毎週月曜日の「恋愛テクニック」は、「カップル・カウンセリング」と題しまして、パートナーシップの問題の修復や、もっと幸せな二人になるためのご提案をさせていただいています。
担当は「池尾昌紀」・「池尾千里」の夫婦カウンセラー。毎週交代で発信しております。今週は、池尾千里が担当です。よろしくお願いします。
あけましておめでとうございます。
今年も、どうぞよろしくお願いします。
池尾昌紀と交替で、今年も元気に更新していきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。
2015年4月からスタートした『カップル・カウンセリング』ですが、1年8ヶ月で92本の記事をUPしてまいりました。パートナーシップに特化したテーマばかりを扱ってまいりましたが、みなさまのお役に立てるよう、これからもいろんなテーマを掲げていきたいと思っています。
ふたりの問題を、ふたりだけで考え、先がみえなくなってしまったり、ふたりの問題なのに、ひとりで抱え込んで、出口が見つからずにおられる方の何かしらのヒントにしていただけたら幸いです。
新年が明けて、ご主人の実家にご滞在中の方もいらっしゃるかもしれませんね。
いろんな過ごし方をされているかと思います。
では、今年第1弾をお贈りしますね。
心理学には、「投影」という言葉があります。
とても役に立つ考え方のひとつで、私たちの周りに繰り広げられる世界は、私たちの中にあるものを映し出しているという法則です。
今日は、この法則を使いながら、パートナーとの関係を「平和」にするために、私の中の戦いをみつけ、それを終わらせることについて考えてみたいと思います。
夫に対する「不満」
夫に不満がある、文句を言いたくなる、実際、文句ばかり言ってしまう、ぶつかって喧嘩ばかり、または、もはや喧嘩もしなくなってしまい、長いこと冷戦状態なんてこともあるかもしれません。
夫が、家事に協力的でない。
例えば、そのことに不満があるとしましょう。
私だって、仕事をしていて大変なのに!
子どものことだって、私ばっかり!
私だって、休日にゆっくりしたいのに!
腹も立ちますよね。夫の顔を見るだけで、気分が悪くなる、なんてこともあるかもしれません。
しかし、そもそも「喧嘩をしたい」という人はいませんから、喧嘩になりそうだという場面では、私たちは、それを回避しようとするものです。一番簡単な方法は、夫と距離を取る方法です。
夫をアテにしないという「自立」
近くにいて、いつも見えていると気になります。でも、関心を持たないように遠くに置いておけば、あまり気になりませんよね。夫のことが気にならなくなって、腹も立たなければ、心は、怒っていた時と比べたら、随分穏やかで、楽になることでしょう。
でも、夫と距離が空いてしまえば、親密感からは遠ざかり、パートナーシップの中での幸せを得ることは難しくなってしまいます。そして、パートナーとふたりで背負うはずのものも、夫をアテにしない選択をすることで、ひとりきりで背負うことになってしまうのです。
パートナーシップは、相互依存(お互いに助け合う)のステージであるのですが、ここに「ひとり」でやる「自立」的なやり方を持ち込み、そのやり方で進めようとしてしまうケースは、実はとても多いのです。
つながりを切ってしまい、ひとりきりの世界でがんばり続けるこのやり方は、疲弊していきますから、継続が困難になってしまいます。
夫に対する「感情」を紐解く
がんばってきたのに、報われなかったり、喜びに結びつかないなんて悲しいことですよね。
がんばったら、それ相応の良きもの、いえそれ以上のものを受け取る、そんな流れを作りたいものです。
夫に対して感じているものを紐解いていってみます。
まずは、「怒り」。
戦闘モードになっているのは、この「怒り」のためです。
頼んでもやってくれない。私ばっかり!夫は全然わかっていない・・などなど。どんどん出てくるでしょう。
この「怒り」をしばらく見ていくと、その下の感情が出てきます。
怒っているのに、だんだん悲しくなってくるかもしれません。がっかりしたような気持ちも出てくることもあるでしょう。
「怒り」を使って、見えないように隠していたものが見えてきます。
すると、夫を責めていた世界から、夫が、こんな私を責めているに違いない、といった「自己概念」に出会うことが多いです。「あんな夫」と責めていたと思っていたことが、「こんな私」と自分を責めている、私の中の世界が見えてきたりします。
私の中の「自立」をみつける
妻として、母として、果たさなければならないと思っていたもの、完璧にやろうとしていたこと、夫ではなく、私がやらなければならないと固く思い込んでいたもの、そんないろんな私の中の「思い込み」に気づくこと。そして、「やらなければならないこと」と必ず対(つい)になるのは、「できない」という思いです。
「やらないければならない」の数だけ、「できない」があるのです。
私がやらなければと信じている「自立」のステージには、「できない」はタブーです。
その「できない」と私は、24時間戦い続けてきたのです。
「できない」から「がんばる」ループに、どのくらいいたでしょうか。
外の世界にある戦いを止めるためには、私の中の戦いをみつけ、理解し止めていくプロセス。
「投影」の法則の良いところは、自分に引き戻し、自分を扱うことで、相手や世界が変わってくれるのを待つよりも、うんと解決がしやすくなるというところです。
パートナーとの平和のために、是非お役立て頂けたらと思います。
今年一年が、みなさまにとって幸せなものになりますように。
池尾千里
「カップル・カウンセリング」のブログ連載は、「池尾昌紀」「池尾千里」が担当し、「男性心理」「女性心理」を紐解いていきます。
恋愛・夫婦問題で悩んだり、パートナーをみつけようと思っている方、将来の結婚に役立つご提案を、毎週月曜日に発信していきます。
手っ取り早く「男女の心理が知りたい!」という方は下記の記事をご覧ください。
>>>「こんな時の『男心』『女心』がわからない!」シリーズへ
「池尾昌紀」「池尾千里」の「カップル・カウンセラー」によります、男女関係改善のためのブログをどうぞご愛読いただけたらと思います。
今回の記事がお役に立てれば嬉しいです。
池尾昌紀・千里による『カップルカウンセリング』もご好評いただいております。お客さまのパートナーとご一緒にカウンセリングを受けていただくこともできます。
カップルカウンセリングの料金は、お一人で受けられるものと同じです。
ご希望の方は、ご予約の際にお申し出くださいませ。
次週、1月9日(月)は夫、池尾昌紀が担当します。
どうぞお楽しみになさってくださいね。
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