浅野
カウンセリングサービス浅野寿和です。いつもありがとうございます。

さて、今回のテキストが僕の2017年最後のアメブロ「恋愛テクニック」への投稿になりますね。今年もありがとうございました。

僕がこのブログへ隔週投稿を始めて気づけば7年も経過しておりまして、そろそろこのバックナンバーをまとめてもいいんじゃないか、となんとなく思っていますが、まぁそれはそれとして・・・。

来年も「恋愛心理学・男ゴコロ」中心にテキストをアップしていきますので、よろしければご覧くださいね。よろしくお願いします。

それでは今日のコラムです。よろしければお付き合いください。

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例えばこんなケース。

『彼とのケンカが絶えません。彼といつも予定が合わず言い争いになります。

彼も私も仕事があるし、彼はとても忙しい人だと分かるけれど、あまりに自分勝手で自分の都合だけで二人のことを考えているようにしか見えないんです。

だから私も「ちゃんと私のことを考えてるの?考えてよ!」って怒っちゃうんですよね。怒っちゃう私も悪いとは思うんですが、「オレはこうだから、昔からこうだから。嫌なら別れればいいじゃん」そればかり言う彼にウンザリしています。正直、この人は本当に冷たい人だとも思うんです。

「じゃ別れればいいじゃない?」と友人にも言われますが、でも何故か別れる気にはなれないというか。今のままでは別れたくないと思っちゃうんです。

どうしたら私も彼もいい関係になれるんでしょうか。やっぱり私は彼と一緒にいたいと思うんです。』

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こういったご相談の前提には「彼女のパートナーがどうしてその彼なのか?」という、そもそも論といいますか、「彼女の中のパートナーを選ぶ心理」がものすごく大きなポイントになる事が多いです。

ただ、そうは言えども「彼とうまくやっていきたいんだけど、彼はいつも冷たい」というお話もたくさん伺いますし、僕も心情としては「それは辛いし、でも彼がいいならば、なんとかしたいですよね」と思うんですね。



では、こういった関係で、私ができることは何か?

一言で書けば「あなたの正しさよりも、愛を選ぶことができればいい」となります。あなたからの愛を止めなければいいということです。

ここでいう愛とは「理解」「許し」「受容」「慈愛」などなどを意味します。

彼を理解し、彼を許し、彼を受け容れ、彼をいつくしむ。

それが答えです。

しかしやっぱり普通は「なんでやねん!」と思っちゃうことが多そうですね、心情的には。

時には疲れ果てて「もう無理・・・」と感じてしまわれることもあるでしょう。

私は彼のことを理解しているし、愛しているし、今までもあわせてきた。彼が私を理解していないし、許してもないし、受け容れてもないし、愛してもいないじゃないか!

 

そんなお声もたくさん伺ってきたように思いますし、「んーおっしゃる通り」と僕も思いますよ。

ただ、それはきっと悲しみでもあると思うし、あなたが彼を責めている時、おそらくあなたは自分を責めていますからね。誤解なんだけど、自分の無力さ、不足感を感じることが多くなり、苦しくなっているのかもしれません。

こうなると、私にそんな思いをさせる彼は悪いやつになってしまうし、彼の意見は全て「私への批判」にしか聞こえないんですよね・・・。

仮にこういった仕事ばっかりしている彼も、仕事をしていない俺に価値なんてないだろうと思っているのかもしれないけれど、そんな部分は常にぶっ飛んで、「私の愛を彼によって溝に捨てられている」と見えても不思議ではないですしね・・・。

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そんな時はきっといろんな感情を溜め込んじゃうでしょうから、まずは一人ぼっちで悩まず、そこを吐き出すことですね。その上で、ちょっと彼の態度だけに固着しないで、まず自分を見つめるといいですよ。

きっとあなたはずっと彼を大切にしてきた人なんでしょう。

だから、ここで彼の態度によって、私がネガティブな思いを感じつづけてしまうよりは、じっくり自分自身をちゃんと見つめるといいですよね。

ここで、彼の態度を自分の判断基準にしすぎないこと、依存しすぎないことがとても大切です。

僕たちは愛してもらえないと、つい私が悪いんだと感じます。しかしそれが嫌なので、つい「正しさ」を持ち出して、私の言ってること、間違ってないよね?と聴きたくなる。

ま、お互いになんですけどね。

ただ、そもそも私達が「自分の正しさ」にこだわっている時ほど、「相手への愛し方がわからない」となっている場合が多いようです。

どこかお互いがどうすればいいのかわからない、そんな手詰まり感があるはずです。

そんな自分が嫌なんですよね・・・。

だとしたら、どれぐらい私たちは人を愛したいのか、素晴らしいのか?と僕は思うわけですが、しかし実際にはお互いの無力感を刺激するので、だからつい「相手に理解を求めたり」「今、自分にできること」を選んで、自分は無力じゃないことを証明したくなってしまうのです。

だからパートナーシップでの「正しさ」は、「常に自分のためにあるもの」となってしまう。その結果、つい「相手は私のことを考えていない」という印象を与えてしまうのです。

自分の想い・愛情を表現するのはかまわないですよ。ただ、その思いはあくまで私の気持ちで、信頼がないと受け止めあえないのです。

そんな時、私から「愛を選ぶ」とその先が見えてきます。

そもそも私たちが私の正しさだけを選んでいるとき、コレ以上もう自分が傷つけないと、必死に自分を守っているのでしょう。

それぐらい傷つかないために頑張っているのだと思います、お互いが。

だから、もう正しさを使わなくて済むぐらい、もっと自分を大切にすることが先です。

その上で、私から「愛を選ぶ」ということは、これ以上対立し合うような競争ではなく、「どう受け取り合うか」「どちらがこのパートナーシップを真実レベルの関係性に育てようとしているか」という意味合いがあります。

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パートナーシップで大事なことは、まず「私にどれだけの価値を見出すか」

正しさなんて無くても、私は私で素晴らしいと思えるようになることがポイントですし、それこそ自信ですよね。


だから、まずは一旦自分を大切にしてみてもいいと思うんです。

私が彼に与えてきたこと、その大きさに気づいてください。

私が喜ぶこと、私が楽しめることを自分にたくさん与えてみてください。

カウンセリングで彼やあなた自身のことを理解し、癒し、腑に落としながら、前に進んでもいいですね。

あなたの心に余裕が出てくると、彼が正しさばかり持ち出してカッチカチになって苦闘している部分が見えてきます。それが単純な「あなたへの批判」ではない部分があることまで、ゆっくり見えてくるかもしれません。

 

そしてパートナーにも「あなたがそんな正しさなんて持ち出さなくても、私はあなたを大事に思っているよ」と伝えられればいいですね。

あなたが心に余裕を持って相手と向き合うと、相手の苦悩や悲しみも見えるものです。すると、更に楽に理解し、愛を選択できるようになるものですよ。

 

もちろん互いにそうなれれば最高ですね。


今回は以上です。最後までご覧いただきありがとうございました。

 

 

【この記事を書いた人】


心理カウンセラー 浅野寿和(あさの・ひさお)

カウンセリングサービス所属・「名古屋・東京・大阪地区担当」

 

「恋愛と男性心理」「あなたの自信を培う(恋愛・婚活など)」「パートナーシップや家族の問題解決」「より深いパートナーシップを紡ぐ」のジャンルで高い評価をいただく。どこか屈託のない語り口と、明快な分析、なぜか笑いが絶えないカウンセリングが好評で、高いお客様のリピート率を誇る。


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