mizugaki

 

こんにちは。カウンセリングサービスのみずがきひろみです。沼田みえ子カウンセラーと交代で金曜日の<大人の恋愛術コラム>を担当しています。

 

 

ベルお知らせ!4月20日(木)の【みずがきひろみの心理学サロン】は「怒り」を扱います。「怒り」は人を傷つける感情だから「怒る」のも「怒られる」のもイヤなもの。なぜ人は「怒る」のでしょう?どうしたら「怒らず」にすむのでしょう?「怒り」という取り扱い注意の感情との向き合い方を学ぶと、グッと自分のヒューマンスキルに自信がつきます。

 

第3回【心理学サロン】の詳細はこちら

 

 

観覧車

 

素敵な人と出会えると嬉しいですよね。気持ちがときめいて、ウキウキしちゃう。彼のことを思うだけで心の奥底から元気が出てきます。人を好きになるのって本当に楽しいです。

 

デートを重ねて、「ふーん、この人は血もしたたるような赤身のお肉が好きなんだ」とか、「音楽は金管がブカブカいうような高カロリーなのが燃えるのね」とか。彼の人間味がわかってくる過程は、どんどん彼との距離が近づくみたいですごく嬉しい。

 

つい一直線に「パートナーシップ」とか「絆」とかまで駆け上がりたくなります。「期待するな」って言う方がムリ。次のデートでは、あのレストランに行ってロマンチックな気分を楽しんで、その次は、海の見える温泉にでもドライブとかいいかしら。将来のこととかも、少しずつ話していきたいし。

 

最初の感触がいいから、その気になって前のめりで飛び込んだ恋なのに、なぜか途中から雲行きが怪しくなると不安になりますね。自分はもっと頻繁に彼に会いたいと思っているのに、彼の方は、何かと用事があるようなことを言われると、

 

「あれ?彼は私ほどその気にはなっていないのかしら?」

 

とか

 

「何か私は彼の気に触るようなことをしたのかしら?」

 

と心配になります。

 

「私は楽しかったのに、彼は楽しくなかったのかな?」

 

と自分の感覚を疑いたくなったり、

 

「私は自分の気持ちを伝えたはずなのに、ひょっとしてちゃんと伝わっていないのかしら?」

 

と記憶を何度も辿り、どこかに自分の思い違いがないか何度も振り返ります。

 

「私にがっかりして、もうあまり興味がないのかしら」と覚悟を決めて、

 

「ここから先はどうよ?」

 

と詰めると、

 

「好きなんだけれど、まだ結婚したいかどうかはわからない」

 

と煮え切らないお返事で、なんとも腹立たしいのです。

 

 

観覧車   観覧車

 

女性は、子供を産むことを思うと、どうしても年齢が気になりますから、30代になると遠回りの恋愛になることを怖れます。この人は「結婚できる」人かどうか、の見極めをなるべく早くつけたいもの。

 

がっついているようには見られたくないけれど、女性の時計がカチカチ音を立てているように感じられて、焦らずにはいられないのです。

 

とはいえ、結婚して子供を産み、家庭をもつのは人生の一大決断なので、「本当にこの人でいいのかしら?」と迷う気持ちだって出てきます。

 

結婚したい気持ちはやまやまだけれど、怖いことは怖い。そんなコミットすることへの怖れを、抑圧して感じないようにしていると、変な話ですが、お相手が煮え切らない態度になることがあります。

 

不安なときは、安心材料を(心の内側ではなく)外に探そうとします。

 

「彼が、『大丈夫、幸せにする』と言ってくれればいいのに」。

 

「彼が高学歴、高収入だったら、きっと大丈夫」。

 

「お母さんが『この人なら大丈夫と言ったから大丈夫』」。

 

・・・・・

 

キリなく、「大丈夫」だと安心できる根拠を見つけようとするのに、やっぱり心もとないのです。

 

なぜならば、自分が相手を人生を通して「愛し切れるだろうか?」と自信を持てずにいるから、なのです。

 

心の内側に大きな不安を感じていると、それを外側の世界に投影するので、安心材料を見つけようとしても、どれもひっくり返ってしまいそうにしか感じないのです。

 

あなたが「愛し切れるだろうか?」と不安な気持ちを隠し持っていると、それがちょっとした言葉の端々に、あるいは無自覚な、相手を少し拒絶するような態度に出てしまうものなんです。「不安」だから、これ以上仲良くなって、後々うまくいかなくなるのが怖いので、ところどころでブレーキを踏んでいるだけなんですけれど。

 

相手もそれを微妙に感じるので、同じように「不安」を感じて、「このままいって大丈夫なんだろうか?」とブレーキを踏みます。

 

かくて「このまま一気にゴールイン!」というエネルギー全開になりそうなのに、「ヤバイ、まずい、止まれ!」のエネルギーがそこここに見え隠れして、かえって「私、本当に愛されているの?」とお互いに「不安」を刺激しあうようなことになります。

 

 

観覧車   観覧車   観覧車    

 

 

「彼が煮え切らない」、

 

「彼に愛されているのかわからない」が、

 

もし、「私が愛し切れるかどうかわからない」という自分の「不安」の裏返しだったとしたら。

 

 

それは、「彼」の問題ではなく、「私」の問題になります。

 

そして、その方が解決しやすくなります。だって、「彼」が解決する気になってくれなくても、「私」が解決する気になれば解決できるから、です。

 

本当にそうなるかどうかはわかりませんけれど、少なくとも取り組めることはありますし、それで解決できるなら、その方が「幸せ」ですよね。

 

「愛し切れるかどうかわからない」と不安になるのは、昔、どこかで本当に愛したかった人をあきらめなくてはならなくて、嫌いになろうとしたことがあるから、なんです。

 

あんなに大好きだった人を「嫌い」になろうとした自分を、自分が「信じられない」と思ってしまうから、なんです。

 

でも、「愛しきれない」自分を「信じられない」と怒っているとしたら、いったいどれだけ「愛したい」人なのでしょうね。

 

本当は、どっぷり、うんと、めちゃめちゃ「愛したい」人なんです。

 

だから、そのブレーキを上げて、遠慮なく愛すればいいんです。

 

「そんなぁ。そこに熱を上げて、万が一、彼からやっぱり結婚できないと言われちゃったら、私、婚期を逃してしまいます!」

 

と叱られちゃいそう。

 

そう思うのであれば、期限を切ってでも、

 

「いついつまでに彼が心を固めてくれなければ手放す」と覚悟を決めて、

 

ハートのアクセルを全開にしてみては?

 

「だって好きなんだもん。仕方ないじゃない?」

 

そう言っているあなたの方が、「あなたらしい」のではありませんか?ラブラブ

 

 

 

lots of love,

みずがきひろみ

 

 

 

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