毎週月曜日の「恋愛テクニック」は、「カップル・カウンセリング」と題しまして、パートナーシップの問題の修復や、もっと幸せな二人になるためのご提案をさせていただいています。
担当は「池尾昌紀」・「池尾千里」の夫婦カウンセラー。毎週交代で発信しております。今週は、池尾千里が担当です。よろしくお願いします。
●日時:2月25日(土) 10:00-20:00
*JR 名古屋駅 徒歩5分
●料金:¥21,600-(税込)
※人数限定での開催となりますので、必ず事前予約をお願いいたします。
※妊娠中の方のご参加について
1DAYワークショップは、長時間座って受講していただきます。また、潜在意識や無意識を扱うため、妊娠中の方には肉体的や精神的に負担になる場合もありますので、ご留意ください。
特に安定期に入るまでの方は、お医者様に参加の可否をご相談いただくようにお願いいたします。もし、ご参加いただける場合には申し込みフォームのメッセージ欄にご記入下さい。
その上で、当日、受付にて誓約書をご用意しておりますので、ご記入下さい。
(※通常の心理学ワークショップのお申込フォームと異なります!ご注意下さい。)
夫・池尾昌紀の「名古屋1DAYワークショップ」
ゲストカウンセラーとして参加いたします。
問題解決へ向けて、お手伝いできたらと思っています。
名古屋駅から5分ほどの会場です。
ご参加お待ちしております。
浮気をされたわけではないけれど、夫は私のことを愛しているんだろうか?
確かに、家族を大切にしてくれているのはわかる。私のことも、こどものことも、大事に思っていることは伝わってくる。きっと愛しているんだろうなと思う。
でも、セックスがご無沙汰になっていたり、そういうものはなくても構わないような流れになりつつあるような気がする。
ケンカばかりしたりするわけでもないし、仲が悪いわけではないし、「愛」も感じるけど、夫との間に「ときめき」とか恋愛をしていたような感覚が、すっかり消えている気がする。
私、このまま朽ち果てていくのかしら・・
ときめかない「結婚」の理由
こんな感覚になる女性は、すごくたくさんいるのではないかと思いますし、結婚する前から、結婚して、やがて「古女房」扱いされて、「飯炊き女」みたいになるのでは? 結婚してしまったら、ラブラブなんて、すぐ消えてしまうんでしょうね、と思っている女性もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
「結婚」に対するさまざまな感覚の中に、この思いというのは、実は大きいような気がします。この感覚が、非常にリアルに感じられてしまう理由は、いつくかあります。
例えば、過去の終わってしまった恋愛が、
「恋愛感情って、いつまでも続かなくて、やがて失くなっていくものでしょう?」
と囁くかもしれませんし、
一番近くで目にしていた「結婚」している両親の様子から、
「女が家事をやって、それが当たり前で、あまり大事にされなくて、苦労して疲れているのが結婚」
そんなふうに、両親の様子から「結婚」は、こういうものだと感じやすいということもあるでしょう。
でも、好きな人ができると、その人との「結婚」を考えますよね。
この人とだったら、ずっと一緒にいたい、「家庭」を作って幸せに暮らしたいと。
そして、結婚する時には、神さまや仏さまや、友人や親族の前で、それを誓ったり、宣言したりします。
「私たちは、ずっと愛し合います!幸せになります!」
と、あんなにも固く心に決めたはずなのに、結婚式の後、飛び立つハネムーンの空港で離婚を決める「○○離婚」なんて(古いですが)言葉が流行った時代もありました。それは大袈裟だとしても、高らかに宣言した言葉も、誓いっぱなし、宣言しっぱなしでは、効力は、長くは持ちません。
夢から覚めたような翌日ではないにせよ、数ヶ月、数年、十数年・・・時間が経つにつれ、恋愛していた時期だけが、まるで特別なものだったような気持ちになるようです。
私たちの心の奥にある確信
「結婚なんて、苦労するばかりのもの」
「いつまでもいい関係でいられるはずはない」
と、過去の恋愛や、両親の結婚のあり方から、すっかり諦めた冷めた思いが、どっしりと横たわっているようです。
この「結婚」に対するダークストーリーは、先ほども申し上げたように、結婚する前から、私たちの中にあったものです。現実に現れているパートナーや、パートナーの言動や、目の前に起こっている問題は、こんな考え方もできます。
そもそもあった私の中の「ダークストーリー」にしっくりくるものを、ピックアップしている?!
もちろん思考は、そんなこと考えたりしません。この人とだったら幸せになれると思うから、その人を選ぶし、結婚したら、いい家庭を作ろうと思います。きっとうまくいくと思いますよね。
ところが、心の奥の方には、知らず知らず確信を帯びた「ダークストーリー」が横たわっています。すると、恋愛初期に盛り上がっていたロマンス期が落ち着いてきて、親密感も以前の加速するようなものではなく、ゆったりと安定したものになってくると、それまでは見えなかった部分も見えるようになります。
「あばたもえくぼ」なんて言ったりしますが、ラブラブなロマンスフィルターを通して見ていたパートナーを、そのフィルターなしに見るようになったら、あんなとこも、こんなとこも、なんだかがっかり、または、腹が立つなんてことになってきたりします。でも、そんなこと口に出して、相手を嫌な気分にさせるのも気が引けるし、ケンカするのも気分が悪いし、大したことでないといえば、大したことじゃないわと、少しずつ、何回も、何年分も飲み込んでいったとしたら。
やがて、「ダークストーリー」は言うわけです。
「ほら、やっぱり」
母と同じ道を歩いてしまう?!
心の奥で確信しているものを、証明できたと、なぜだか収まるところに収まったような感覚になっていることが実はあるようなのです。しかし、これは、心の奥で勝手に起こっているので、私たちは、自覚できないことがほとんどです。
自覚しないまま、こどもの頃、見上げた母の疲れた横顔とため息が、まさに自分と同じになっていて、愛されている感覚や、ちゃんと愛せていない感覚の中で結婚生活を送っていて、殺伐とした気持ちになる、とか、とても苦しいと、理由はわからないけど、「幸せを感じられない」ことを感じ、もやもやと過ごす方が少なくありません。
女性である母と私が、そうしたいわけではないのに、同じようになってしまう、というのは、不思議ではないのです。良きにしろ悪しきにしろ、無意識にモデルになっているのが母だからです。
では、母が悪いのでしょうか。
もうすっかり大人になった私の幸せの鍵は、今も母が握っているのでしょうか?
そもそも、母は、幸せじゃなかったんでしょうか。
今の母は、どうでしょうか。
こどもの頃に、見上げていた世界には、背も、目も届かない私には、わからなかったことがたくさんあったはずです。それは、良くないことだけでなく、いいこともあったかもしれません。
もし、ご両親が、今もケンカしたり、しなかったり、仲良さそうでなくても、一緒に買い物に出かけたり、ご飯を食べたり、テレビを観たりして、人生を共にいるのであれば、そこには何かしらの「意味」と「絆」があるということです。
母を越えていく
母の歩いてきた道は、彼女のものであり、彼女の生きた時代や、そこにある価値観を映したものになります。でも、私の歩いている道は、私のものです。母が、苦労していたなと感じたところも、犠牲にして、やるのを止めていたことも、私は、それを行なったり、良きものとして受け取り、味わうほうを選ぶ時代です。
「ダークストーリー」は、書き換えていくことができます。私が知らずに書き上げてしまったストーリーは、母の人生を映していることが多いのです。私のものでないものに沿って生きることに、意味があるはずはありません。
そうやって「女性らしく、幸せに生きること」を止めていたとしたら、結婚の中に「ときめき」を持ち込むのは、とてもむずかしいことになってしまうに違いありませんね。
あの日誓い、宣言した、
「私たちは、ずっと愛し合います!幸せになります!」
という思いと言葉は、何度も、意識的に思い出すことが必要なものです。
でないと、あっというまに忘れてしまいます。どんなにたくさんの人の前で誓ったものだとしても、あんなに、真剣に固く、心に刻んだものだとしてもです。
ときめかない結婚の向こう側へ
夫に愛されていないような感覚や、お互いの中にロマンスがないと、冷えた感覚を感じている時、まずは、私の中で、すっかり影を潜めてしまっている「女性」の部分を見ていくことはとてもいいことです。
なぜなら、夫は「こんな私を愛さないでしょう」とどこかで決めていることも少なくないからです。
お母さんになっちゃった私、年をとった私、太っちゃった私、強くなっちゃった私、あんな私も、こんな私も、ほんとダメだし、嫌だから、夫はきっと愛さない!と、決めてしまっている部分です。
私が私を好きになることや、ダメじゃないよって思ってあげることは、私がもっと軽やかに、女性らしい感性を日常に表現しながら生きることにつながり、私が夫を愛したり、夫に愛されることにも、やがて効果を発揮するでしょう。
少しずつかもしれませんが、私が女性らしく生きることで、世界はちがう見え方になっていくものです。
お役に立てれば嬉しいです。
池尾千里
「カップル・カウンセリング」のブログ連載は、「池尾昌紀」「池尾千里」が担当し、「男性心理」「女性心理」を紐解いていきます。
恋愛・夫婦問題で悩んだり、パートナーをみつけようと思っている方、将来の結婚に役立つご提案を、毎週月曜日に発信していきます。
手っ取り早く「男女の心理が知りたい!」という方は下記の記事をご覧ください。
>>>「こんな時の『男心』『女心』がわからない!」シリーズへ
「池尾昌紀」「池尾千里」の「カップル・カウンセラー」によります、男女関係改善のためのブログをどうぞご愛読いただけたらと思います。
今回の記事がお役に立てれば嬉しいです。
池尾昌紀・千里による『カップルカウンセリング』もご好評いただいております。お客さまのパートナーとご一緒にカウンセリングを受けていただくこともできます。
カップルカウンセリングの料金は、お一人で受けられるものと同じです。
ご希望の方は、ご予約の際にお申し出くださいませ。
次週、2月20日(月)は夫、池尾昌紀が担当します。
どうぞお楽しみになさってくださいね。
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