試しいただければと思っています。
また日常レベルでも、みなさんが自分に対するご褒美はたくさん与えておいていただきたいな、と思いますし、心のバランスを上手にとっていただければと思います。
今回は以上です。最後までご覧いたきありがとうございました。
【この記事を書いた人】
心理カウンセラー 浅野寿和（あさの・ひさお）
・カウンセリングサービス所属・「名古屋・東京・大阪地区担当」
恋愛・パートナーシップカウンセリングの臨床数を多数保有。「恋愛」「婚活」「結婚・出産」「ご夫婦の関係性」などを男性・女性の心理面からバランス良く分析し解決に導く。どこか屈託のない語り口と、明快な分析、なぜか笑いが絶えないカウンセリングが好評で、北は北海道、南は沖縄まで全国のお客様からご利用いただいている。お客様からの高いリピート率を誇る。
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